呪術廻戦の中で、呪術の極致と言われているのが「領域展開」です。
このサイトでは、2023年1月(現在)までに登場した全11種類の領域展開の最強ランキングを掲載しています(あくまで筆者の独断と偏見によるものですので、異論は認めます笑)。
また、呪術廻戦2巻で五条悟が言っているように、領域展開の強さは呪力量や相性にもよります。
そこで本サイトでは、使い手の呪力量や相性、強さは考慮せずに、純粋な領域展開の効果だけでランキングを作成しています。
また、効果が判明していない乙骨、石流、烏鷺、花御の領域展開はランキングから除外しています。
それではどうぞ!
11位 坐殺博徒(ざさつばくと)
坐殺博徒の領域内では秤が攻撃を仕掛けるたびにリーチがかかり、1/239の確率で大当たりとなります。
大当たりを引くと、秤には大当たりボーナスが与えられます。
大当たりボーナスの一例として「4分11秒間の呪力の無制限化&フルオート反転術式」がこれまでに登場しています。
この4分11秒の大当たりボーナスの時間、秤は不死身になります。
1/239の確率を乗り越えて、大当たりを引くことができればかなり強力な効果を得ることができる、まさにギャンブラー向けの領域展開となっています。
今回、ランキング11位とした理由は大当たりの確率が低すぎるためです。
リーチの演出時間が20秒としても、大当たりを引くためには1時間以上かかる見込みです。
格上の相手なら1時間もあればやられてしまいますよね、、、、
また、大当たりボーナスは強力ですが、時間制限があるため必勝とはなりにくいです。
以上の観点から、坐殺博徒はランキング11位としました。
10位 誅伏賜死(ちゅうぶくしし)
10位は日車寛見の領域展開「誅伏賜死」としました。
誅伏賜死は相手に裁判を強制する領域です。
この裁判では、ジャッジマンから提示された嫌疑に対して反論を行って無罪を勝ち取る必要があります。
しかし、日車は天才弁護士である上に、日車には嫌疑に対する証拠が与えられる&日車が後攻で反論するため、誅伏賜死の裁判で無罪を勝ち取るのはほとんど不可能であると考えられます。
誅伏賜死の裁判で有罪になると、罪の重さに対応したペナルティーを受ける必要があります。
作中では、「術式の使用不可」、「全呪力の剥奪」、「処刑人の剣(切られた者は確実に死ぬ剣)が日車に与えられる」といったペナルティーがこれまでに登場しています。
今回、誅伏賜死を10位とした理由は、裁判で相手を有罪にできたとしても勝ちが確定するわけではないためです。
実際、誅伏賜死は術式の必中効果のみが付与されており、必殺効果は付与されていないことが作中で説明されています。
また、誅伏賜死のペナルティーには基本的に「術式の使用不可」が付加されているっぽいのですが、術式を使用できなくても呪力量が多い or 呪力操作に優れている人物なら日車に勝つことはできると思われます(ただし、術式が使用不可になると長年の勘が鈍るため呪力操作もグダグダになることが多い)。
また、ペナルティーの大きさを選択できないため、効果の大きさに不安定さが残ります。
とはいえ、大当たりの確率が1/239の坐殺博徒よりは使い勝手が良いと考え、今回は誅伏賜死を10位としました。
9位 疱瘡婆の領域
9位は疱瘡婆の領域展開(名称不明)としました。
疱瘡婆の領域展開の効果は以下の通りです。
疱瘡婆の領域展開
・棺桶に閉じ込める
・巨大な墓石を落として地中に埋める
・3カウント以内に棺桶から脱出できないと死ぬ
まず、疱瘡婆の領域内で最も呪力の高い者を棺桶に閉じ込めます。
次に、棺桶に対して墓石を落下させることでその棺桶を地中に埋葬します。
最後に3カウントがスタートします。
ここまでが必中効果で、3カウント以内に棺桶から脱出できないと、棺桶の中の人物は死に至ります。
しかし、冥冥曰くこの領域の最も厄介な点は墓石による埋葬です。
2メートル近い墓石が上空から必中になるため、呪力で防御してもかなりのダメージを受けてしまいます。
この領域の対処法としては、簡易領域によって必中効果を打ち消すことが最も有効です。
実際、簡易領域を展開した憂憂に対しては墓石攻撃が発動していませんでした。
