[2022年版] 人気と回収率からオッズの歪みを探してみた

競馬Python

競馬ファンなら馬券で回収率100%越えを達成したいと思いますよね。

特に人気と回収率に相関があることは有名で、以前は「6番人気の回収率が最も高い」というオッズの歪みが存在すること示されています。

しかしながら、現在では何番人気の回収率が高いのでしょうか?

そこで今回は、最新の2021年度のデータを使用して何番人気の回収率が高いのかを単勝・複勝・ワイド・馬連・馬単毎に調べてみました。

netkeiba.comから取得した2021年度の中央競馬のレースを、Pythonを用いて解析しました。

解析に使用したコードはこの記事に掲載しています。

まずは、結論からどうぞ!

単勝は5・6番人気で回収率が高い

複勝は1・2・3番人気で回収率が高い。

ワイドは1・2・3番人気と5・6・9・10番人気の組み合わせで回収率が高い。

馬連・馬単は1・2番人気と9・10番人気の組み合わせで回収率が高い。

馬連は1番人気の組み合わせで回収率が高い。

馬単は6・7番人気の2着固定の組み合わせで回収率が高い

それぞれの結論について、データを示しながら考察していきたいと思います。

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1, 単勝・複勝

まず最初に単勝と複勝の人気と回収率のグラフを示します。

表にまとめたものは以下の通りです。

単勝の考察からしていきましょう。

まず重要な点としては、単勝では1〜11番人気で平均的に回収率高く、12番人気以下で回収率が大きく低下しているという点です。

これは有名な「穴馬バイアス」の典型的な傾向です。

「穴馬バイアス」とは、「オッズが高い馬券を買って一攫千金や!」、「とりあえず全通り買ってみて、荒れたら大儲けや!」と考える人たちによって、穴馬のオッズが必要以上に低くなってしまう現象です。

この穴馬バイアスによって12番人気の以下の回収率が低くなったのだと考えられます。

次に重要な点として、5・6番人気と10・11番人気で単勝回収率が高くなっているという点です。

これは、上位人気は「上位人気だから」という理由で過剰に買われてしまうためオッズが下がり、下位人気は穴馬バイアスで過剰に買われてしまうことでオッズが下がり、結果中間の人気付近でオッズが高くなっているのだと解釈できます。

以前から噂されていた6番人気の回収率が高いという傾向は2021年でも健在であることがわかりました。

そして2021年度は10・11番人気でも単勝回収率が高くなるという傾向が見られました。

しかしながらこの10・11番人気で単勝回収率が高という事実には注意が必要だと思います。

というのも、10・11番人気の複勝回収率はそれぞれ74・65%とそれほど高くないのです。

一方、5・6番人気複勝回収率はそれぞれ78・81%と他と比較しても高いです。

この事実を考慮すると、10・11番人気の単勝回収率が高いのは、オッズの歪みが存在するというよりも偶然の産物である可能性が高いと考えられます。

続いて複勝回収率について考えてみましょう。

複勝回収率は人気が高くなるほど高いという傾向が見られました。

この傾向は以前の記事で紹介した、2013〜2020年に見られていた傾向と一致します。

この複勝回収率は人気が高くなるほど高いという傾向は、上位人気の馬の複勝はオッズが1倍台になってしまうため、旨味が低く必要以上に敬遠されてしまうことで原因であると考えられます。

また「JRAプラス10」という「通常の払戻金が『100円元返し』になる場合に、10円を上乗せして110円で払戻す」システムも関連していると考えられます。

これらの要因で上位人気の回収率が高まったと考えられます。

単勝と複勝の結論としては以下の2点になります。

・単勝は5・6番人気が狙い目!

・複勝は1・2・3番人気が狙い目!

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2, ワイド

続いて、ワイドの組み合わせと回収率のデータを示します。

下図では赤い点ほど回収率が高く、青い点ほど回収率が低いことを示しています。

右下の青いエリアは穴馬バイアスで回収率が低くなっているエリアです。

右下の青いエリアにたまに赤い点が現れていますが、これはデータ数が少ないため偶然回収率が高くなっただけだと考えられます。

結果として、2021年度のワイド回収率の傾向は単勝回収率および複勝回収率の傾向と似ていました。

つまり、上位人気の組み合わせでワイド回収率が高く、また5・6番人気絡みでもワイド回収率が高くなっています。

上位人気のワイドは払い戻しが少ないため魅力が少なく、それほど購入されずオッズが高くなり結果として回収率が高くなると解釈できます。

先程述べた通り、5・6番人気というのは手堅くもなくかといって穴馬でもない中途半端な立ち位置であるため、馬券を買う人が少ないのかと思われます。

この上位人気の組み合わせと5・6番人気絡みでワイド回収率が高くなるという事実は、以前調べた2013〜2020年の傾向とも一致しています。

また以前調べた結果と異なる点としては、2021年度は9・10番人気絡みで回収率が高くなっているという点です。

実は後述の馬連・馬単でも9・10番人気絡みの回収率が高くなっていることから、これは何かしらのオッズの歪みが発生しているのではないかと考えられます。

ワイド購入の結論をまとめると以下の通りです。

・ワイドは上位人気同士の組み合わせが狙い目

・ワイドは5・6番人気と上位人気の組み合わせが狙い目

・ワイドは9・10番人気と上位人気の組み合わせが狙い目

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3, 馬連・馬単

続いて、馬連と馬単の組み合わせと回収率のデータを示します。

先程同様、赤い点ほど回収率が高く、青い点ほど回収率が低いことを示しています。

右下の青いエリアは穴馬バイアスで回収率が低くなっているエリアです。

先程同様に、右下の青いエリアにたまに赤い点が現れていますが、これはデータ数が少ないため偶然回収率が高くなっただけだと考えられます。

重要な点として、2021年度は馬連・馬単ともに1・2番人気と9・10番人気の組み合わせで回収率が高くなる傾向が見られました。

特に馬単に関しましては、馬単の裏表の両方で回収率が高くなっていることから、これは偶然ではなくオッズの歪みが存在しているのだと考えられます。

次に、馬連に関しては1番人気絡みで回収率が高くなっていました。

これは1番人気の馬連は払い戻しが少ないため魅力が少なく、それほど購入されずオッズが高くなり結果として回収率が高くなると解釈できます。

馬単については傾向が読みにくいのですが、6・7番人気の2着固定で回収率が高くなっているように見えます。

ちなみに、以前調べた2013〜2020年の馬連・馬単でも6・7番人気絡みで回収率が高い傾向が見られました。(単勝・複勝の結果を考えると5・6番人気絡みで回収率が上がりそうなものですが、、、)

以上の結果をまとめると以下のようになります。

馬連・馬単ともに1・2番人気と9・10番人気の組み合わせは狙い目

・馬連は1番人気の組み合わせが狙い目

・馬単は6・7番人気の2着固定が狙い目

三連複や三連単は組み合わせの数か膨大になるため、正確なデータが得られないと考えて今回は解析しておりません。

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今回は以上になります。

皆様の馬券購入の際にご参考にしていただけましたら幸いです。

また、この記事ではオッズの歪みを探した後に馬券を自動で購入するプログラムの作り方を紹介しています。

また、競馬データの解析ではPythonのプログラミングスキルが必須になります。

Pythonの基本が完全には身についていない方は、以下の本で勉強するのがおすすめです。

特に、Pythonを使って機械学習の理論について学びたい方はこちらの本がおすすめです。