源の宮・宮の貴族・淤加美(おかみ)の正体について考察 [SEKIRO]

桜竜 SEKIRO

SEKIROの世界で最も謎の場所が源の宮です。

宮の貴族が若さを吸収してきたり、共食いをしていたりと色々と謎が多いエリアです。

そこでこの記事では、源の宮の正体について考察していきます。

まずは源の宮の基本情報についてまとめていきます。

源の宮は、水生村に出現する注連縄人形に輿入れしてもらうことで到達することができます。

注連縄

注連縄人形の正体や輿入れについてはこちらの記事で解説しています。

ちなみに、注連縄人形に輿入れしてもらうためには、源の香気をまとう必要があります。

この源の香気をまとうために必要なアイテムは「常桜の香木」、「お宿り石」、「馨し水蓮」、「不死斬り」です。

常桜の香木
そして、源の香気を作る材料は
常桜の乾いた香木
義父が手折り、持っていたもの
常桜は、望郷の桜
この枝に、かつて咲いていた花を眺め、
丈は仙郷に想いをはせたのだろう
この香木は源の香気を生む、香の材料の一つ
不死断ちのために、御子が求めるものだ

お宿り石
水生村の奥の祭壇に祀られていた石
源の水を長く飲んでいた者は、
身体の内に石が宿ることがある
お宿りは吉兆ぞ
かぐわしく、輿入れ奉ろう
この石は源の香気を生む、香の材料の一つ
不死断ちのために、御子が求めるものだ

馨し水蓮
落ち谷の奥に咲いていた、青白い蓮の花
源の水が濃く溜まる場に咲くもの
雌の猿は、この花の香りを好む
ゆえに獅子猿は、大切に育てていた
己のつがいに供えるために
この花は源の香気を生む、香の材料の一つ
不死断ちのために、御子が求めるものだ

不死斬り
死なぬ者さえ殺す大太刀
その赤き刃は、刀を抜い者を一度殺す
回生の力なくば、不死斬りの主とはなれぬ
不死斬りならば、
蟲憑きにとどめ忍殺をすることができる
この刀は、長く仙峯寺に秘匿されていた
刻まれた銘は、「拝涙」
これがこの刀の真の名だ

そして、源の宮の門は破戒僧によって守られています。

破壊僧は不死(=虫憑き)であるため、永く宮を守り続けられるという理由で門番をやらされていることが、「戦いの残滓・宮の破戒僧」のテキストに記載されています。

戦いの残滓・宮の破戒僧
破戒僧は、蟲憑きであり、
また源の宮の門守である
宮を永く護るには、死なずが都合良いだろう
真の名を、八百比丘尼という

破戒僧

破壊僧についてはこちらの記事で解説しています。
蟲憑きについてはこちらの記事で解説しています。

源の宮では、淤加美(おかみ)の一族と宮の貴族が優雅に暮らしています。

しかし、優雅な見た目とは裏腹に、宮の貴族は精気に飢えており、狼を見つかると若さを奪ってきます

また、源の宮の奥地では宮の貴族が共食いをしている屋敷があります。

さらに源の宮の奥地に進んでいくと、謎の女性の死体のようなものがあります。

この女性に対して祈りを捧げることで桜竜の住む仙郷に辿り着くことができます。

以上が源の宮に関する基本情報です。

続いて、輿入れや源の香気、宮の貴族の正体などの詳細な部分について考察していきます。

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輿入れの目的

まずは、輿入れの目的について考えていきます。

そもそも、破壊僧に源の宮の門番をやらせているのに、わざわざ輿入れする目的は何なのでしょうか?

