七海以来のまともでかっこいい大人キャラとして登場したのが日車寛見です。
ですが、死滅回遊で登場した時には既に闇堕ちしており、虎杖と殺し合いを始めてしまいます。
虎杖と戦闘の際に、日車は裁判に関連する術式を使っているのですが、理解できなかった人も多かったのではないでしょうか?
そこでこの記事では、日車寛見の術式、領域展開、強さをわかりやすく解説&考察していきます。
日車寛見とは
日車は元天才弁護士です。
T大学法学部受験や司法試験などのあらゆる難関を全てストレートで通過しており、それらは日車にとっては「必要な知識を入力し、必要なだけ出力する簡単な作業」であると作中で述べられています。
弁護士としても非常に優秀であり、日本の刑事裁判の有罪率99.9%と言われている中で、限りなくクロ(=職務質問から逃走→自宅から凶器発見)だった大江と言う人物の無罪を過去には立証しています。
また、人間性も非常に高く、過去に危険運転致死傷(飲酒運転)の弁護士を担当した際に、被告から「嘘つき、無罪になるって言ったじゃないか!!」と非難されても、「弱者は経済的にも精神的にも追い詰められています。私に当たるのも無理はない。」と述べております。
ちなみに、この危険運転致死傷(飲酒運転)の裁判は、最初から関係者が口裏を合わせていたため出来レースだったそうです。
このような理不尽な裁判や非難を受けていた日車ですが、「君の精神はどうなるのさ、日車君」という質問に対して、以下のように返答しています。
めちゃくちゃかっこいいですね、、、、現代に転生したガンジーですね、、、、、
闇堕ちした理由
そんな超聖人だった日車ですが、死滅回遊のプレイヤーとして102点を獲得(術師20名、非術師2名を殺害)するに至ります。
日車が闇堕ちするきっかけとなたのが、先程紹介した大江(=職務質問から逃走→自宅から凶器発見)の裁判の二審です。
大江の裁判の一審では、限られた予算と時間にもかかわらず日車の努力によって無罪判決となったのですが、二審は無茶苦茶なこじつけの理由で有罪判決が下りました。
この二審では検察側から新規の証拠が出ることがなかったため、この裁判自体が最初から出来レースだったことがわかります。
このような理不尽な裁判や被告からの批判的な目に耐えきれなくなった日車は、裁判所で術式を発動するに至ります。
術式と領域展開
日車の術式の名前は公開されていませんが、内容は相手に裁判を受けさせる術式です。
日車の術式の内容をまとめると以下の通りです。
日車の術式
・ジャッジマンを召喚する
・木槌を具現化する
・領域展開により、相手に裁判を受けさせる
・裁判の判決によって、相手にペナルティーや日車にバフを与える
上述の通り、日車の術式には領域展開(誅伏賜死)がデフォルトで備わっています。
日車の領域展開は術式(=裁判)の「必中」効果のみが含まれ、五条や真人の領域展開のように「必殺」効果も含まれているわけではありません。
では、日車が領域展開で相手に強制させる「裁判」についてまとめてみます。
裁判
・ジャッジマンが、対象者の過去の行為について罪の疑惑をかける
・罪の疑惑をかけられた対象者は「黙秘」、「自白」、「否認」のいずれかを行う
・日車には証拠が一つ与えられ、その証拠をもとに日車は反論をする
・対象者と日車の陳述をもとに、ジャッジマンが判決を下す
・判決によって、対象者にペナルティーが課される
裁判では対象者と日車が1回ずつ陳述を行い、最後にジャッジマンが判決を下す流れになっています。
そしてジャッジマンの判決によって有罪となってしまった場合、対象者にペナルティーが課されます。
このペナルティーですが、罪の重さに比例するのだと考えられます。
虎杖の場合、「パチンコ店で遊んだ罪」によるペナルティーは「術式(虎杖の場合は呪力)の剥奪」だったのに対し、「渋谷での大量殺人の罪」に対するペナルティーは「術式の剥奪+日車に処刑人の剣の付与」でした。
(ちなみに、処刑人の剣とは、切られたものを例外なく死に至らせる剣です)
このように、罪の重さに比例したペナルティーが与えられるのだと考えられます。
一方、見事ジャッジマンから無罪を取ることができれば、ペナルティーはないのかと思われます。
しかし、実際のところそれは以下の3点からほとんど不可能に近いのかと思われます。
無罪がほとんど不可能な理由
1点目:天才弁護士である日車の最も得意とする裁判で、日車を上回る必要がある点。
2点目:日車の反論が後攻であるという点。
3点目:対象者が認知できない「証拠」が日車に与えられている点。
以上の3点から分かるように、これだけ不利な状況でジャッジマンから無罪を勝ち取るのはほとんど不可能であると考えられます。
おそらく、「刑事裁判の有罪率99.9%」である事実をモチーフにしているのかと思われます。
また、ジャッジマンの裁判には二審があることや、大きな犯罪を犯していない人には効果が薄いと思われる点、術式を開示している点などが縛りとなることで、これだけ強力な効果が得られているのだと考えられます。
以上が、日車の術式と領域展開の解説になります。
強さ
日車の強さについては、「1級術師と比べても遜色のないレベル」であることが作中で述べられています。
そして驚くべきは、「1級術師と比べても遜色のないレベル」まで達するのに要した時間が僅か12日であったことです。
さらに、誰に教わるでもなく全て独力で呪力操作から結界術まで身につけたそうです。
成長性で言ったら、もしかしたら日車は作中ナンバーワンの呪術師かもしれないですね、、、、
一応すでに虎杖とは和解しているので、今後どこかのタイミングで再登場してくれることを期待したいですね!
おわりに
以上で、日車寛見の術式、領域展開、強さに関する考察と解説を終了いたします。
他の記事では、呪術廻戦の伏線一覧や、領域展開の最強ランキングなども作っています。
こちらも是非ご一読ください!!
また、各キャラの解説&考察は以下です。
<東京校>
虎杖悠仁、伏黒恵、釘崎野薔薇、乙骨憂太、禪院真希、パンダ、狗巻棘、秤金次、夏油傑、五条悟、七海建人、日下部篤也、冥冥、九十九由基、家入硝子
<その他の味方>
来栖華(天使)、伏黒津美紀、天元、脹相、禪院直毘人