呪術廻戦9巻で、呪詛師となった夏油傑の元に五条悟が現れます。
そして「殺したければ殺せ」と言う夏油に対して、五条悟は何らかの呪術を使おうとします。
そこでこの記事では、五条悟が夏油傑を取り逃した時に使おうとした呪術を考察していきます。
状況整理
まずは、状況を整理していきます。
呪術廻戦77話にて、術師を虐待する非術師の醜悪さに絶望した夏油は、呪詛師へと闇堕ちしてしまいます。
そんな夏油を偶然発見した家入から連絡を受けた五条悟は、新宿にて夏油と再会を果たします。
呪詛師へと闇堕ちしてしまった夏油に対して、五条悟は「説明しろ」と迫ります。
それに対して夏油は「非術師を皆殺しにする」、「殺したければ殺せ」などと話します。
そんな夏油を止めるべく五条悟は何らかの呪術を発動しようとしますが、途中で術式の発動を諦めます。
呪術の発動を諦めた理由については、「何故追わなかった」と問う夜蛾学長に対して「それ…聞きます?」と回答していたことから、おそらく「かつての親友に対して情が沸いた」といった感じだと推察されます。
さらに術式を発動しようとする五条悟に対して夏油が「殺したければ殺せ」と言っていることから、五条悟が発動しようとしていた呪術は夏油の命を奪うものだったと推察されます。
では五条悟が発動しようとしていた呪術とは何だったのでしょうか?
五条悟の呪術
五条悟の生得術式に関連する呪術は「蒼」、「赫」、「茈」の3種類が確認されています。
無下限呪術の解説はこちらの記事でしています。
「蒼」は両手を広げるような印を結び、「赫」は指を立てる印を結びます。
また、「茈」は指を人差し指と中指を内側に折った後に押し出すことで発動します。
これは、「蒼」と「赫」の掛け合わせによって生成した仮想の質量を押し出している動作であると考えられます。
また、「茈」を発動する際には、左手を顔の前で握るようです。
以上が五条悟が使用する呪術とその印になります。
ちなみに、五条悟の領域展開の印の意味についてはこちらの記事で考察しています。
夏油に使用した印は?
さて、新宿で五条悟が夏油に対して使おうとしていた呪術は中指を内側に折る印でした。
先程紹介した3種類の「蒼」、「赫」、「茈」うち、中指を内側に折る印は存在しません。
しかしながら、最も近いと思われる印は「茈」です。
指を折り曲げる動作と左手を顔の前に構える部分は一致しています。
したがって、五条悟は夏油に対して低出力の「茈」を打とうとしていたのではないかと筆者は予想しています。
というのも、夏油傑は人混みの中にいたので、他人を巻き込む高出力の「茈」を使うことはできなかったと考えられます。
また、「茈」であれば低出力でも夏油の命を奪うことができると考えられるので、先程の「それ…聞きます?」と言う発言とも整合性が取れます。
さらに、指の本数で出力が変わることは、伏黒甚爾に使った「赫」が指2本であったのに対し、漏瑚に使った「赫」が指1本であったことと対応しています。
あと、指1本の方が押し出す仮想の質量が小さくなるので、必然的に「茈」の出力は減ると思います。
以上の考察から、新宿で五条悟が夏油傑に使おうとしていたのは低出力の「茈」であると思われます。
追記
呪術廻戦223話で五条が使った「茈」の構えが、ちょうど五条が夏油に使おうとしていたものと一致しました。
なので、五条が夏油に使おうとしたのは「茈」で確定です。
おわりに
以上で、五条悟が夏油傑を取り逃した時に使おうとした呪術の考察を終了いたします。
他の記事では、呪術廻戦の伏線一覧や、領域展開の最強ランキングなども作っています。
こちらも是非ご一読ください!!