呪術廻戦219話で万は領域展開「三重疾苦(しっくしっくしっく)」を発動しますが、その際に独特の掌印/手印を結んでいました。
この記事では、万の領域展開「三重疾苦」とその掌印/手印の元ネタについて解説しています。
効果
万の領域展開の名前は「三重疾苦(しっくしっくしっく)」です。
三重疾苦の効果は「真球を必中にする」というモノです。
真球とは完全な球体のことで、接地面積が存在しないため無限の圧力を生むとのことです。
つまり、 (圧力) = (力) ➗ (接地面積)であるため、接地面積がゼロだと圧力が無限になると考えられます。
したがって、真球に触れると無限の圧力によって跡形もなく消し飛ぶと考えられます。
何となく五条悟の虚式「茈(むらさき)」と似ていますね。
三重疾苦ではこの必殺の真球が必中になるため、無量空処や自閉円頓裹と同様に、まさに必殺必中の領域となっています。
(とは言え、三重疾苦は術式効果ではなく物理攻撃が必中となる領域なので、無量空処や自閉円頓裹よりは見劣りするかも知れません。)
また、三重疾苦の領域内には謎のオブジェクトがあります。
ぱっと見だと子宮のようにも見えますが、直哉の領域が子宮をモチーフにしていることを考えると、別の物がモチーフなのではないかと推察されます。
伏黒の領域には腰骨、宿儺の生得領域には肋骨があることを考えると、万の領域内のオブジェクトは何らかの骨(骨盤?)ではないかと推察されます。
情報が入り次第追記していきます。
名前の由来
三重疾苦(しっくしっくしっく)は明らかに変な読み方をしていますよね。
これはおそらく「Sick Sick Sick(しっくしっくしっく)」のダジャレになっているのだと考えられます。
Sickは苦しみ(≒ 疾苦)という意味であるため、Sickが3つ(≒ 三重)ということで、三重疾苦という名前になったのだと考えられます。
ちなみに三重疾苦は英語版では「Threefold Affliction(三つ折りの苦しみ)」と翻訳されています。
掌印/手印の元ネタ
三重疾苦の掌印の元ネタは「地蔵菩薩印」であると考えられます。
地蔵菩薩は、その左手に「如意宝珠」という球体を持っており、これが真球と対応しているのではないかと推察されます。
地蔵菩薩
地蔵菩薩(じぞうぼさつ)は、仏教の信仰対象である菩薩の一尊。釈尊が入滅してから弥勒菩薩が成仏するまでの無仏時代の衆生を救済することを釈迦から委ねられたとされる。
左手に如意宝珠、右手に錫杖を持つ形、または左手に如意宝珠を持ち、右手は与願印(掌をこちらに向け、下へ垂らす)の印相をとる像が多い(この場合、伝統的に彫像であることが多く画像はまれである)。
如意宝珠
如意宝珠(にょいほうじゅ、梵: चिन्तामणि (チンターマニ)、 英: Cintāmaṇi)、また宝玉(ほうぎょく)とは、仏教において霊験を表すとされる宝の珠のこと。
如意宝珠を表現する一つの種類として、3つのチンターマニが積み重なったもの(多くは下に2個が横に並びその上に1個乗った形)を一つの火炎が包んだものがあり、これは三弁宝珠と呼ばれる。
チンターマニは仏や仏の教えの象徴と考えられる。地蔵菩薩、虚空蔵菩薩、如意輪観音などの持物で三昧耶形とされる。チンターマニは無限の価値を持つものと伝えられており、祈りの対象となる。
またwikipediaによると、地蔵菩薩は閻魔天と同一であるともみなされているそうです。
宿儺の領域展開の掌印の元ネタが閻魔天であることを考慮すると、それぞれの掌印の元ネタは万と宿儺の関係性を反映している可能性が考えられます。
おわりに
以上で三重疾苦(しっくしっくしっく)に関する考察を終了いたします。
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