呪術廻戦の中でも人気のキャラクターが狗巻棘(いぬまきとげ)です。
この記事では、狗巻の身長や声優といった基本情報から、術式「呪言」やおにぎりの具材の意味、死亡説、腕が治るのかなどを考察しています。
基本情報
まずは狗巻棘(いぬまきとげ)の基本情報をまとめていきます。
年齢 | 17歳 |
誕生日 | 10月23日 |
身長 | 169センチ |
特徴 | 語彙がおにぎりの具 |
性格 | 優しい、悪ノリをする |
等級 | 準1級 |
術式 | 呪言(じゅごん) |
名前の由来 | 言葉が刺さるイメージ |
声優 | 内山昂輝 |
狗巻の年齢は17歳で、誕生日は10月23日です。
狗巻は呪術高専2年生であるため、誕生日と年齢から判断すると留年はしていないようです。
また、狗巻は渋谷事変(10月31日)の直前に誕生日を迎えたようですね。
次に、狗巻の身長は169センチです。
狗巻の身長は呪術廻戦公式ファンブックの身長表から読み取ることができます。
狗巻と身長が近いキャラクターとしては、禪院真希(170センチ)や三輪霞(168センチ)が挙げられます。
そして、狗巻の最大の特徴が「おにぎりの具しか語彙がないこと」です。
狗巻がおにぎりの具材しか喋らない理由は、「呪言」で不用意に相手に危害を与えないようにするためです。
例えば、狗巻が「死ね」と言うと相手は死んでしまうため、狗巻は害のないおにぎりの具材しか喋らないというわけです。
狗巻はおにぎりの具材しか喋らないため、初対面だと何を考えているのかわからないと思われがちですが、狗巻の性格は優しいです。
実際、呪術廻戦0巻や小説版呪術廻戦では、狗巻との任務を経て、乙骨や釘崎が狗巻の優しさに気づく描写があります。
ただ、狗巻は悪ノリをすることもあるようです。
これは、公式ファンブックで伏黒が尊敬する先輩として乙骨を挙げた理由が「率先しておちゃらけない」であることから推察されます。
また、アニメ「じゅじゅさんぽ」では、悪ノリで真希の制服を着た狗巻が釘崎にボコられる話があります。
以上の状況から、狗巻は結構悪ノリをするキャラクターであると推察されます。
狗巻の「棘」という名前の由来は「刺さるイメージから」であることが公式ファンブックに記載されています。
おそらく「言葉が刺さる」、「言葉に棘がある」といった表現が「狗巻棘」という名前の元ネタであると考えられます。
そして、狗巻の声優は内山昂輝さんが担当しています。
内山昂輝さんが担当している他のキャラクターとしては、ハイキューの月島や、ヒロアカの死柄木、ハンターハンターのメルエムなどが挙げられます。
以上が狗巻棘の基本情報になります。
術式「呪言(じゅごん)」
狗巻の術式は「呪言(じゅごん)」です。
呪言は狗巻家相伝の術式です。
呪言は言葉に呪力を籠めて発動する術式で、例えば「動くな」、「潰れろ」、「死ね」といった命令を相手に強制させることができます。
一見すると最強の術式です。
実際、呪術廻戦4巻で虎杖も「死ねっつたら相手死ぬってこと?最強じゃん」と述べています。
しかし、当然リスクもあり、「潰れろ」や「死ね」といった強い言葉を使うと、使用者の喉に反動ダメージがあります。
また、相手との実力差が大きいほど、使用者の喉に大きな反動ダメージがあります。
ちなみに、喉にダメージがあるのはまだマシで、最悪の場合は使用者自身に呪言が跳ね返ってくるとのことです。
そして、電話や拡声器といった機械を介しても呪言の効果は残ります。
実際、狗巻は電話を介して三輪を眠らせていますし、乙骨は拡声器を使って呪言を使っていました。
また、呪言は対呪霊に特化した術式であり、耳を呪力でガードするなど意識していれば術師にとってはそれほど怖い術式ではないとのことです。
おにぎりの具材の意味
先程述べたとおり、狗巻の術式は呪言です。
つまり、狗巻が言葉を発する毎に呪言が発動する可能性があります。
なので、危険な呪言が誤って発動しないように、狗巻は普段からおにぎりの具材しか話しません。
(おにぎりの具材は危険性がゼロであるため)
狗巻のおにぎりの具材が何を意味しているのかについては、「しゃけ」が「肯定」、「おかか」が「否定」ということだけ公式発表されています。
そのほかの具材については、状況から判断すると以下のような感じだと思われます。
具材 | 意味 | 訳 |
しゃけ | 肯定 | そうだ、OK |
おかか | 否定 | 違う、だめだ |
明太子 | 激励 | 頑張ろう、やるぞ! |
ツナ | 指示 | ねえねえ、あれ |
高菜 | 心配 | 大丈夫!? |
すじこ | 同様 | あっちも同じだ |
いくら | 転換 | あっちはどう? |
