呪術廻戦127話では、釘崎を真人にやられたことで精神崩壊してしまった虎杖の元に東堂葵が助太刀に現れます。
そして東堂は「あのことを今の虎杖にいう必要はないな」と心の中で呟きます。
東堂の言う「あのこと」とは一体何を指しているのでしょうか?
そこでこの記事では、東堂の「あのことを今の虎杖にいう必要はないな」の意味を考察していきます。
結論
結論を先に言ってしまうと、東堂の言う「あのこと」とは「封印された五条悟がすでに地下5階から移動してしまったこと」を指していると考えられます。
根拠は以下の通りです。
根拠
・虎杖の持っている最新情報は封印された五条悟が地下5階いるところまでであること
・五条悟がすでに移動したことを東堂が知る場面の描写があること
それぞれの根拠について解説していきます。
虎杖の持っている情報
東堂が「あのことを今の虎杖にいう必要はないな」と言っている時点で、虎杖の持っている最新情報は「封印された五条悟は地下5階から動かせない」であると考えられます。
まず虎杖は、呪術廻戦92話で「五条悟を地下5階から動かせない」という情報をメカ丸から受け取っています。
その後、虎杖は粟坂や脹相、真人と連戦しています。
したがって虎杖は「五条悟がすでに地下5階から移動したこと」は知らないはずです。
その情報が虎杖に入った描写もありません。
したがって、虎杖は五条悟がまだ地下5階にいると思って、真人と戦っていたのだと考えられます。
東堂の持っている情報
東堂は真人と戦う前に、五条悟がすでに地下5階から移動させられている事を知っていました。
東堂がこの事実を知っていることは呪術廻戦133話の冒頭で描かれています。
呪術廻戦133話は真人との戦いが終わった直後です。
そんな重要な場面で、いきなり東堂の過去の時系列が取り上げられていることには違和感があります。
したがって、作者がわざわざ何かしらの意図を持って挿入したのだと考えられます。
そしてその意図こそが「あのことを今の虎杖にいう必要はないな」であったのだと推察されます。
要するに、「あのことを今の虎杖にいう必要はないな」という発言の伏線回収のために、違和感のある場面で東堂の過去の時系列を挿入したと解釈できます。
「言う必要はない」と判断した理由
さて、なぜ東堂は「五条悟がすでに地下5階から移動したこと」を「今の虎杖に言う必要はない」と判断したのでしょうか?
これはおそらく、虎杖の精神をこれ以上混乱させないようにするためであると考えられます。
そもそも、東堂が助太刀に来た時の虎杖は、釘崎を目の前でやられたことで精神崩壊を起こしていました。
そんな虎杖に対して、また仲間(五条悟)を助けられなかったと伝えることは得策ではないと判断したのだと考えられます。
そして、黒閃の発動は精神状態が鍵を握っていることも関係しているのかもしれません。
実際、虎杖 vs 花御では怒りが雑念となって黒閃が不発になっていました。
五条悟を助けられなかったことを虎杖に伝えれば、それが雑念となって、黒閃を出す確率が下がることは間違い無いでしょう。
「しっかりイカれている」と評されている東堂ですが、ピンチの場面では頼りになりますね、、、、
おわりに
以上で「あのことを今の虎杖にいう必要はないな」の意味を考察を終了いたします。
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