伏黒恵を解説!術式、式神、領域展開、宿儺との関係を考察!

伏黒恵 呪術廻戦

呪術廻戦の中でも人気のキャラクターのひとりが伏黒恵です。

この記事では、術式や式神、領域展開、宿儺との関係などを含めて伏黒恵を徹底解説していきます!!

基本情報

まずは伏黒恵のプロフィールをまとめていきます。

年齢15歳
誕生日12月22日
身長175 cm
出身埼玉
術式十種影法術
領域展開嵌合暗翳庭
趣味読書
好きな食べ物生姜に合うもの
嫌いな食べ物パプリカ、甘いおかず
ストレス人間(9割)
等級2級
声優内田雄馬

伏黒は呪術高専1年生であり、誕生日が12月なので、作中での年齢は15歳ということになります

公式ファンブックにも、伏黒の年齢は15歳と記載されています。

created by Rinker
¥836 (2024/04/27 00:34:21時点 Amazon調べ-詳細)

伏黒の身長は175センチで、虎杖よりちょい高く、乙骨よりちょい低いといった感じです。

趣味は読書とありますが、漫画中で伏黒が読書好きな描写は見当たりません。

しかし、小説版の呪術廻戦では虎杖に遊びに誘われた伏黒が「早く家に帰って、読書をしたい」と心の中でボヤいている場面が描かれていました。

created by Rinker
¥715 (2024/04/27 07:35:54時点 Amazon調べ-詳細)

そして「ストレス」の欄には「人間(9割)」と記載されています。

これはおそらく、伏黒にとって9割の人間がストレスであるという意味だと思われます。

実際、作中では「俺は不平等に人を助ける」や「乙骨先輩って唯一手放しで尊敬できる人」といったように、大多数の人間は嫌いであるかのような発言を残しています。

伏黒がこのような考えを持つきっかけになったのは、典型的な善人である津美紀が呪われてしまった影響が大きいと思います。

津美紀
引用:呪術廻戦143話

津美紀のような善人ですら呪われてしまう世界を「不平等な現実のみが平等に与えられている」と捉えているからこそ、伏黒自身も「不平等に人を助ける」をいう考えに至ったのではないかと推察されます。

だからこそ、そんな不平等な世界でも善を貫こうとする虎杖や乙骨には惹かれているのだと考えられます。

また、伏黒恵は現在の禪院家当主です。

前当主の直毘人のご指名で禪院家の人間ではないにも関わらず、いきなり禪院家当主の座につきました。

直毘人の遺言
引用:呪術廻戦16巻

なぜ伏黒恵がいきなり禪院家当主になったのかについてはこちらの記事で解説しています。

また、伏黒恵の声優は内田雄馬さんが担当しています。

内田雄馬さんが担当した代表的なキャラクターは、アッシュ・リンクスや草摩夾などが挙げられます。

以上が伏黒恵の基本情報です。

スポンサーリンク

名前の由来

「伏黒恵」の名前の由来について考えていきたいと思います。

まず、「伏黒」についてですが、これはおそらく「黒(=影)を調伏する」という意味だと思われます。

もちろん、「影の調伏」は伏黒の十種影法術と対応していると考えられます。

また、恵については英語版呪術廻戦でその由来が明らかになっています。

origin of the name of Megumi
引用:呪術廻戦9巻
伏黒の名前の由来
引用:呪術廻戦9巻

上の図の比較からわかるように、恵の名前の由来は英語版にしか記載されていません。

そして、甚爾「Blessing (恵まれた者)」という願いを込めて「恵」という名前をつけたとのことです。

また、この「Blessing」は、以下の文から「術式を持つもの」とも解釈できます。

英語
But you guys, with all your blessed talents lost to a monky like me who can’t even use Jujutsu.