ツナマヨ | 同意 | そうだな、確かに |
こんぶ | 危険 | 嫌な感じだ、危ない |
(「すじこ」と「いくら」に関しては使用頻度も少ないこともあり、意味の解釈が難しいです。)
ちなみに狗巻の言葉を理解できるようになるには、およそ半年程かかるとのことです。
また、狗巻家の人間同士は心でコミュニケーションを取るということが公式ファンブックにて明らかにされています。
もしかしたら、棘以外の狗巻家の人間もおにぎりの具材で話しているのかもしれませんね、、、、
容姿と呪印
狗巻(2年生時)の見た目は白髪のマッシュルームヘアーです。
しかし、呪術廻戦0では狗巻(1年生時)はツンツン短髪ヘアーです。
狗巻の髪型が変化した理由は、「虎杖と髪型が被るから」です。
ちなみに、乙骨の髪型がトゲトゲ(1年生時)から七三分け(2年生時)に変わった理由も伏黒と被るからです)
また、狗巻が口元を隠している理由は「音量を絞るため」であることが公式ファンブックで明らかになっています。
音量を絞っている理由は、不意に呪言が発動することを防ぐためであると考えられます。
また、狗巻の口の周りには独特の模様があります。
この模様は「狗巻家の呪印(蛇の目と牙)」であることが知られており、おそらく呪言使いの目印(縛り)である可能性が高いと思われます。
これは、乙骨が呪言を使用する際にも同様の模様が出ていたことから推察されます。
また、「蛇の目と牙」元ネタは、日本三大呪符の一つである「蛇の目」であると考えられます。
「蛇の目」は魔除けの効果があるため、呪いを祓う呪術師のイメージと合っています。
「牙」の方の元ネタは不明ですが、おそらく「棘」と同様に言葉が刺さるイメージからきているのではないかと筆者は予想しています。
以上が狗巻の見た目に関してです。
死亡説と切られた腕は治るか?
呪術廻戦16巻にて、狗巻が左腕を失っていたことが明らかになっています。
(右腕の状態は不明ですが、包帯の巻き方を見る感じ大丈夫そうですね)
ネットでは「狗巻 死亡」という検索ワードが引っかかりますが、狗巻は腕を切られただけで死亡はしていません。
しかし、16巻で腕を切られたことが判明して以来、狗巻は現在(21巻)まで一度も登場していません。
狗巻が左腕を失った理由は、渋谷で虎杖(の体を乗っ取った宿儺)に切り落とされたためであることが、乙骨の話からわかります。
ここで気になるのは狗巻の腕が治るのかですよね。
実際、秤も鹿紫雲に腕を吹っ飛ばされていますが「後で治す」と述べていることから、切られた腕を修復すること自体は可能だと思われます。
そして、秤の腕を治す方法は反転術式だと思われます。
小説版呪術廻戦では、切られた腕が残っていれば反転術式でくっつけることが可能であることが示唆されています。
秤の腕は完全に消滅したわけではありません(切られた後の腕が転がっている描写がある)。
以上の状況から、反転術式で腕を治すためには切られた後の腕が残っている必要があると考えられます。
そして、狗巻の場合は切られた後の腕が残っているかは不明です。
ここで、狗巻の腕は宿儺に切られているので、おそらく狗巻は伏魔御厨子に巻き込まれたと思われます。
その場合、狗巻の腕には「解(または捌)」が絶え間なく浴びせられたはずなので、狗巻の腕は消滅している可能性が高いです。
したがって、個人的には狗巻の腕は治らないのではないかと予想しています。
内通者・黒幕説
狗巻でグーグル検索すると、関連ワードで「黒幕」や「内通者」、「裏切り」と出てきます。
狗巻が裏切り者と言われている理由としては「狗巻の心理描写がない」や「狗巻(いぬまき)=犬=裏切り者の犬」、「狗巻と同じ呪言師が夜蛾を殺害している」といった点が挙げられています。
しかし、個人的にはいずれも根拠が薄いのではないかなあと思います。
また、呪術廻戦0巻や小説版呪術廻戦では、狗巻は完全な善人として描かれています。
また、花御とも命懸けで戦っていたことも考慮すると、狗巻は内通者や裏切り者ではないと思います。
歌姫が話していた、メカ丸以外のもう一人の内通者についてはこちらの記事で詳しく考察しています。
おわりに
以上で狗巻棘(いぬまきとげ)に関する考察を終了いたします。
他の記事では、呪術廻戦の伏線一覧や、領域展開の最強ランキングなども作っています。
こちらも是非ご一読ください!!
また、各キャラの解説&考察は以下です。
<東京校>
虎杖悠仁、伏黒恵、釘崎野薔薇、乙骨憂太、禪院真希、パンダ、狗巻棘、秤金次、夏油傑、五条悟、七海建人、日下部篤也、冥冥、九十九由基、家入硝子
<その他の味方>
来栖華(天使)、伏黒津美紀、天元、脹相、禪院直毘人