[CPUマイニング] Raptoreumを採掘して収益計算してみた(2021年12月)

2021年になってまた仮想通貨が話題になっていますよね。

特に注目を集めているのが「マイニング」です。

しかしながら、マイニングを行うためにはグラフィックボード(GPU)と呼ばれる高額な装置が必要になります。

「グラフィックボードを持っていない人でもマイニングに参加できないのかなあ?」

という人向けに、今回は「CPUマイニング」をご紹介したいと思います。

CPUマイニングとは「GPU」ではなく「CPU」を使用してマイニングを行うことです。

一般的な仮想通貨をマイニングする場合、CPUマイニングの速度はGPUマイニングの速度よりも圧倒的に遅いです。

したがってCPUマイニングでは「どの仮想通貨をマイニングするのか」が非常に重要になります。

そしてCPUマイニングで最近注目を集めているのが「Raptoreum」というCPUマイニングに特化した仮想通貨です。

当記事では、筆者が実際にRaptoreumをCPUマイニングしてみて収益を計算した結果をまとめています。

それではどうぞ!

1, マイニング環境

CPU:Intel Core i9-9900K (消費電力95 W)

電気代:22円/kWh

マイニングプール:Supernova

マイニングソフト:cpuminer-gr

CPUは筆者のゲーミングPCで使用している「Intel Core i9-9900K」になります。

Amazonでは6万円の超高性能なCPUです。

ただしこちら記事の調査によると、IntelよりもRyzenの方が効率よく採掘できるようです。

マイニングプールは「Supernova」を使用し、マイニングソフトは「cpuminer-gr」を使用しました。

管理人はこの記事この記事を参考にして環境構築しました。

環境構築の際に筆者が遭遇したエラーとその解決方法をまとめておきます。

・「Could not Prepare Huge Pages、、、、」

→パソコンの再起動で解決できた。

・「To access MSR register Administrator privileges are required」

→cpuminerを起動する際には「cpuminer」のバッチファイルを右クリックして「管理者として実行」する。

・「Stratum authentification failed」

→実は「supernova」は複数存在していて、それぞれ扱っている仮想通貨が異なります。「Raptoreum」を扱っている「supernova」でアカウントを作成して下さい。

うまくいくと下図のように赤字が消えてマイニングが開始されます。

2, 収益の計算

上記環境でマイニングを開始してみたところ、記録されたハッシュレートは約700 h/sでした。

以前イーサリアムをGPUで採掘した時のハッシュレートが27000 h/sであることを考えると、CPUマイニングの難しさがわかりますね、、、

そしてこのハッシュレートで1日で採掘できたRaptoreumの量は8.28枚でした。

12月9日現在Raptoreum 1枚の値段を調べたところ3.5円であったため、先程の1日で採掘できたRaptoreumの価値は28円になります。

そしてIntel core i9 9900Kの消費電力が95 Wであり、これを1日稼働した場合、22円/kWhでの電気代は52円になります。

したがって1日の収益を計算すると、28円の採掘量に対して52円の電気代がかかるため1日あたり24円の赤字という結果になりました。

3, おわりに

IntelのCPUを使用した場合、第9世代の最高級に近いものを使用しても赤字になってしまうことがわかりました。

ただしRyzenの最高級品ですとハッシュレートが3000 h/s程出るらしいため、黒字になる可能性が高いと思われます。

またRaptoreumの価値が今後上がれば黒字になる可能性もあります。

この場合わざわざマイニングせずとも、Raptoreumを購入しろよという話ではありますが、、、

こちらの記事では「今更ながらイーサリアムをマイニングしてみた収支」について記載しています。

また、お小遣い稼ぎならアンケートに答えるだけでもできます。


そして普通に短期バイトの方が稼げますね笑


皆様のご参考になりましたら幸いです。

今回の記事は以上になります。

当記事をお読みいただきありがとうございました。