呪術廻戦の術式の中でも理解が難しいのが「投射呪法(とうしゃじゅほう)」です。
この記事では、「投射呪法がわからない、、、」という人向けに投射呪法(とうしゃじゅほう)をわかりやすく解説しています。
投射呪法
投射呪法をわかりやすく言うと、以下の2つの効果があります。
投射呪法の効果
効果1:イメージした動きを1秒間再現する効果
効果2:触れた相手を1秒間フリーズさせる効果
上記2点について詳しく解説していきます。
イメージした動きを1秒間再現
投射呪法の効果の1つ目は、「イメージした動きを1秒間再現する効果」です。
詳しく解説していきます。
呪術廻戦13巻での説明は以下です。
投射呪法
・1秒を24分割することで自分の視界を画角とし、あらかじめ画角内で作った動きをトレースする。
・作った動きをトレースしている間は、動きを修正できない。
・過度に物理法則を無視した動きを作ると1秒間フリーズしてしまう。
まず、「自分の視界を画角とし」と記載されていることから、投射呪法で動ける範囲は自分の視界の中に限定されます。
そして、この自分の視覚の範囲内で作った24個の動きを1秒間で再現(トレース)することができます。
動きの作り方は、頭の中で自分の動きをイメージするだけでOKです。
ここまでの説明ですと、イメージした動きを実現する最強の術式のようにも聞こえますが、デメリットもあります。
デメリットの1つ目は、イメージした1秒間の動きは途中で変更できないという点です。
相手がどう動いてもこちらは動きを1秒間変更できないので、あらかじめ相手の動きを読んだ上で動きをイメージする必要があります。
投射呪法の使い手である直哉は当然このデメリットを理解しており、呪術廻戦16巻では「こっちはカウンター前提で動きを作っとんのや」と述べています。
デメリットの2つ目は、過度に物理法則を無視した動きは作れないという点です。
要するに、あまりに速すぎる動きは作れないというわけです。
このような物理法則を無視した動きを作ってしまうと、術者自身が1秒間動けなくなってしまいます。
しかし、物理法則を無視しない範囲では高速移動が可能になるため、投射呪法使いの直毘人は五条悟に次ぐ最速の術師であると言われています。
以上が投射呪法の1つ目の効果です。
触れた相手を1秒間フリーズ
投射呪法の効果の2つ目は、「触れた相手を1秒間フリーズさせる効果」です。
詳しく解説していきます。
呪術廻戦13巻での説明は以下です。
投射呪法
・術者に触れられた相手は1秒を24分割した動きを作らなければならない。
・術者に触れられた相手は1/24秒で動きが作れないと1秒間フリーズする。
要するに、投射呪法の使い手に触れられたら即座に24個の動きをイメージする必要があり、それに失敗すると1秒間フリーズします。
そして、「この(投射呪法の)法則を知らない相手は高確率でフリーズする」と公式ファンブックに記載されています。
真希は以前に投射呪法を見ていたこととフィジカルギフテッドによって動体視力が向上したため、即座に24個の動きをイメージすることに成功していましたが、投射呪法が初見の相手はほぼ100%の確率でフリーズすると考えられます。
ちなみに、フリーズした対象は絵の中に閉じ込められたような姿になります。
なぜ絵になってしまうのかについては、作中や公式ファンブックで特に解説がなされていません。
この絵に対して一度攻撃を仕掛けると、フリーズが解除される仕組みのようです。
以上が投射呪法の2つ目の効果です。
加速
先程述べた通り、投射呪法は物理法則を無視した動きは再現できませんが、逆に言うと物理法則を無視しない範囲ではどんな動きも作ることができます。
要するに、徐々に加速を積むことで青天井に速さを上げることができます。
作中では、直哉は一定の範囲をぐるぐる回って加速を積んでいました。
特に、直哉呪霊はロケットのような形に変形して加速を積むことで、速さをマッハ3まで上昇させていました。
呪術廻戦17巻で直哉が言っているように「速さは重さ」であり、マッハ3の直哉呪霊の体当たりはフィジカルギフテッドの真希に大ダメージを与えていました。
呪術廻戦9巻で、真希と同じフィジカルギフテッドの甚爾が術式反転赫をくらった時のダメージ感と比較すると、マッハ3の直哉呪霊の体当たりは術式反転赫よりも威力が高いと考えられます。
投射呪法の加速恐るべし、、、、
元ネタと漢字の意味
投射呪法の元ネタはアニメや映像技術です。
投射呪法は、「映像媒体やカメラが生まれた頃から派生したもので、それを直毘人の代でアニメの24フレームにブラッシュアップしていった感じ」と公式ファンブックに記載されています。
アニメは基本的に1秒間に24枚の絵を使いますが、これが投射呪法の「1秒間に24個の動きを作る」という設定の元ネタになっていると考えられます。
また「投射呪法」という漢字ですが、おそらく「イメージした動きを現実に投射(投影)する」という意味だと考えられます。
これは、投射呪法の英語が「Projection(投影する) Sorcery(呪術)」であることからも推察されます。
強さ
投射呪法ですが、術式の強さとしては強い部類だと考えられます。
まず、投射呪法は禪院家相伝の術式です。
先程述べた通り、投射呪法は「カメラや映像媒体から派生した術式」であるため、比較的歴史が浅いです。
歴史が浅い術式であるにもかかわらず禪院家相伝の術式になっていると言うことは、投射呪法が強いからだと考えられます。
実際、投射呪法の使い手である直毘人と直哉は、両者とも特別1級術師(高専で言う1級術師)に認定されています。
このように、投射呪法が強い術式であることは間違いありませんが、最強クラスの術式かと聞かれると答えはNOだと思います。
と言うのも、直毘人が禪院家当主に伏黒恵を選んでいるためです。
禪院家は基本的に術式至上主義であるため、当主になれるかどうかも術式の強さが大きく影響します。
したがって、血筋的には直哉を当主に指名すべきところを、あえて伏黒を指名したと言うことは、直哉の投射呪法よりも伏黒の十種影法術の方が強いと直毘人が判断したためであると考えられます。
また、400年前の御前試合で、十種影法術使いと六眼持ちの無下限呪術使いが相打ちになっていることも考慮すると、十種影法術と無下限呪術が最強クラスの術式で、投射呪法はそのやや下の術式であると思われます。
領域展開
投射呪法の領域展開は、呪いに転じた直哉が習得しています。
この直哉呪霊の領域展開の名前は「時胞月宮殿(じほうげっきゅうでん)」です。
時胞月宮殿の効果は、投射呪法を細胞レベルで必中にするというものです。
先程述べた通り、投射呪法は触れた対象を1秒間フリーズさせる効果があります。
投射呪法の領域展開では、この投射呪法のフリーズ効果が細胞レベルで適用されます。
したがって、時胞月宮殿の中に閉じ込められた人物は、細胞がバラバラにフリーズして体組織が崩壊してしまいます。
直哉の領域展開も当たれば勝ちが確定するため、無量空処や自閉円頓裹と同様に最強クラスの領域展開であると考えられます。
おわりに
以上で投射呪法に関する解説を終了いたします。
他の記事では、呪術廻戦の最強キャラランキングや、領域展開の掌印の元ネタ一覧なども作っています。
是非ご一読ください!!