呪術廻戦の中でも異色の能力を持っているのが禪院真希(ぜんいんまき)です。
術式がないという天与呪縛によって常人離れした身体能力(フィジカルギフテッド)を有しています。
この記事では、禪院真希の身長や誕生日といった基本情報や、火傷や真依の死による覚醒についても解説していきます。
基本情報
まずは真希の基本情報についてまとめていきます。
年齢 | 16歳 |
誕生日 | 1月20日 |
身長 | 171センチ |
性格 | 悪い(自称)、努力家、妹想い |
目標 | 禪院家当主→禪院家壊滅 |
等級 | 4級 |
術式 | なし |
能力 | 天与呪縛のフィジカルギフテッド |
特技 | 空き缶潰し |
ストレス | 禪院家絡みの手続き |
声優 | 小松未可子 |
真希の年齢は16歳で、誕生日は1月20日です(公式ファンブックより)。
そして、公式ファンブックの身長表から、真希の身長はおよそ171センチ程度であることがわかります。
近い身長のキャラクターとしては、虎杖(173センチ)や三輪(169センチ)、狗巻(170センチ)が挙げられます。
真希は(自称)性格が悪いです。
これは呪術廻戦0巻での乙骨との会話からわかります。
乙骨
真希さんはどうして呪術師を続けるの?
真希
私は性格悪ぃかんな、1級術師として出戻って、家の連中に吠え面かかせてやるんだ。
そして内から禪院家ブッ潰してやる…
真希は自分を認めてくれない禪院家に対して力を示すために努力していることがわかります。
そして、真希が努力をしている理由の一つが妹(真依)のためです
真希と真依は双子であるが故に術師としての力が分散しており、禪院家ではかなり冷遇されていました。
そんな真依の立場を改善するために真希は実力を示そうとしているわけです。
実際、呪術廻戦17巻で禪院当主となった伏黒の「禪院家当主の座を譲る」と提案に対しては、「今の私じゃ禪院家に真依の居場所を作ってやれない」という理由で断っていました。
以上の描写から、真希の性格が努力家かつ妹想いであることがわかります。
そして、真希の等級は4級です。
呪術師の等級は特級から4級であることから、真希の等級は最低であることがわかります。
しかし、呪術廻戦8巻では冥冥が真希を1級に推薦していますし、22巻では「甚爾に並ぶ鬼人」と評されていることから、最終的な実力は特級クラスであると考えられます。
なぜ実力のある真希が4級なのかの理由は、呪術廻戦5巻で五条悟が「禪院家が邪魔してるくさいんだよねー」と話していました。
当時の禪院家当主であった禪院直毘人はそういうことをしなさそうに見えるんですけどね、、、、
実際、公式ファンブックの真希のストレスの欄には「禪院家絡みの手続き」と記載されています。
そしてアニメ呪術廻戦における真希の声優は小松未可子さんが担当しています。
小松未可子さんが担当した他のキャラクターとしては、鬼滅の刃の朱紗丸(毬の鬼)、モーレツ宇宙海賊の加藤茉莉香などが挙げられます。
以上が禪院真希の基本情報になります。
真依の死で覚醒
真希の能力は「天与呪縛のフィジカルギフテッド」です。
天与呪縛とは「天から与えられた呪縛」のことで、要は生まれながらに宿している呪縛のことです。
呪術廻戦における「縛り」とは「何かを捨てることで何かを得ること」であり、捨てるものが大きいほど得るものも大きくなります。
例えば、メカ丸は天与呪縛として健康と体の自由を失った代わりに、莫大な呪力と超広範囲の傀儡操術を使うことができます。
そして真希の場合は、本来は呪力と術式を持つはずの人間がそれを失った代わりに圧倒的な身体能力を得るフィジカルギフテッドという天与呪縛を所持しています。
しかし、真希は呪力を完全に失っているわけではなく、あくまで一般人並みに呪力になるという弱い天与呪縛でした。
真希の天与呪縛が弱くなった原因が真依の存在でした。
呪術師の家系では双子は凶兆とされており、その理由は術師としての才能が2つに分離してしまうためです。
つまり、真希が呪力と術式を持たなくても双子の真依が呪力と術式を持っている限り、真希の天与呪縛の効果は弱いままです。
だからこそ、真依が呪力と術式を持って死んだことで、真希は呪力が完全にゼロの天与呪縛に覚醒できました。
呪力が完全にゼロの天与呪縛はあの伏黒甚爾と同様であり、身体能力の更なる向上(水面を駆ける)、呪霊を五感で感知といった能力が得られます。
甚爾が五条悟や特級呪霊(陀艮)に勝利していることや、九十九が夏油に対して「(甚爾は)まさに超人、負けたことは恥じなくていい」と述べていることから、呪力ゼロの甚爾や真希の強さは特級クラスであることは間違いないと思われます。
領域の必中効果を受けない
呪術廻戦22巻にて、真希は直哉の領域「時胞月宮殿」の必中効果を受けていませんでした。
