呪術廻戦の中でも異色のキャラクターが与幸吉(むたこうきち)です。
天与呪縛だったり内通者だったり、色々と設定が多いキャラでもあります。
そこでこの記事では、与幸吉(メカ丸)の身長や声優といった基本情報から、正体、死亡/生存説、内通者説、三輪との関係などについて考察していきます。
基本情報
まずは、与幸吉(むたこうきち)の基本情報についてまとめていきます。
年齢(享年) | 17歳 |
誕生日 | 10月4日 |
身長(メカ丸) | 180センチ |
等級 | 準1級 |
術式 | 傀儡操術 |
特技(メカ丸) | 集団行動 |
ストレス | ずーっと |
名前の由来 | 漢字のまんま |
声優 | 松岡禎丞 |
与幸吉の年齢は17歳です。
そして誕生日は10月4日です。
ちなみに、与吉幸が死亡した日は2018年10月19日です。
つまり与幸吉は誕生日を迎えて割とすぐに殺害されてしまった感じですね、、、、
また、メカ丸の身長は180センチであることが公式ファンブックの身長表から読み取れます。
近い身長のキャラクターとしては、乙骨(178センチ)や七海(183センチ)が挙げられます。
そして、メカ丸の等級は準1級です。
準1級の術師としては他に歌姫、狗巻、加茂などが挙げられます。
また、与幸吉の名前の由来は「漢字のまんま」と公式ファンブックに記載されています。
つまり、与幸吉には「幸せと吉報を与える存在」という意味が込められているのだと推察されます。
(しかし、後述していますが与幸吉は内通者という形で周りの人間を裏切ることになります、、、)
そして、メカ丸の声優は松岡禎丞さんが担当しています。
松岡禎丞さんが担当した代表的なキャラクターは、SAOのキリト、鬼滅の刃の伊之助、5等分の花嫁の上杉風太郎などが挙げられます。
以上が与幸吉の基本情報になります。
術式と天与呪縛
与幸吉の術式は「傀儡操術」です。
傀儡操術とは、「緻密な動作が可能な高性能の傀儡を呪力で操作する術式」と公式ファンブックに記載されています。
さらに、傀儡とは視覚や聴覚を共有することができます。
通常の傀儡操術では、高い呪力出力を実現するために本体が傀儡の近くにいる必要があります。
しかし、メカ丸の場合は本体の与幸吉が近くにいなくても高い呪力出力が可能です。
その理由は与幸吉の天与呪縛です。
与幸吉は生まれながらにして以下の身体的な呪縛を背負っています。
与幸吉の天与呪縛
・右腕がない。
・膝から下の肉体がない。
・腰から下の感覚がない。
・肌が脆い(月光に焼かれてしまうほど)。
・全身の毛穴から針を刺されたように痛む。
なかなかに重い縛りですね、、、、
公式ファンブックの「ストレス」の欄に「ずーっと」と書いてありますが、これはおそらくこの天与呪縛のことを指しているのだと考えられます。
この重い縛りの恩恵として、広大な術式範囲(日本全土)と高い呪力出力が与幸吉には与えられています。
したがって、与幸吉は日本中どこにでも傀儡を向かわせることができます。
さらに、メカ丸は(壊れても本体が死ぬわけではないため)危険な任務に当たることも多いです。
実際、小説版呪術廻戦では毒ガスが充満した帳の中の潜入調査に取り組んでいました。
まさにスパイ活動にはぴったりの術式というわけですね、、、、
ちなみに傀儡操術の使い手は与幸吉以外にも夜蛾学長がいます。
夜蛾学長は特級術師になりかけていたことからも、傀儡操術が強力な術式であることがわかります。
その強力な傀儡操術に加えて天与呪縛によるバフが加わるので、おそらく与幸吉は特級術師になるポテンシャルを秘めていたと考えられます。
以上が与幸吉の術式の解説です。
呪力をチャージ可能
加えて、与幸吉は天与呪縛で縛られていた期間を呪力としてチャージすることが可能です。
そして、「チャージ2年」といった形で、チャージした年月を呪力として出力することができます。
チャージした年月を呪力として出力した際の威力は絶大で、偽夏油も「やるね彼、一時的とはいえ特級クラスの呪力出力」と評価していました。
呪術廻戦10巻では、「17年5ヶ月6日」の呪力がチャージされていることが明らかになっています。
しかし、与幸吉の誕生日と真人戦の日時を照合すると、与幸吉生きていた期間は最大でも17年1ヶ月程度です。
したがって、時系列に矛盾が生じています。
考えられる可能性としては、与幸吉が母親のお腹の中にいる時からの年月をカウントしているのか、本当に作者が間違えているかといったところだと思います。
新しい情報が入り次第追記していきます。
簡易領域
