呪術廻戦の中でも、情報が少ないキャラクターが伏黒津美紀(ふしぐろつみき)です。
呪術廻戦1巻から寝たきりの状態でしたが、死滅回游の開幕と同時に目を覚ましました。
そこでこの記事では、伏黒津美紀の正体、万や天使との関係を考察&解説していきます。
基本情報
まずは伏黒津美紀の基本情報についてまとめていきます。
津美紀は伏黒恵の義理の姉です。
恵の父親(伏黒甚爾)と津美紀の母親がくっついて蒸発したため、残された二人が一緒に暮らしていたようです。
あの五条悟ですら、伏黒甚爾は「僕が引くレベルのろくでなし」と評しています。
そんな辛い過去を持った津美紀ですが、「誰かのことを呪う暇があったら大切な人のことを考えていたい」という考えを持っており、恵曰く「典型的な善人」とのことです。
そして、典型的な善人である津美紀ですがあるとき呪いによって寝たきりになってしまいます。
典型的な善人である津美紀が呪われてしまうという理不尽を目の当たりしたことで、恵は「不平等に人を助ける」という価値観を持ったのだと推察されます。
さて、この津美紀が呪われた原因は羂索です。
その準備の中に「マーキングした2種類の非術師の脳を術師仕様にデザインする」というものがあります。
この「2種類の非術師」とは「術式を所持している者」と「呪物を取り込ませた者」です。
そして、「2種類の非術師にマーキングする際、私の呪力にあてられて寝たきりになった者もいるが、じきに目を覚ますだろう」と羂索は話しています。
つまり、津美紀が呪われた原因は羂索によるマーキングが原因というわけです。
実際、羂索の言った通り、死滅回游の開幕と同時期に津美紀は目を覚ましています。
では、津美紀は「術式を所持している者」なのか「呪物を取り込ませた者」のどちらだったのでしょうか?
正体は万(よろず)
津美紀は目を覚ました時点では「術式を所持している者」だと考えられていました。
その理由は、津美紀は目を覚ました後も津美紀としての自我が残っていたためです。
しかし、津美紀の正体は「呪物を取り込ませた者」であることが死滅回游の終盤で明らかになりました。
呪物とは羂索と契約した術師の成れの果てであり、津美紀が取り込んだ呪物は「万(よろず)」という術師の成れの果てでした。
万は津美紀の記憶を読むことができたため、最初は本人になりすまして情報収集していたとのことです。
また万は平安時代の術師であり、「過去の術師なら知っている人がいる」と述べていることから、かなりの手練れであることがうかがえます。
そして、万は「コロニー間を自由に移動できるルール」を追加していますが、その理由は「戦う場所を自由に選びたいから」と述べています。
その上、戦う相手に宿儺を指名していることからもわかるように、万は好戦的かつかなり強い術師です。
宿儺によって殺される
津美紀の最期は宿儺によって殺されました。
宿儺は恵の魂を破壊する(=体を完全に自分のものにする)ために、恵が最も大切にしている津美紀を殺害することを考えます。
そして、津美紀の体を乗っ取った万も宿儺との戦いを希望していたので、宿儺vs万となりました。
結果、宿儺は十種影法術のみで歴戦の術師である万を圧倒します。
最期は、万の領域展開「三重疾苦(しっくしっくしっく)」で必中になった真球と共に、万の体を魔虚羅で粉砕します。
結局、津美紀の自我は最後まで戻ることはありませんでした、、、、
津美紀と天使の関係
当初ネット上では、「津美紀=天使」なのではないかという噂がありました。
(現在は津美紀と天使は別人であることが判明しています)
この噂に関して、「津美紀=天使」の根拠をそれぞれ挙げていきます。
「津美紀=天使」が噂されていた理由は主に2つあります。
1つ目は、麗美を殺害しようとする恵に津美紀が「駄目よ、恵」と語りかけ、その直後に天使が恵の元に現れることです。
この場面では、麗美を殺害しようとする玉犬が「駄目よ、恵」という津美紀の語りかけの直後に消滅しています。
天使の術式は「あらゆる術式を消滅させる術式」であるため、「津美紀=天使」であるならば、玉犬が消滅したことは天使の術式によるものであるとも解釈できます。
また、「駄目よ、恵」というセリフも、天使(=津美紀)が術式を使って玉犬を消滅させた状況と合致します。
2つ目の根拠は、津美紀と天使の見た目が似ていることです。
性別はもちろんのこと、内側にクルンとした髪型の特徴が合致しています。
また、よく見ると服の首の部分のデザインが同じです。
こんな特徴的な服のデザインが似ているということは、津美紀と天使の間に何らかの関係性があるのだと噂されていました。
そして、見た目が似ているということは、天使が津美紀に受肉したとも解釈できます。
例えば、鹿紫雲や石流も受肉していますが、彼らの見た目は400年前の特徴を引き継いでいると考えられます。
石流は目と鼻、顔の骨格がそっくりです。
鹿紫雲は髪型と目元の稲妻が同じです。
また、公式ファンブックによると、「呪物を人間が摂取した場合、呪物に宿った呪いの主が、精神と肉体を支配し、肉体の形状までをも変態させてしまう。この現象を”受肉”と呼ぶ」と記載されています。
したがって、(虎杖のように精神と肉体を乗っ取られなかった場合を除くと)受肉によって肉体の形状が変化することがわかります。
つまり、天使が津美紀に受肉した場合、津美紀は天使に似た見た目に変化すると考えられます。
以上のような状況から「津美紀=天使」という噂がでていました。
しかし、最初にも述べましたが、津美紀と天使は別人であることが判明しています。
両者とも恵に関連したキャラクターであるため、服装や発言が似ているように作者が設定したのかもしれません。
おわりに
以上で、伏黒津美紀の正体と天使・来栖華との関係の考察を終了いたします。
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また、各キャラの解説&考察は以下です。
<東京校>
虎杖悠仁、伏黒恵、釘崎野薔薇、乙骨憂太、禪院真希、パンダ、狗巻棘、秤金次、夏油傑、五条悟、七海建人、日下部篤也、冥冥、九十九由基、家入硝子
<その他の味方>
来栖華(天使)、伏黒津美紀、天元、脹相、禪院直毘人