これは、真希の呪力が完全にゼロになったことで、領域の必中効果が真希を認識出来なくなったためであると説明されています。
したがって、真希相手に領域を使ってしまうと、呪力の大量消費&一時的な術式の使用不可というデメリットを受ける割に、メリットは領域のバフ効果しか得られません。
さらに、呪力がゼロの真希は壁や床と同様に扱われるため、自由に結界を出入りできるとのことです。
つまり、死滅回游の結界や展開された領域を自由に出入りすることができます。
領域のバフ効果も真希が領域から出たら終わりなので、実質真希は領域展開を無力化できるともいえます。
秤や日車といった領域とセットの術式を使う人物は真希に勝てませんし、五条や真人の一撃必殺の領域も効かないので、領域の無力化は相当のアドバンテージであると考えられますね。
火傷の原因
呪術廻戦16巻以降で、真希は体に火傷を負っています。
この火傷は呪術廻戦13巻で漏瑚に焼かれた際に負ったものです。
その際に直毘人と七海も漏瑚に焼かれており、それが原因で死亡しています。
真希だけが助かった理由は、フィジカルギフテッドによって身体強度が高かったためであると九十九が述べています。
また、真希は反転術式による治療も受けていますが、それでも火傷の後は残ってしまうとのことです。
禪院家を壊滅
最初に述べた通り、真希の目標は禪院家当主でした。
しかし呪術廻戦17巻にて、真希は禪院家を壊滅させるに至ります。
真希が禪院家を壊滅させた理由は真依の遺言です。
呪術廻戦17巻で、真希と真依は父親である扇に誅殺されそうになります。
ちなみに扇が真希と真依を誅殺した理由は、突然禪院家当主となった伏黒恵を殺害するための口実作りのためとのことです。
伏黒恵がなぜいきなり禪院家当主になったのかはこちらの記事で解説しています。
この扇によって死傷した真希を助けるために、真依は構築術式を使って自分の生命と引き換えに真希を助けます。
その際の真依の遺言が「全部壊して」というものでした。
この遺言の意味は「禪院家を全部壊して」というものであったと考えられます。
だからこそ真希は禪院家の人間を皆殺しにしたのだと考えられます。
真依の遺した刀は「釈魂刀」
真依は死ぬ際に構築術式で刀を遺していきました。
呪術廻戦22巻でこの刀の名前は「釈魂刀(しゃくこんとう)」であることが明らかになりました。
釈魂刀は呪術廻戦9巻でも登場しており、その際は夏油の手持ちの呪霊の中でも最高硬度の紅龍を引き裂いていました。
釈魂刀の能力は「あらゆるものの硬度を無視して魂を切り裂く」というものです。
だからこそ、最高硬度の紅龍も容易く引き裂くことができたと考えられます。
ちなみに、釈魂刀の価格は5億円であることが呪術廻戦9巻で明らかになっています。
そして特級呪具「游雲」の値段が「5億は下らない」とのことなので、釈魂刀は特級呪具に相当すると思われます。
師匠は大道鋼と三代六十四
真希には師匠という人物がいなかったことが呪術廻戦22巻で明らかになっています。
真希に師匠がいなかった理由は「強くなるために他者に頼るという発想がなかった」とのことです。
しかし、大道鋼が釈魂刀を使いこなしていたり、真希に見えないものを見ることができている様子を見て、真希は三代に相談するに至ります。
そこで三代は相撲を通して真希に「無生物の魂を見ること」を伝授します。
無生物の魂を見ることとは、例えば空気の温度や密度の違いからその面を捉える(=空気の流れから対象の動きを読む)ことと表現されています。
無生物の魂を見ることで、呪霊の動きを正確に察知できたり、釈魂刀の能力を120%引き出すことができるようになります。
大道や三代の助力もあって真希は無生物の魂を見ることができるようになり、それによって伏黒甚爾と並ぶ鬼人に至りました。
名言
じゃあ祓え 呪いを祓って祓って祓いまくれ 自信も他人もその後からついてくんだよ
罰があるのとないのとじゃ成長速度がダンチなんだよ
認められた気になってんじゃねえよ
あのままじゃ、私は私を嫌いになってた。それだけだよ、ごめんな
皆と同じじゃダメなんだ
おわりに
以上で禪院真希(ぜんいんまき)に関する解説を終了いたします。
他の記事では、呪術廻戦の最強キャラランキングや、領域展開の掌印の元ネタ一覧なども作っています。
また、各キャラの解説&考察は以下です。
<東京校>
虎杖悠仁、伏黒恵、釘崎野薔薇、乙骨憂太、禪院真希、パンダ、狗巻棘、秤金次、夏油傑、五条悟、七海建人、日下部篤也、冥冥、九十九由基、家入硝子
<その他の味方>
来栖華(天使)、伏黒津美紀、天元、脹相、禪院直毘人
<死滅回游泳者>
万、鹿紫雲一、日車寛見、高羽史彦、大道鋼、三代六十四
是非ご一読ください!!