また、呪力の最も高い人物しか棺桶&墓石攻撃の対象にならないため、領域内に2人以上いる場合は棺桶に閉じ込められた人物以外は自由に動くことができます。
また、棺桶から脱出した直後は少しの間だけ自由に動くことができるため、その間に頑張れば疱瘡婆を倒すことができるかもしれません。
以上のように対処法はいくつかありますが、術式の種類や状況によっては必殺の領域となりうるため、今回はランキング9位としました。
8位 嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)
嵌合暗翳庭の効果は十種影法術の効果を120%引き出すというものです。
十種影法術は御三家相伝の術式であり、無下限呪術と並ぶ最強クラスの術式です。
嵌合暗翳庭はその最強クラスの術式の性能を120%引き出すため、相当に強力な領域であると考えられます。
嵌合暗翳庭の中は影で囲まれており、そこから式神や伏黒自身の分身を多数召喚することができます。
領域の上にも影があるため、3〜6トンの満象を相手の頭上に落下させることも可能です。
また、現時点では嵌合暗翳庭は未完成の領域であるため、必中効果が付与されていません。
逆にいうと簡易領域や彌虚葛籠では防御できないため、レジィは「単純な必中領域より余程やりづらい」と述べています。
上記レジィのセリフと疱瘡婆の領域が簡易領域で攻略できることを考慮して、今回は嵌合暗翳庭を8位としました。
7位 蕩蘊平線(たううんへいせん)
7位は陀艮の領域展開「蕩蘊平線」です。
蕩蘊平線の効果は死累累湧軍(しるるゆうぐん)で召喚した式神を必中にするというものです。
死累累湧軍で召喚した式神の一匹一匹はそれほど強くはありませんが、特筆すべきは召喚可能な式神の数が無限である点です。
いくら式神を倒しても無限に湧いてくるため、ジリ貧になってしまいます。
また、作中での七海や直毘人の描写を見る限り、式神が必中になっている間はほとんど身動きが取れないと思われます。
そんな身動きが取れない状況で陀艮を倒すことは困難を極めます。
また、七海が30%の出力の死累累湧軍に1分間耐えたことに対して陀艮が驚いていたことから、100%の出力の死累累湧軍をくらった場合、並の1級術師なら20秒程度で殺されると推察されます。
ですので、石流のような高火力遠距離攻撃がない限り、蕩蘊平線を攻略するためには簡易領域などで式神の必中効果を打ち消す必要があると思われます。
しかし、式神の必中効果を打ち消すことができても、式神自体が消滅するわけではない&海の領域内では陀艮にバフがかかるため、蕩蘊平線を攻略することはかなり難しいと思われます。
蕩蘊平線は効果的に嵌合暗翳庭のほぼ上位互換の形になっているため、今回はランキング7位としました。
6位 蓋棺鉄囲山(がいかんてっちせん)
蓋棺鉄囲山は五条悟が虎杖(と読者)に対して領域展開を解説するための教材として使用されており、領域に典型的なバフと術式の必中効果があります。
具体的には、蓋棺鉄囲山の中は火山の内部のようになっており、火山と相性の良い漏瑚はステータスの上昇の恩恵(バフの効果)を受けることができます。
また、蓋棺鉄囲山の中で発動した漏瑚の術式(溶岩石をぶつけるなど)は必中になります。
漏瑚の術式は七海や直毘人、真希を一撃で瀕死にするほどの高火力であり、それが必中になる蓋棺鉄囲山はかなり強力な領域であると考えられます。
実際、漏瑚は「並の術師なら領域内に引き入れた時点で焼き切れる」と述べています。
今回、蕩蘊平線より上の順位にした理由としては、蕩蘊平線は領域に引き入れた時点や術式が当たった時点で相手を殺せるほどの火力がないこと、及びバフ/デバフの効果も蓋棺鉄囲山の方が上であることが挙げられます。
以上の観点から、蓋棺鉄囲山を6位にランクインさせました。
5位 胎蔵遍野(たいぞうへんや)
胎蔵遍野の効果の詳細な説明はなされていませんが、作中の描写からおそらく「重力の術式が必中になること」だと思われます。
特級術師である九十九ですら一撃で瀕死に追い込むことができることから、呪力によってガードすることもかなり難しいと考えられます。
加えて、領域を閉じないという縛りによってなんらかのバフ(領域の必中効果範囲が広い?)があると考えられます。