日本語
恵まれたオマエらが 呪術も使えねぇ俺みたいな猿に負けたってこと

甚爾は術式を持っていないことが原因で、禪院家で冷遇されていたため、子供には術式を持って生まれてきてほしかったのだと推察されます。

ただ、この恵という名前について伏黒は「俺の性別も知らず”恵”なんて名前をつけた父親は、今も何処かでのうのうと生きている」と述べています。

なんとなく悲しい話ですね、、、、

スポンサーリンク

術式と式神

伏黒の術式は「十種影法術」です。

十種影法術は禪院家相伝の術式であり、宿儺が「いい術式だ」と褒めていることや、400年前に六眼持ちの無下限呪術使いを葬っていることから、かなり強い部類の術式であると考えられます。

元ネタはおそらく十種神宝という日本古来の十種類の宝であると考えられます。

十種神宝と式神の対応
引用:呪術廻戦、十種神宝

十種影法術の元ネタや残りの式神についてはこちらの記事で考察しています。

十種影法術とは、あらかじめ調伏した十種類の式神を影を媒体として召喚する術式です。

しかし、召喚した式神は完全に壊されてしまうともう2度と召喚することはできません。

その代わり、壊されてしまった式神の能力は他の式神に引き継がれます。

あえて壊してしまって、一体の式神に能力全振りしたりできるんですかね、、、、笑

これまでに伏黒は6種類の式神(玉犬、鵺、大蛇、蝦蟇、満象、脱兎)を調伏しています。

そのうち大蛇は完全に壊されてしまっているため、伏黒が使えるのは残りの5体です。

また、歴代の十種影法術使いが誰も調伏できなかった最強の式神「八握剣異戒神将魔虚羅」も召喚することはできます(ただし調伏していないため、命令通りには動いてくれない)。

魔虚羅
引用:呪術廻戦

この魔虚羅を調伏する儀式に相手を巻き込むことで、相打ちに持っていくことが伏黒の切り札でした。

しかし、心のどこかでこの切り札に頼っていることを見抜いた五条は、「死んでも勝つと死んで勝つは違う」と伏黒を諌めていました。

ちなみにこの魔虚羅ですが、400年前に五条悟と同じ六眼持ちの無下限呪術使いを葬っています。

まさに最強の式神ですね。

2023年6月現時点では、9種類の式神(玉犬、鵺、大蛇、蝦蟇、満象、脱兎、円鹿、貫牛、魔虚羅)が登場しており、1種類の式神が未登場です。

残りの1種類の式神は、今後登場するかもしれませんね。

また、十種影法術によって影の中に物を格納することも可能です。

伏黒は自分自身や呪具を影の中に入れるという使い方をしています。

しかし、影の中に格納したものの重さが自分の体重に加わるというデメリットがあります。

なので、重いものや大量の呪具を影の中に格納しておくことはできません。

レジィ戦では影の中に車を入れられてピンチに陥っていました。

しかしながら、式神の召喚に加えて影に物を格納する応用の広さがあり、強い術式であることは間違いないでしょう。

以上が十種影法術の解説になります。

スポンサーリンク

領域展開「嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)」

伏黒は未完成ではありますが領域展開を使用できます。

伏黒の領域展開の名前は「嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)」です。

嵌合暗翳庭
引用:呪術廻戦19巻

それぞれの漢字の意味は以下の通りです。

嵌合:ピッタリと嵌(はま)り合っている状態
暗翳:暗い影のこと、暗影

したがって、「嵌合暗翳庭」の意味は「暗い影に満たされた庭にピッタリと閉じ込める」といった感じではないでしょうか。

そして嵌合暗翳庭の効果は、影の海のようなものを顕現して攻撃を仕掛けるといったものです。

現在のところ伏黒の領域には必中の術式が付与されておらず、あくまで術式を拡張して潜在能力を120%発揮する効果とのことです。

これは呪術廻戦2巻で五条悟が説明していた「ステータスの上昇効果」と「術式の必中効果」のうち前者の「ステータスの上昇効果」だけが付与されていると解釈できます。

また伏黒の領域は未完成であるため、閉じられていません。

一応、体育館などの実在空間を転用すれば閉じられるとのことです。

そんな未完成の領域でもかなり強力であることから、今後完全な領域になれば相当な強さになるのではないかと推察されます。

ちなみに伏黒が領域展開する際には独特の掌印を結びますが、これは「薬師如来印」をモチーフにしていると考えられます。

伏黒の領域展開の手の印
引用:呪術廻戦7巻、薬師如来印

以上が伏黒の領域展開の解説になります。

スポンサーリンク

宿儺に体を乗っ取られる

伏黒はなぜか宿儺のお気に入りでした。

伏黒の領域展開を見た宿儺は「いい、それでいい」と述べていましたし、「お前にはやってもらわなければならないことがある」と死にかけの伏黒を反転術式で治癒していました。

