SEKIROで回復薬を増やしてくれる人物が「エマ」です。
薬に精通しているだけでなく、剣術も身につけていたりと、色々と素性の知れない人物ですよね。
そこでこの記事ではエマの正体について考察していきます。
仏師に拾われ、道玄の養女へ
エマは、戦場で仏師に拾われて、そのあと道玄の養女となったことが以下の2つの会話からわかります。
エマ
はい、何せ、私は猿に拾われた子です
…信じて、いませんね
……幼き日
戦場に、一人
私は、呆然と立っていました
何も…泣くことも、怒ることもできず
ただ、呆然と…
そうしたら、猿が、握り飯を食っていた
狼
猿がか…
エマ
はい、それは旨そうに
うらめしいと、思いました
そうしたら、今度は猿が、握り飯をくれたのです
とても、うまかった…
狼
親切な、猿だ
エマ
ふふ…、まことに、親切な猿でした
狼
エマ殿とは、長い付き合いなのか
仏師
ああ、ずいぶん前に…
戦場で拾った
狼
…戦場
仏師
じーっと、ずーっと、握り飯を睨んできてな
面倒だから、くれてやった
そしたら、何やらついてきてな…
それから…
………
フンッ、何だ彼んだあって…
共に葦名に厄介になることになった
道玄の養女になったのも、その時よ
………
ま、どこだろうが
忍びといるよりゃ、よほど幸せじゃろう
ちなみに、この道玄という人物は多才な人物だったらしく、薬学にも精通しながら、絡繰作りにも長けていたようです。
そして、狼が使っている忍義手を作った人物も、道玄です。
仏師
道玄…
あいつは稀代の薬師だった
そして、絡繰りにも明るい
…いや、絡繰り馬鹿の域か
ちと、ふざけたやつだが、儂の恩人よ…
ああ… お前さんの恩人でもあるぞ
狼
どういうことだ?
仏師
腕を失った儂に、道玄が作ってくれた
今は、お前さんの左腕にある、そいつをな
もっとも、義手作りも、始めは思うようにいかず…
幾度も、幾度も、作り直してくれた
くくく…
このように多才な道玄の元で育ったからこそ、エマも薬学や剣術などを多彩にこなすことができるようになったのではないかと推察されます。
瓢箪の種
エマといえば「瓢箪の種」を渡すことで、回復薬(=瓢箪の薬水)の使用回数を増やしてくれる人物ですよね。
瓢箪から薬水が生まれるのは、この「瓢箪の種」に”種”があることが知られています。
瓢箪の種
薬水が湧き出す源となる種
エマに渡すことで
傷薬瓢箪の使用回数上限を増やせる
瓢箪の薬水が、自ずと湧き出す種はこれである
稀代の薬師・道玄
その弟子エマは、葦名に古くから伝わる
薬水の曲がり瓢箪を詳しく調べ、
この種を解き明かした
先程述べたように、薬師である道玄の元で育ったため、エマは薬学にも精通しており、その結果として無限に薬水が湧く瓢箪を作ることに至ったのだと考えられます。
剣術
エマは剣術も身につけています。
エマが剣術を身につけていることは、修羅エンドでエマと戦う際にわかります。
ちなみに、エマに剣術を教えた人物は一心です。
一心がエマに剣術を教えたことは、修羅エンドで戦うエマが「葦名流」を使ってくることからもわかります。
さて、エマが剣術を身につけた理由ですが、おそらく仏師が怨嗟の鬼になった時に斬るためであると考えられます。
これは、エマが以下のように話していることから推察されます。
狼
剣の師は、誰だ?
エマ
剣…? 私は、薬師ですよ
狼
誰だ?
エマ
…一心様です
…ですが、ほんの嗜みです
狼
お主の剣気… とても、嗜みとは思えぬ
何のためだ
エマ
人は、斬りません
狼
…人は、斬らぬ?
エマ
はい。人を斬りたいなどは、露ほどにも
ただ、鬼など出れば、斬りたいと思っています
狼
鬼…?
エマ
ふふっ、本気に取らないでください
ほんの、戯言です…
エマは仏師が怨嗟の炎に飲まれかけていることを知っているため、いざという時に仏師を介錯するために、一心に剣術を学んだのだと考えられます。
エマ
猩々…。内府の軍が、来ています
仏師
……そうか
相も変わらず、奪いことが好きな連中じゃ…
エマ
炎は… まだ、消えませんか?
仏師
エマよ…
何度聞いても、変わりゃあしない
いくら仏を彫ろうとも、怨嗟の炎は消せぬ
押し留めるが、せいぜいじゃ
エマ
………猩々
仏師
何じゃ
エマ
もし、その時が来たならば、せめて私が…
仏師
………
儂は、仏を彫るので忙しい…じゃあな…
仏師
なあ、おまえさん…
狼
何だ
仏師
お前さんが、斬ってくれ
狼
…何のことだ
仏師
フンッ…とぼけやがって
あの子に斬らせるのは…ちと、忍びねえ…
頼む…
以上の2つの会話から、仏師が怨嗟の鬼となった時はエマが介錯しようとしていたことがわかります。
以上の話をまとめると、エマに剣術を教えた人物は一心であり、仏師が怨嗟の鬼となった時のためにエマは剣術を身につけたのだと考えられます。
おわりに
以上でエマに関する考察を終了したします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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