さらに、結界の強度がかなり高いため、簡易領域でもガードできないことが明らかになっています。
蓋棺鉄囲山よりも胎蔵遍野を上の順位にした理由としては、蓋棺鉄囲山よりも火力が高いことや、領域を閉じないという縛りによってなんらかのバフがあることなどが挙げられます。
以上の観点から、胎蔵遍野を5位にランクインさせました。
4位 伏魔御廚子(ふくまみづし)
伏魔御廚子の効果は、領域内の呪力を持ったモノには「捌」、呪力を持たないモノには「解」を絶え間なく浴びせるというものです。
結果として、伏魔御廚子の領域内にあるモノは全てバラバラになります。
さらに、あえて領域を閉じないという縛りによって、伏魔御廚子の範囲を半径200メートルまで拡大しています。
実際に作中では伏魔御廚子によって、渋谷一帯を更地にしていました。
さらに、「解」は呪力でガードできると思われますが、「捌」は「強度や呪力量に応じて対象を一刀両断する」という効果であるため、呪力でガードするのはかなり難しいのではないかと思われます(ただし、摩虎羅が伏魔御廚子を耐えていたことから、捌もある程度は呪力でガードできると思われます)。
胎蔵遍野よりも伏魔御廚子を上の順位にした理由としては、「捌」の効果が「重力の術式」の効果よりも強い&呪力でガードしにくいためです
以上の観点から、伏魔御廚子を4位にランクインさせました。
3位 時胞月宮殿(じほうげっきゅうでん)
時胞月宮殿の効果は投射呪法のフリーズ効果を細胞レベルで適用させるというものです。
結果として、時胞月宮殿に囚われた人物は、細胞がバラバラにフリーズすることで体組織が崩壊してしまいます。
それに伴って、直哉の領域の中では身動き一つ取ることができなくなります。
つまり、直哉の領域内に相手を引き入れた時点でほぼ勝ちが確定します。
また、鹿紫雲が述べているように術式の効果は呪力でガードすることが非常に難しいです。
ですので、時胞月宮殿に付与された投射呪法のフリーズ効果も呪力でガードすることはほとんど不可能なのではないかと思われます。
今回、伏魔御廚子よりも時胞月宮殿を上の順位にした理由は、時胞月宮殿は術式のダメージ(体組織の崩壊)に加えて身動きが取れないという効果もあるためです。
伏魔御廚子の中でも身動きさえ取れれば何かしらの策を打てる可能性がありますが、時胞月宮殿ではそれすらできないため効果的には伏魔御廚子よりも強いと判断しました。
以上の観点から時胞月宮殿を3位にランクインさせました。
2位 自閉円頓裹(じへいえんどんか)
自閉円頓裹の効果は真人の最強の術式「無為転変」を必中にするというものです。
無為転変の効果は触れたものの魂(肉体)を変形させるというものです。
魂は呪力でガードすることができないため、真人に触れられた人物はほぼ100%の確率で死に至ります。
自閉円頓裹ではこの必殺の術式である無為転変が必中になるため、七海の言葉を借りるなら「領域に引き入れた時点で勝ちが確定」します。
効果の強さ的には時胞月宮殿とほとんど同じくらいだと思われますが、自閉円頓裹の場合は0.2秒領域展開するだけでも対象を死に至らしめることができることから、今回は自閉円頓裹を2位にランクインさせました。
1位 無量空処(むりょうくうしょ)
無量空処の効果は、相手の脳に無限の情報を流し込むことで死に至らしめるというものです。
無量空処も自閉円頓裹と同様に「領域に引き入れた時点で勝ちが確定」します。
さらに、真人の自閉円頓裹は虎杖というイレギュラーには効きませんでしたが、五条の無量空処は効かなかった相手が今の存在しません。
さらに、無量空処は領域内に引き入れた瞬間に身動き一つ取れなくなります(自閉円頓裹や時胞月宮殿は動けなくなるまでに多少のラグタイムがある)。
唯一のデメリットは、味方が周りにいるときは領域を展開できないという点です。
無量空処の中では、五条が直接触れている人物以外は強制的に術式の効果を受けてしまいます。
逆にいうと、羂索が指摘していたように五条悟が独りの場合、無量空処は最強の領域になります。
以上の観点から、無量空処をランキング1位としました。
おわりに
以上で最強の領域展開ランキングを終了いたします。
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