呪術廻戦の中でも最強格の特級呪霊のひとり「陀艮(だごん)」の領域展開の名前は「蕩蘊平線(たううんへいせん)」です。
陀艮が蕩蘊平線を発動する際には、掌印の代わりにお腹に呪印を描いていました。
この記事では、陀艮(だごん)の領域展開「蕩蘊平線(たううんへいせん)」の効果や呪印の元ネタについて考察&解説していきます。
蕩蘊平線(たううんへいせん)とは
蕩蘊平線(たううんへいせん)は陀艮が使用する領域展開の名前です。
蕩蘊平線は、南国風の島と海のような見た目の領域に相手を閉じ込めて発動します。
呪術廻戦2巻で五条悟に痛めつけられた漏瑚が運ばれたきた場所と、蕩蘊平線の中の見た目が同じであることから、偽夏油や真人が潜伏していた場所は陀艮の生得領域の中だったと推察されます。
蕩蘊平線の効果は、死累累湧軍で召喚した式神を必中にするというものです。
一匹一匹の式神の攻撃力はそれほど高くはありませんが、死累累湧軍で召喚可能な式神は無限です。
イメージとしては、防御不能な1ダメージを無限に蓄積させることで、いつかは相手のHPがゼロになるといった感じです。
したがって、蕩蘊平線に閉じ込められてしまった場合は、領域展開や簡易領域などで蕩蘊平線の必中効果を打ち消さない限りは、おそらく勝機がないと思われます。
実際、七海が30%の出力の死累累湧軍に1分間耐えたことに対して陀艮が驚いていたことから、100%の出力の死累累湧軍をくらった場合、並の1級術師なら20秒程度で殺されると推察されます。
なかなかに強力な領域ですね。
漢字・英語の意味
蕩蘊平線は難しい漢字を使用していますよね、、、、
蕩蘊平線の漢字の意味は以下です。
蕩蘊平線の漢字の意味
蕩:のびやか、広々としている様子。
蘊:五蘊、人間の肉体と精神を5つの集まりに分けて示したもの。
平線:平らな線、地平線。
また、蕩蘊平線の英語表記は、「Horizon(地平線) of the Captivating(魅了する) Skandha(五蘊)」です。
したがって、蕩蘊平線の意味は「陀艮の精神と肉体(=蘊)の心象風景が地平線までのびのびと広がった(=蕩)領域」と解釈できます。
呪印の元ネタは宝袋
呪術廻戦の世界では、領域を展開するために掌印を結ぶ必要があります。
これは、鹿紫雲が秤に領域展開させないために腕を潰しにいったことや、直毘人の投射呪法に邪魔された陀艮が領域を展開できていなかったことからわかります。
掌印による領域展開ができなかった陀艮は、代わりにお腹に呪印を描くことで領域を展開していました。
このように呪印で領域展開したケースは2022年11月(現在)で陀艮だけです。
そして、陀艮がお腹に描いた呪印は「宝袋(ほうたい)」を元ネタにしていることが、単行本13巻で明らかになっています。
宝袋とは、その名の通りお宝の入った袋のことです。
宝袋(引用元)
「金嚢」は、「こんのう」とも呼ばれ、また「宝袋(ほうたい)」ともいわれます。いわゆる巾着です。当然、中にはお金や財宝を入れますが、これも日本で生まれた文様で、もちろん金運アップの願いが込められていますので、宝くじを買いに行くときなどは、マストかも!?
宝袋の紋様は、お宮参りの着物には必ずと言っていいほど入っているらしいです。
さて、陀艮の領域と宝袋の関連ですが、おそらく「宝」が無限に湧く式神、「袋」が閉じた領域を表しているのだと思われます。
宝袋には様々な種類のお宝が入っているおり、その宝が死累累湧軍で召喚した様々な種類の式神に対応していると考えられます。
そんな様々な式神が存在する領域(袋)に相手を閉じ込めることが、蕩蘊平線の呪印「宝袋」との関連だと予想されます。
おわりに
以上で蕩蘊平線に関する解説を終了いたします。
他の記事では、呪術廻戦の最強キャラランキングや、領域展開の掌印の元ネタ一覧なども作っています。
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