桜竜と白木の翁の正体について考察 [SEKIRO]

白木の翁 SEKIRO

SEKIROの中でも最重要キャラであるにも関わらず、謎に包まれている存在が「桜竜」です。

桜竜とは仙郷で戦うことになるのですが、その前座として「白木の翁」という謎キャラとも戦うことになります。

そこでこの記事では、桜竜と白木の翁の正体について考察していきます。

桜竜

桜竜はどこから来たのか

桜竜の正体は中国からやってきた竜であると考えられます。

まず、桜竜が西からやってきたことが「戦いの残滓・桜竜」で明かされています。

戦いの残滓・桜竜
桜竜は、神なる竜
古く西から流れ着き、この地に至った
この葦名には、ひと際古い土地がある
古い土や岩が、そこに染み渡った水が、
神なる竜を根付かせたのだ

この「西」というのが中国を指していることは、桜竜が所持している「七支刀」から推察されます。

wikipediaによると、七支刀は百済(現在の朝鮮)が倭国(現在の中国)に献上した刀です。

画像元

従って、七支刀を所持している桜竜は中国から来たのではないかと推察されます。

ちなみに、桜竜が日本にどうやってきたのかについては竜の帰郷エンドから推察されます。

竜の帰郷エンドでは、揺り籠に宿らせることで桜竜を移動させることができることが示されています。

永旅経・竜の帰郷の章
永い悟りの旅路へいざなう経典。その一節
 我、死なず。竜の帰郷をただ願う
 みな死なず、永く待とうぞ
 竜胤の御子が、つめたい竜の涙を飲み干し
 竜胤の揺り籠が、二つの蛇柿を食すのを
 揺り籠の命果てず、御子を宿さば、
 西への帰郷は叶うだろう

そして、桜竜が中国から日本にやってきた時の揺り籠こそが、源の宮の奥地にいる謎の女性であると考えられます。

源の宮奥地の死体

この女性が揺り籠である理由など、竜の帰郷エンドに関する詳細はこちらの記事で考察しています。

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桜竜の目的

桜竜の目的は、日本古来の神々から生命エネルギーを吸収することであると考えられます。

桜竜の目的が日本古来の神々から生命エネルギーを吸収することであることは、先ほどの「戦いの残滓・桜竜」のテキストや「神食み」のテキストで示唆されています。

神食み
葦名のひと際古い土地に生える草木には、名も無き小さな神々が寄っていたという
これは、そうした草木を練り上げ作られる
神々を食み、ありがたく戴く秘薬である
だが、神なる竜が根付いたのちは、そうした小さな神々は、姿を潜めてしまった…

要するに、「傷ついた桜竜が日本の神々がたくさん棲む葦名に根付く」→日本の神々が姿を隠す」といった歴史があるのだと考えられます。ちなみn

実際に桜竜が日本古来の神々から生命エネルギーを吸収していることは、水生村の神主や源の宮の貴族が若さを失ってしまうことなどから推察されます。

水生村の神主

宮の貴族や源の宮の正体についてはこちらの記事で考察しています。

ちなみに、桜竜が神々から生命エネルギーを吸収するために作り出したのが変若水であると考えられます。

桜竜の血(=竜胤) には神々の生命エネルギーを吸収する効果があると考えられます。

従って、桜竜の血を混ぜた水(=変若水)を取り込んだ神々は生命エネルギーを吸収されてしまったというわけです。

さらに、変若水には生命エネルギーを吸収されて死んだ神々の肉体が含まれているため、それを口にした弦一郎などは不死身に近い体を手に入れることができたと考えられます。

赤目

変若水についてはこちらの記事で解説しています。
竜胤についてはこちらの記事で解説しています。

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白木の翁について

白木の翁の正体は、日本に元から棲んでいた神々であると考えられます。

まず、「白木」とは古今和歌集にも登場する日本古来から存在している木のことです。

また、「」とは能の曲目の一つです。

そして、SEKIROの世界における「白木の翁」は、能の演目「翁」に登場する「白式尉(はくしきじょう)」をモチーフにしていると考えられます。

「白木の翁」が「白式尉(はくしきじょう)」をモチーフにしていることは、白木の翁と白式尉の見た目が共通していることから推察されます。

画像元

また、白木の翁たちとの戦闘では、途中から黒木の翁(?)たちが出現します。

これは、能の「翁」における白式尉→黒式尉の流れを踏襲していると考えられます。

能の「翁」とは、白式尉→黒式尉が舞いを捧げることによって国土安定や豊作を願う神事的な儀式です。

従って、SEKIROの世界における白木の翁と黒木の翁も、桜竜に舞いを捧げることで力を分けて貰おうとしていたのではないかと推察されます。

実際、桜竜に舞いを捧げることで力を分けてもらえることは「竜の舞い面」のテキストに記載されています。

竜の舞い面
源の宮で、淤加美の女武者は、
竜がために舞いを捧げた
すると不思議と力がみなぎったという

以上が白木の翁の正体だと考えられます。

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桜竜と白木の翁の関係について

ここまでで、白木の翁が力を分けてもらうために桜竜に舞いを捧げていると考察しました。

そして、桜竜は日本古来の神々の生命エネルギーを吸収する存在であるとも説明しました。

つまり、白木の翁たちは桜竜に舞いを捧げていますが、実際には力が分け与えられるどころか逆に力を吸収されてしまっていたのではないかと推察されます。

これは、白木の翁たちが戦闘中に咳をしていたことから推察されます。

SEKIROの世界における咳、、、、おそらく竜咳ですよね。

竜咳とは生命エネルギーを吸収された者が患う病気でした。

エマ
おそらくは
竜咳になった者は…
人が、人として、生きるための
当たり前の力を、奪われています
故に血が淀むのでしょう

従って、白木の翁たちは桜竜によって生命エネルギーを吸収されてしまっていたと推察されます。

以上が桜竜と白木の翁の関係です。

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おわりに

以上で桜竜と白木の翁の正体に関する考察を終了いたします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

他の記事では、ぬしの色鯉の正体大忍び梟に関する考察もしています。

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