2021年になってまた仮想通貨が話題になっていますよね。
2021年11月の時点で1ビットコインが650万円となっています。
そこで気になるのが「仮想通貨の採掘(マイニング)って儲かるの?」ってことですよね。
ちょうど筆者の自宅に仮想通貨の採掘に使えるグラフィックボードが転がっていたので、試しに仮想通貨をマイニングしてみました。
そして実際にどれくらいの利益が出るのかを計算しました。
2021年11月からマイニングに参戦するのは遅すぎるかなあと思っていたのですが、実際に利益は出たのでしょうか、、、、
採掘環境は下記の通りです。
グラフィックボード:Nvidia GeForce RTX 2060 (消費電力160 W)
電気代:22円/kWh
マイニングプール:Binance、イーサリアム
マイニングソフト:NBminer
グラフィックボードは家に転がっていたNvidia GeForce RTX 2060です。(ちなみに半導体不足の影響もあってか、2019年末に購入した時よりも価格が倍くらいになっていました、、、、)
一般的なマイニングで使用されるグラフィックボードの中ではおよそ中くらいのスペックです。
採掘対象はイーサリアムとしました。理由は、イーサリアムがグラフィックボードを用いたマイニングに適した仮想通貨であるためです。
ビットコインのマイニングには、ASICと呼ばれるグラフィックボードよりも速く採掘できる装置が必要になります。それによってグラフィックボードで採掘しても採算が取れないと言われています。
一方、イーサリアムはEthashと呼ばれるASICではマイニングしにくいアルゴリズムが採用されています。したがって、イーサリアムはグラフィックボードで採掘するのに適した仮想通貨と考えられています。
今回はグラフィックボードでマイニングを行うため、マイニング対象はイーサリアムとしました。
マイニングプールはBinanceで、マイニングソフトはNBminerとしました。理由はこのサイトがわかりやすかったからです笑。
上記サイトを参考にしながらマイニングを開始してみました。
収益
グラフィックボード設定の最適化をせずに、とりあえずNBminerで採掘をした結果は以下の通りです。
ハッシュレートはおよそ27 Mhash/sでした。(スペック的には最大32 Mhash/s出るそうですが、、、、)
寝る間も稼働させていたのですが、騒音で寝れないといったこともなく、比較的静かでした。また暖房の代わりにならないかとも思ったのですが、体感的にはドライヤーの1/3くらいの温風を出し続けている感じだったため、残念ながら(?)室温が上昇するほどではありませんでした。
24時間稼働させて採掘できたイーサリアムの量は以下の通りです。1日あたり大体0.00043ETHといったところでしょうか。
2021年11月19日現在、1 ETHが47万円ですので1日あたり約202円分のイーサリアムを採掘できました。
グラフィックボードが160 Wで24時間稼働したとすると1日の電気代は88円になります。
したがって1日あたりの収益は+114円となりました!
意外にも、2021年11月からマイニングに参戦しても収益はプラスになるという結果でした。
そして、グラフィックボードの設定を最適化すればもっと利益を出せるかもしれません。
しかしながら、イーサリアムは「イーサリアム2.0」へのアップデートによって今後採掘ができなくなると言われてます。
新たに初期設備を整えてマイニングに参戦する方は、初期費用を回収できない可能性があるためよくよく考える必要があると思います。
こちらの記事ではGPUを使わないCPUマイニングについてまとめています。