呪術廻戦のヒロイン(?)が釘崎野薔薇です。
そんな釘崎の使う術式が芻霊呪法(すうれいじゅほう)です。
この記事では、芻霊呪法の効果ついてわかりやすく解説し、さらに強さや漢字の元ネタを考察しています。
芻霊呪法(すうれいじゅほう)とは
芻霊呪法は釘と金槌を使って相手に呪力を流して攻撃する術式です。
これまでに、芻霊呪法から以下の2種類の呪術を発動できることが明らかになっています。
簪(かんざし)
簪(かんざし)は、刺した釘に対して遠隔から呪力を流して対象を破壊する呪術です。
釘崎の基本攻撃である、釘を金槌で打って飛ばすヤツが簪です。
そして、簪で釘に呪力を流すタイミングは術者が自由に選ぶことができます。
例えば呪術廻戦5巻では、木に刺した釘に対して簪を発動することで、好きなタイミングで木を倒すという使い方をしていました。
また、釘を打つタイミングと呪力を流すタイミングが一致すると黒閃が発動します。
ただし、簪の黒閃は少し特殊で、黒閃の発動判定は釘を金槌で打つタイミングですが、黒閃の効果が出る(=威力が2.5乗される)のは簪で釘に呪力を流すタイミングです。
多分、呪術廻戦7巻で釘崎が黒閃を出すシーンを見ても「いつ黒閃が発動したの!?」という疑問を持つと思います、、、、
ちなみに、上記の釘崎の黒閃のメカニズムは公式ファンブックに記載されています。
共鳴り(ともなり)
共鳴り(ともなり)は藁人形を介して相手の体内に呪力を流し込む呪術です。
共鳴りを発動するためには、相手の体の一部を藁人形に詰める必要があります。
共鳴りのダメージは相手との実力差によって増減します。
また、髪や血液といった希少価値の低い部位よりも、臓器や手足といった希少価値が高い部位を藁人形に詰めた時の方が、共鳴りのダメージが大きいです。
ちなみに、本来血液は希少価値が低いですが、蝕爛腐術の効果などで相手と強いつながりがある場合は、共鳴りのダメージ増加することが呪術廻戦7巻で明らかになっています。
さらに、呪術廻戦7巻では、藁人形の代わりに釘崎自身を媒介として共鳴りを発動している場面が描写されています。
また、呪術廻戦14巻では、真人の分身を藁人形の代わりとして、真人本体に共鳴りによるダメージを与えていました。
したがって、対象と対象が強いつながりを持つ状況では、片方に共鳴りを発動することでもう片方にもダメージを与えることができると考えられます。
強さ
芻霊呪法の強さについてですが、おそらくそれほど強くはないと思われます。
というのも、術式の発動に金槌と釘が必要(共鳴りの場合は藁人形も)なのは大きなデメリットだと思います。
呪術廻戦1巻では、釘がなくなった上に金槌も折られたことで「詰み状態」になってしまった釘崎が描かれています。
さらに、簪は相手に釘を当てられないとダメージを与えられないですし、共鳴りに関しては相手の体の一部を入手する必要があります。
以上の関門を乗り越えて術式を発動できたとしても、必殺の術式というわけでもないのです。
以上の観点から、芻霊呪法はそれほど強くない術式だと個人的には思います。
漢字と英語の意味
「芻霊呪法」は難しい漢字を使用していますよね、、、、
「芻霊」とは「草をたばねて作った人がた」のことです。
古代中国では、藁を編んで作った人形を芻霊と呼んでいたらしいです。
そして、呪術廻戦における「芻霊」は「藁人形」を表していると考えられます。
実際、釘崎は藁人形を使っていますしね。
また「芻霊呪法」の英語は、「Straw Doll Technique」です。
「Straw Doll」が「藁人形」という意味で、「Technique」が「呪術」という意味です。
以上の状況から、「芻霊呪法」は「藁人形(=芻霊)を使った術式(=呪術)」であると解釈できます。
元ネタ
芻霊呪法の元ネタは「丑の刻参り」だと思われます。
丑の刻参りとは、藁人形に釘を打ち込んで憎い相手を呪うという行為です。
丑の刻参り(引用:wikipedia)
丑の刻参り(うしのこくまいり)、丑の時参り(うしのときまいり)とは、丑の刻(午前1時から午前3時ごろ)に神社の御神木に憎い相手に見立てた藁人形を釘で打ち込むという、日本に古来伝わる呪いの一種。典型では、嫉妬心にさいなむ女性が、白衣に扮し、灯したロウソクを突き立てた鉄輪を頭にかぶった姿で行うものである。連夜この詣でをおこない、七日目で満願となって呪う相手が死ぬが、行為を他人に見られると効力が失せると信じられた。ゆかりの場所としては京都市の貴船神社が有名。
「丑の刻参り」の「藁人形」や「釘」、「呪い」といった設定が「芻霊呪法」を被っています。
したがって、芻霊呪法の元ネタは「丑の刻参り」だと考えられます。
おわりに
以上で芻霊呪法(すうれいじゅほう)の解説を終了いたします。
他の記事では、呪術廻戦の最強キャラランキングや、領域展開の掌印の元ネタ一覧なども作っています。
是非ご一読ください!!