結論を先に言うと、輿入れする目的は桜竜が神々から生命エネルギーを回収するためであると考えられます。

桜竜

桜竜の正体についてはこちらの記事で解説しています。

わかりやすく言うと、日本古来の神々に輿入れという偽りの目標を与え、変若水を沢山飲ませることで、彼らの生命エネルギーを回収していたと考えられます。

日本古来の神々(=水生村の人々)が輿入れを目標にしていたことは、水生村の神主の以下のセリフからわかります。

水生村の神主
おおぉ…どうかどうか…末座にお加えください


(京の水を渡す)

水生村の神主
おおおぉぉ…これは貴き…香りなり…
スースー…
ようようお認めいただける…末座に加ていただける…

末座というのは、宮の貴族の一番下のポジションを指していると考えられます。

したがって、水生村の人々が宮の貴族の一番下のポジションでもいいから、輿入れしたがっていることがわかります。

ちなみに、京の水の正体は変若水であると考えられます。

変若水は神々の生命エネルギーを吸収する力があると考えられます。

実際、水生村の人々(=日本古来の神々)が京の水を飲むとやたらと喉が渇いたり、宮の貴族と同じ姿になってしまいます。

これは、京の水の正体が変若水で、神々の生命エネルギーを吸収したためであると考えられます。

赤目

変若水についてはこちらの記事で解説しています。

以上の考察から、輿入れの目的は桜竜が神々から生命エネルギーを回収するためであると考えられます。

また源の宮に連れてくることが目的ではなく、輿入れの条件を達成させることが目的であるため、破壊僧に源の宮を守らせていたと解釈できます。

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宮の貴族

宮の貴族の正体は、水生村の人々(=日本古来の神々)が変若水によって生命エネルギーを吸収された姿であると考えられます。

これは、先程紹介した水生村の神主が、京の水を飲んだことで宮の貴族と同じ姿になってしまったことからわかります。

また、宮の貴族の目的は永遠を得ることであると考えられます。

宮の貴族が永遠を得ることを目的にしていることは、以下のNPCのセリフから推察されます。

春長
…源の宮の、痴れ者どもめ…
もうすぐ、我は鯉になろうぞ
老いぼれるだけのお前たちに… 及びもつかぬ永遠…

水生の御屋敷の妹
お疲れさまでした、父様
永遠などなくとも
私も、姉さまも、ずっと一緒ですよ…
だから、休みましょう。父様…

水生の御屋敷の姉
この!このっ!
よくも、よくも謀りおったな!
なにが貴族なものか!永遠なものか!
返せ!父を… 父様を、返せぇ…
ヒッ、ヒイッ、ヒイイイイイイッ…

要するに、水生村の人々は永遠を手に入れるために、変若水を飲んで、源の宮に輿入れしようとしていたと考えられます。

しかし、変若水の実際の効果は神々の生命エネルギーを吸収することであったため、宮の貴族は永遠を手に入れるどころか精気に飢え、共食いをするようになったのだと考えられます。

ちなみに、変若水は竜胤の血が混じった水であるため、変若水を飲んだ水生村の人々は竜胤の血の香気をまとうと考えられます。

不死の契り

竜胤についてはこちらの記事で解説しています。

これは源の香気の材料に、竜胤の血が必要になることと対応していますね。

以上の考察から、宮の貴族の正体は水生村の人々(=日本古来の神々)が変若水によって生命エネルギーを吸収された姿であり、宮の貴族の目的は永遠を得ることであると考えられます。

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淤加美(おかみ)の一族

淤加美の一族は、鉄砲砦の一族と共通の祖先を持ち、かつて源の香気を集めたことで源の宮に住むようになったのだと考えられます。

淤加美の一族が鉄砲砦の一族と共通の祖先を持つことは「鉄砲砦の社の鍵」のテキストに記載されています。

鉄砲砦の社の鍵
鉄砲砦の奥にある社の鍵
社の仏像裏にある扉を、開くためのもの
鉄砲砦の落ち谷衆は、
異敵と見れば、撃ち殺す
中でも、蛇の目の石火矢は、恐ろしい
かの女衆は、いにしえの淤加美の一族の末裔
稀な目を持ち、遙か彼方を容易く射抜く

確かにゲーム中でも、淤加美の一族も鉄砲砦の一族もかなり遠くから敵発見&攻撃していきます。

このような共通の特徴は、彼らが共通の祖先を持っていたと考えると納得できます。

また、淤加美の一族がかつて源の香気を集めて源の宮に至ったことは、「淤加美の古文書」に記載されています。

淤加美の古文書
仙郷を目指した淤加美一族が残した古文書
 香気の石、葦名の底の村に祀られたり
 身を投げねば、辿り着けようも無し
 これで源の香気、揃うたり
 仙郷へ、出立のときぞ

