呪術廻戦において全ての黒幕とされているのが羂索(けんじゃく)です。
そして、羂索の最も大きな特徴が額の縫い目です。
この額の縫い目ですが、実はストーリー中盤からその見た目が変化しています。
そこでこの記事では、羂索の額の縫い目が変わった理由を考察していきます。
羂索(けんじゃく)とは
羂索の正体は千年以上前の呪術師です。
羂索が具体的にいつどこで生まれたのかは作中で明言されていません。
しかし、「千年前からコツコツと呪術師や呪霊と契約してきた」という発言をしていることから、少なくとも千年前にはこの世に存在していたことがわかります。
では、羂索はどのようにして千年もの間生き延びてきたのでしょうか。
その答えは羂索の術式です。
羂索の術式は脳を入れ替えることで相手の肉体を乗っ取るというものです。
公式ファンブックでは、「羂索の術式は大蛇丸(NARUTOのキャラ)みたいなもの」と解説されていました。
若いに肉体を乗り換え続けることで、老化しないというわけです。
また、乗っ取った肉体が所持していた術式は使用できるとのことです。
なかなかに便利ですね、、、
羂索の縫い目
羂索の最も大きな特徴が額の縫い目です。
この縫い目は羂索の術式の縛りに由来することが公式ファンブックで明かされています。
羂索は反転術式を使用できるのでやろうと思えば縫い目は無くすことができるとのことです。
しかし、「羂索が中に入っていますよ」という目印として縫い目を残すこと(縛り)によって術式の効果を底上げしているらしいです。
この縛りがどれほど効いているのかはわかりませんが、あの五条悟の六眼でも夏油と偽夏油の区別がついていなかったことから、かなりの精度で肉体を乗っ取ることができるのだと推察されます。
要するに、羂索の縫い目はお飾りでついているのではなく術式の効果と密接に関連していると考えられます。
縫い目の変化
さて、この縫い目ですが渋谷事変の前後で見た目が変化しています。
渋谷事変以前の縫い目は左のように一本線ですが、渋谷事変後では右のように二本線で描かれています。
ではなぜ縫い目が変化したのでしょうか?
その理由について公式の発表はありません。
仮説を考えていきます。
羂索が入っているかいないか
可能性として考えられていたのが、「一本線の時は羂索が中に入っており、二本線の時は羂索が中に入っていない」です。
実際、一本線の縫い目は紐で閉じている状態であるため、頭部の開閉が可能でした。
そして、呪術廻戦23巻まで、二本線の羂索の中にメロンパンの羂索が入っている様子はありませんでした。
なので、「一本線:開閉可能、二本線:開閉不可」という考察が生まれました。
しかし、呪術廻戦23巻で二本線の偽夏油の頭の中にメロンパンの羂索が入っていることが確認されました。
したがってこの「二本線の時に羂索が頭に入っていない」という説は否定されました。
作画の変化
他の可能性として考えられるのが芥見先生の作画の変化です。
というか、これが本命だと思います。
額の縫い目が一本線から二本線に変化したのは呪術廻戦16巻からであり、16巻まで全て一本線で、16巻〜23巻は全て二本線、23巻以後は全て一本線です。
したがって、呪術廻戦のストーリーに関係なく芥見先生の作画か仕上げ担当者が変わったことが原因で、額の縫い目が変化したと考えると辻褄が合います。
しかし、呪術廻戦143話で虎杖の母親として登場した羂索の額の縫い目は、16巻以前のものとは大きく変化しています。
作画の変化にしてはちょっと大きすぎる気もします。
なので、本当は何かしらの縛りで線が異なっている可能性もあるかとは思います。
今後何かが明らかになったら追記していきます。
おわりに
偽夏油こと羂索(けんじゃく)の額の縫い目が変わった理由の考察を終了いたします。
他の記事では、呪術廻戦の最強キャラランキングや、領域展開の掌印の元ネタ一覧なども作っています。
ぜひご一読ください。