呪術廻戦16巻で禪院直毘人(なおびと)の遺言状によって、伏黒恵が禪院家当主となります。
しかし、読者の多くが
「なぜいきなり伏黒恵が禪院家当主に?」
「伏黒甚爾との誓約状とは?」
「なぜ五条悟が意思能力を喪失した場合!?」
と思ったのではないでしょうか。
そこでこの記事では、なぜいきなり伏黒恵が禪院家当主になったのかや、伏黒甚爾の誓約状について考察していきます。
禪院直毘人の遺言
まずは禪院直毘人の遺言についてまとめていきます。
禪院直毘人の遺言(引用:呪術廻戦16巻)
何らかの理由で五条悟が死亡または意思能力を喪失した場合、
伏黒甚爾との誓約状を履行し、
伏黒恵を禪院家に迎え、
同人を禪院家当主とし、
全財産を譲るものとする
以上が禪院直毘人の遺言です。
伏黒甚爾との誓約状とは
まずは、伏黒甚爾との誓約状について考察していきます。
結論を先に言うと、伏黒甚爾との誓約状とは呪術廻戦13巻での甚爾と直毘人の会話が元になっていると考えられます。
伏黒甚爾
オレのガキだが、ありゃ完全に持ってる側だ。
5、6歳、術式の有無がハッキリしたら、オマエらにやらんこともない。
勿論金次第だがな。相伝の術式なら8、それ以外でも7はもらう。
禪院直毘人
ハッ、相伝なら10やろう。
要するに、伏黒甚爾との誓約状とは伏黒恵が禪院家に入ることを指していると考えられます。
呪術廻戦7巻で伏黒恵が「(伏黒甚爾の)蒸発資金の謎が解けた」と話していることから、おそらく伏黒甚爾は前金で10(億円?)を受け取っていたと考えられます
そして前金を受け取っていたということは、おそらく甚爾は「伏黒恵を禪院家に譲る」と一筆書かされていたのではないかと推察されます。
そして、これこそが伏黒甚爾との誓約状なのではないかと考えられます。
こう考えると、先ほどの禪院直毘人の遺言である「条悟が死亡または意思能力を喪失した場合」という文言も理解できます。
なぜなら、「伏黒恵が禪院家に入る」という契約は五条悟が帳消しにしたためです。
だからこそ、目の上のたんこぶである五条悟が消えた場合、堂々と伏黒恵を禪院家に迎え入れることができるというわけです。
伏黒恵を禪院家当主とする理由
次に伏黒恵を禪院家当主とした理由について考えていきます。
禪院直毘人の遺言を一見すると、「甚爾の誓約状を履行して伏黒恵を禪院家当主とした」とも解釈できますが、先ほど説明した通り「甚爾の誓約状を履行」とは「伏黒恵を禪院家に迎え入れること」を指していると考えられます。
つまり「伏黒恵を禪院家当主とする」という部分は直毘人の意向であると考えられます。
ではなぜ直毘人は伏黒恵を禪院家当主に選んだのでしょうか。
その答えは、伏黒恵の術式「十種影法術」にあると考えられます。
簡単に言うと、十種影法術が強いからです。
伏黒恵がいなかった場合、禪院家当主となっていたのは禪院直哉です。
そして、禪院直哉の術式は「投射呪法」です。
投射呪法については公式ファンブックにて「映像媒体やカメラが生まれた頃に派生した術式」と説明されています。
一方、「十種影法術」は400年前の禪院家当主が使用していたことがわかっています。
要するに、「投射呪法」と「十種影法術」を比較した場合、歴史の長さから見ても「十種影法術」の方が強いと考えられます。
実際、400年前の禪院家当主の十種影法術使いは、当時の五条家当主である六眼持ち無下限呪術使いと相討ちとなっています。
つまり、ポテンシャル的には「十種影法術」は「六眼+無下限呪術」と同等に近いと考えられます。
また、呪いの王と言われる宿儺ですら、十種影法術を見て「いい術式だ」と誉めていました。
そして、五条悟も言うように禪院家は術式(さいのう)が大好きです。
だからこそ、直毘人は最強クラスの術式を所持している伏黒恵を禪院家当主に指名したのだと推察されます。
おわりに
以上で伏黒恵がなぜ禪院家当主になったのかや、甚爾との誓約状の内容に関する考察を終了いたします。
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