与幸吉は簡易領域を習得しています。
与幸吉は、三輪のシン・陰流を視て簡易領域を学んだと考えられます。
簡易領域は「技術を故意に門外へ伝えることは縛りで禁止されている」と呪術廻戦10巻で述べられています。
上文で「故意に」と記載されていることからも分かるように、シン・陰流の門下以外でも簡易領域を見て学ぶことは可能です。
実際、公式ファンブックにも「簡易領域を故意に門外へ伝えることは縛りで禁じた。だが見て盗むは縛りに含まなかったようだ」と記載されています。
しかし、与幸吉が見て学んだ簡易領域は完璧ではなかったようで、与幸吉は筒の中に簡易領域を閉じ込めて使用していました。
与幸吉が言うには「俺ではこのやり方でしか術を成立させられなかった」とのことです。
そして作中では、与幸吉は簡易領域の入った筒を4本準備していました。
その内3本は真人戦で使用されましたが、4本目を使用しようとしたところで真人に殺されてしまいました。
以上が与幸吉の簡易領域です。
内通者
与幸吉は内通者であったことが呪術廻戦9巻で明らかになっています。
内通者とは、高専の情報を偽夏油や呪霊たちに流していた裏切り者のことです。
歌姫の話では「内通者は2人以上いて、1人は学生で他は学長以上の上層部」とのことです。
そして、この歌姫の話における学生の内通者がメカ丸だったというわけです。
メカ丸以外の内通者が誰なのかはこちらの記事で考察しています。
メカ丸が内通者になった理由は、真人の無為転変で体を直してもらうためです。
先程の述べた通り、与幸吉は天与呪縛で体が不自由であり、その苦痛は相当なものであったと推察されます。
その苦痛から逃れるために真人の無為転変で体を直してもらう代わりに、高専の情報を流していたというわけです。
また、パンダ先輩に「何か叶えたいことがあるなら俺はお前を手伝うぜ」と言われた時に、「いつか…皆と一緒に…」と述べていたことから、普通の体になって京都校のみんなと仕事をすることもメカ丸の主な目的の一つであったと考えられます。
実際、偽夏油らとは「京都校の人間には手を出さない」という条件をつけて協力をしていましたました。
また、「五条悟が消えれば人間界も呪術界もひっくり返る、それでもいいと思っていたんだが……最低だな我ながラ」と呪術廻戦11巻で回顧しています。
三輪との関係
与幸吉は三輪のことが好きです。
これは、呪術廻戦15巻での三輪とメカ丸のやりとりから推察されます。
呪術廻戦15巻より
メカ丸:大好きな人がいたんダ、どんな世界になろうと俺がそばで守ればいいと思っていタ。その人が守られたいのは俺じゃなかったかもしれないのニ
メカ丸:三輪、幸せになってくれ
メカ丸:どんな形であれお前が幸せなら、俺の願いは叶ったも同然だ
メカ丸が三輪を好きになったきっかけは作中で描写されていませんが、バレンタインに三輪がメカ丸にチョコの代わりに単三電池をあげている場面が呪術廻戦5巻で描かれています。
また、公式ファンブックではモテるキャラクターは「三輪と夏油」であることが明らかになっています。
三輪がメカ丸のことをどう思っていたかは不明ですが、小説版呪術廻戦では壊れたメカ丸を見るたびに三輪が心を痛めていたことが明らかになっています。
また、呪術廻戦15巻でのメカ丸と三輪の最後のやりとりで三輪が号泣していることからも、三輪もメカ丸のことを大切に思っていたことは間違いないと思います。
以上が三輪とメカ丸の関係の考察になります。
死亡シーン
与幸吉の死因は真人の無為転変である可能性が高いと考えられます。
というのも、与幸吉 vs 真人戦の最後は与幸吉の簡易領域の筒と真人のタッチが描かれていました。
上図を見ても、真人のタッチの方が速いように見えます。
したがって、与幸吉は真人に触られて無為転変で殺されたと考えられます。
呪術廻戦11巻でメカ丸が「俺は10月19日に真人という特級呪霊に殺されている」と話していることを考えるとやはり死亡は確定かと思います。
おわりに
以上で与幸吉に関する解説と考察を終了いたします。
他の記事では、呪術廻戦の最強キャラランキングや、領域展開の掌印の元ネタ一覧なども作っています。
また、各キャラの解説&考察は以下です。
<東京校>
虎杖悠仁、伏黒恵、釘崎野薔薇、乙骨憂太、禪院真希、パンダ、狗巻棘、秤金次、夏油傑、五条悟、七海建人、日下部篤也、冥冥、九十九由基、家入硝子
<その他の味方>
来栖華(天使)、伏黒津美紀、天元、脹相、禪院直毘人
<死滅回游泳者>
万、鹿紫雲一、日車寛見、高羽史彦、大道鋼、三代六十四
是非ご一読ください!!