仙郷とは桜竜が住んでいる場所のことで、源の宮奥地にある謎の女性の死体に祈りを捧げることで到達できます。

この源の宮奥地にある謎の女性の死体の近くに淤加美の一族が出現していることから、淤加美の一族はちゃんと仙郷まで到達できたのだと推察されます。

また、淤加美の一族はかつて葦名に戦争を仕掛けたことが「錆び丸」や「古戦の掛け軸」のテキストに記載されています。

錆び丸
その刃の青錆びの毒が、
敵の身体を蝕み「中毒」状態にする
青錆びの毒は、いにしえの戦で
人ならぬ、淤加美の女武者らを退けたという
その血筋に連なる者にもまた、有効だろう

古戦の掛け軸
かつて葦名に、あやかし来たり
あやかしの雷は、源の神鳴り
神業無くば、弾き返せぬ
即ち、地に足つけぬ、雷返しなり

以上の状況を総合的に考えると、淤加美の一族の目的は日本征服だったのではないかと考えられます。

したがって、淤加美の一族は竜胤の力や雷の力を手に入れるために源の宮を目指したのだと解釈できます。

しかし、かつて葦名を征服するために戦争を仕掛けるも敗れてしまったので、さらに大きい力を手に入れるために源の宮で竜に忠誠を誓っているのだと考えられます。

竜の舞面
源の宮で、淤加美の女武者は、
竜がために舞いを捧げた
すると不思議と力がみなぎったという

そう考えると、他に桜竜の力を手に入れようとする者は邪魔でしかないので、破壊僧を使って源の宮を閉ざしているのではないでしょうか。

以上が淤加美の一族の考察になります。

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源の宮奥地の死体

源の宮の奥地にある謎の女性の死体は、桜竜が日本にやってきた際の揺り籠であると考えられます。

竜の帰郷エンドでは変若の御子が揺り籠となることで九郎と桜竜をお腹に宿していました。

つまり、揺り籠となれるのは女性限定であると考えられます。

これは、源の宮の奥地の死体が女性である状況と一致しています。

しかし、ここで「大昔の揺り籠の死体がまだ残っているのはなぜ?」という疑問を持った方もいるかもしれません。

その答えは、揺り籠の肉体は神であり、神の肉体は永遠に朽ちないためであると解釈できます。

揺り籠の肉体が神であることは、竜の帰郷エンドで変若の御子が2つの蛇柿を食べたことからわかります。

変若の御子

竜の帰郷エンドについてはこちらの記事で解説しています。

簡単にいうと、変若の御子は2つの蛇柿を食べたことで、自らの肉体を神と一体化した上で、桜竜と一体化した九郎が宿るための器を自らの肉体に作ったのだと解釈できます。

また、神の肉体が永遠に朽ちないことは複数のテキストで示唆されています。

赤成り玉
赤目と成り果てた陣左衛門
その体内にあった、赤く丸い塊
食らうと赤目となり、
敵の攻撃に怯みづらくなる
ただし、回生の力は使えなくなる
この赤く丸い塊は、常しえに朽ちぬ
害はないが、効果が切れたのちも
きっと腹の中にずっと残るだろう

鯉の赤目玉
水生村の池の底に棲む鯉
その赤い目玉二つ
目だけ赤い鯉は、「ぬし」の成りそこないだ
鱗が足りぬ半端者。その身は錦に染まらぬが
目玉は赤く、常しえに朽ちぬ
これは捨て牢にいる施術師・道順が
変若水の施術のため求めているものだ

源の瑠璃
貴く青い源の瑠璃
最大まで強化された義手忍具を作成する筒薬
源の瑠璃には、常しえがある
瑠璃で鍛えたものは、
常しえに砕けることも、錆びることも無い
神なる竜の恩寵を受けるがゆえだ
鍛えた義手忍具は、人知を超えた賜わりもの
神なる竜の神器と称されよう

以上の状況から、源の宮の奥地にある謎の女性の死体は、桜竜が日本にやってきた際の揺り籠であると考えられます。

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おわりに

以上で源の宮・宮の貴族・淤加美(おかみ)の正体に関する考察を終了いたします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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