ではなぜ宿儺は伏黒を気に入っていたのでしょうか。

これについては212話までは、呪術廻戦最大の謎のひとつでした。

これに関して、ネット上では、「十種影法術で死者(宿儺)を完全復活させるため」と噂されていました。

実際、十種神宝の中には「死返玉」という死者を蘇らせることのできる宝があります。

また、「布瑠部由良由良、八握剣異戒神将魔虚羅」は、英語版呪術廻戦では「With this treasure, I summon Eight-Handled Sword Divergent Sila Divine General Mahoraga」と表記されています。

この英語を日本語訳すると、「とある宝(死返玉?)と共に八握剣異戒神将魔虚羅を召喚する」という意味になります。

このような状況から、十種影法術で宿儺が復活するのではと思われていました。

しかし、212話で宿儺は虎杖から伏黒に体を乗り換えました。

宿儺が伏黒に受肉(引用:呪術廻戦212話)
引用:呪術廻戦212話

津美紀に肉体を乗っ取られたことで動揺した隙に、「契闊」によって虎杖と入れ替わった宿儺に指を食わされて、伏黒は体を乗っ取られてしまいました。

さらに、万(=津美紀)が宿儺に殺されたことで、伏黒の魂は深淵に沈んでいきました、、、、

伏黒の肉体に乗り換えた理由は、術式が強そうだったからであると宿儺が述べています。

実際、五条も十種影法術は無下限呪術と同じくらいの性能があることを匂わせていました。

まとめると、宿儺は受肉の対象として伏黒を狙っていたから伏黒を助けていたということです。

スポンサーリンク

死亡説

伏黒は死ぬ可能性が高いと筆者は予想しています。

理由は、作者が「伏黒の最後は決まっている」と公式ファンブックで述べているためです。

また、現状では宿儺に体を乗っ取られています。

ですが、一応伏黒を救う方法はあると虎杖や乙骨は述べています。

しかし、天使ですら受肉した術師を引きはがすのはほぼ不可能と述べているので、個人的にはなかなか難しいのではと予想しています。

そもそもこの漫画、簡単に人が死にますからね、、、、

スポンサーリンク

名言

・不平等な現実のみが平等に与えられている

・自分の良心に従って人を助ける、それを否定されたら、後……呪い合うしか、ないですよね

・できるかじゃねぇ、やるんだよ!

・次死んだら殺す!

・たまにいるよ、オマエみたいに行動じゃなく口先が全てのクズ人間

・俺はただ全力で降りかかる火の粉を払えばいい

こちらの記事では呪術廻戦の名言ランキングを紹介しています。

スポンサーリンク

おわりに

以上で伏黒恵の術式や式神、領域展開、宿儺のお気に入りであるの理由などの解説&考察を終了いたします。

他の記事では、呪術廻戦の伏線一覧や、領域展開の最強ランキングなども作っています。

こちらも是非ご一読ください!!

また、各キャラの解説&考察は以下です。

<東京校>
虎杖悠仁伏黒恵釘崎野薔薇乙骨憂太禪院真希パンダ狗巻棘秤金次夏油傑五条悟七海建人日下部篤也冥冥九十九由基家入硝子

<京都校>
東堂葵メカ丸三輪霞歌姫

<その他の味方>
来栖華(天使)伏黒津美紀天元脹相禪院直毘人

<呪霊>
漏瑚真人直哉

<呪詛師>
宿儺裏梅羂索伏黒甚爾

<死滅回游泳者>
鹿紫雲一日車寛見高羽史彦大道鋼三代六十四

こちらの伏黒恵に関する記事の英語版はこちらです。