ナナミンでお馴染みの七海建人の術式が「十劃呪法(とおかくじゅほう)」です。
この記事では、十劃呪法の効果や漢字の意味、元ネタ、拡張術式「瓦落瓦落(がらがら)」を解説&考察していきます。
十劃呪法(とおかくじゅほう)の効果
十劃呪法(とおかくじゅほう)の効果は、呪術廻戦3巻で解説されています。
十劃呪法の効果
・長さを7:3に分ける点を、強制的に弱点とする。
・弱点に当てるとダメージが増える。
・対象とする長さは全長だけでなく、頭部や胴などパーツの長さでも良い。
要するに、十劃呪法は「相手の体の特定の長さを7:3に分ける点に攻撃を当てると、大きなダメージを与えることができる術式」です。
また、上の図を見る限り7:3でも3:7でも良いと思われます。
また、七海は術式の開示(縛りによる威力の底上げ)をして戦うことが多いです。
実際、虎杖が「そういうのってバラしていいものなの?」と質問した際には、七海は「バラしても問題のない術式、問題のない相手」と回答しています。
要するに、十劃呪法はバラしたところで、相手はどこが弱点になるのかは認識できないためほとんど問題ないといった感じだと思われます。
また、十劃呪法は黒閃と相性が良いです。
十劃呪法で作った弱点に黒閃をぶつけることで、相手に超絶特大ダメージを与えることができます。
実際、七海は黒閃の連続発動記録保持者(4回)です。
ちなみに、七海が4連続で黒閃をキメたのは夏油の仕掛けた百鬼夜行の時で、映画呪術廻戦0でそのシーンが描写されています。
漢字と英語の意味
「十劃呪法」は難しそうな漢字「劃」を含んでいます。
「劃」という漢字は「画」という漢字の難しいバージョンです。
(ちょうど「辺、邊」、「斉、齊」と同じノリだと思われます。)
そして「画」という漢字は「分ける、区分する」といった意味です。
したがって、十劃呪法を漢字の意味から解釈すると「十等分(=十劃)した内の一点を弱点にする呪術(=呪法)」であると解釈できます。
また、十劃呪法の英語は「Ratio Technique」です。
「Ratio Technique」を直訳すると、「比率に関する術式」です。
したがって英語の意味から考えても、十劃呪法は「特定の比率を弱点にする術式」と解釈できます。
元ネタ
十劃呪法の元ネタは「七三分け」であると考えられます。
これは、公式ファンブックに記載されているように、七海の名前の由来が「七三分け」であることから推察されます。
また、公式ファンブックで「名前と術式、どちらが先に決まったのでしょうか」という質問に対しては、「多分同時。かなり初期から決まってたキャラなので」と作者が回答しています。
以上の状況から、七海という名前に加えて、術式も「七三分け」を元ネタにしていると考えられます。
拡張術式「瓦落瓦落(がらがら)」
七海は十劃呪法の拡張術式を使用できます。
拡張術式とは生得術式(生まれた時に体に刻まれる術式)の解釈の幅を広げることで成立する術式のことです。
要するに、拡張術式はオリジナルの術式の応用みたいなイメージです。
ちなみに拡張術式は作中であまり登場しておらず、七海の他には伏黒が十種影法術の拡張術式として不知井底(せいていしらず)を使ったくらいです。
七海は、自身の生得術式である十劃呪法に対する拡張術式「瓦落瓦落(がらがら)」を使用します。
瓦落瓦落は、十劃呪法で砕いたモノに呪力を流すことで、呪力を纏ったモノで広範囲攻撃をする技です。
十劃呪法が個人を対象としているため、瓦落瓦落はそれを補う広範囲を対象としているのだと考えられます。
また、瓦落瓦落の元ネタは擬音語「ガラガラ」であると思われます。
というのも、瓦落瓦落は作中で一度しか登場していませんが、その際に瓦礫に呪力を流して発動していいました。
ですので、おそらくこのシーンが瓦落瓦落の作者イメージを反映していると思われます。
領域展開
七海は領域展開を取得していないことが、呪術廻戦4巻で真人の自閉円頓裹に囚われた際のセリフで明らかになっています。
そして、七海以外に十劃呪法を使用する人物は登場していません。
したがって、十劃呪法の領域展開の効果は不明です。
ただ、領域展開は必殺の術式を必中にする効果があることを考えると、十劃呪法の領域展開では7:3の弱点に対して攻撃が必中になるのではないかと筆者は予想しました。
可能性は低いかもしれませんが、今後十劃呪法の領域展開が見れると面白いですね!
おわりに
以上で十劃呪法(とおかくじゅほう)の解説と考察を終了いたします。
他の記事では、呪術廻戦の最強キャラランキングや、領域展開の掌印の元ネタ一覧なども作っています。
是非ご一読ください!!