桜島コロニー編で謎のプレイヤーとして初登場したのが大道鋼(だいどうはがね)です。
「刀ぁー」というセリフと共に泣きながら登場するというネタチャラ感を醸しつつも、実力は作中でもトップクラスというキャラクターです。
この記事では、大道鋼の基本情報や強さ、術式、モデルとなった元ネタについて解説しています。
基本情報
大道鋼の正体は「名もなき剣豪、天下無双の受肉体」と、呪術廻戦195話で明らかになっています。
要するに、大道はかつて最強の剣士だったと考えられます。
また「受肉体」と記載されているので、大道は羂索と契約して呪物となって現代に蘇った人物です。
大道がいつの時代を生きていたのかは、桜島コロニー編終了時点では不明です。
しかし、大道は「刀は!?日本男児の魂ではなかったのか!?」と述べています。
日本において刀の名工と呼ばれるような人たちが現れ始めたのが13世紀以降(wikipediaより)なので、大道が活躍していたのは13世紀以降ではないかと推察されます。
ちなみに、羂索と契約して現代に蘇った人物は基本的に400年前と1000年前が多いです。
以上の状況から、大道は400年前に活躍していた可能性が高いではないかと個人的には予想しています。
そして、先ほどのセリフからも分かるように、大道は刀が大好きです。
呪術廻戦195話では「刀ぁーー」と騒ぎながら、桜島コロニー内を昼夜走り回っている様子が描かれています。
刀を探し回る途中で大道は「DX日輪刀」も手にしています。
しかし、DX日輪刀が発売されたのが2020年で、死滅回游編が2018年11月ですので時系列に矛盾が生じています。
このことに関して作者は「優しい皆は作中の時間と DX日輪刀の販売時期を照らし合わせたりはしないよね」と述べています。
結局、大道はお気に入りの刀が見つからずに真希と直哉呪霊の戦闘現場に鉢合わせます。
そして、大道は真希がパスした「釈魂刀」を手にしたことで凄まじい実力を発揮します。
ちなみに、釈魂刀に宿っていていた真依には「汗臭いオッサン」と呼ばれていました。
以上が大道に関する基本情報です。
術式と強さ
大道は術式はおろか、呪力も持っていません。
作中では「プレイヤーの中で呪力を扱わない剣技のみのアウトロー」と紹介されています。
しかし、術式も呪力を待たないにも関わらず、大道はめちゃくちゃ強いです。
実際、大道が刀を手にした瞬間にその場にいた者全員に戦慄が走ったほどです。
剣術のみしか使えないにも関わらず、羂索が死滅回游にエントリーさせたということから分かるように、大道の剣術は相当なものです。
実際、呪術廻戦195話では真希を圧倒していた直哉呪霊第二形態を一刀両断しています。
おそらく大道の実力は1級から特級術師クラスに相当すると考えられます。
根拠としては、まず大道は直哉呪霊の第二形態とほぼ互角の戦いを繰り広げていました。
そして直哉呪霊の第二形態は真希(覚醒前)を圧倒しており、真希は生前直哉(=特別1級術師)を圧倒しています。
したがって、大道 ≒ 直哉呪霊の第二形態 > 真希(覚醒前) > 生前直哉 =1級術師という力関係があると考えられます。
無生物の魂を見る
この大道の強さの源となっているのが「無生物の魂を見る眼」です。
大道は呪霊を視認できませんが、無生物の魂を見ることができるため、呪霊の位置や動きを察知することができます。
大道曰く「それ以外が全て見えているのであれば、もはやそれは見えているも同義である」とのことです。
わかりやすくいうと、大道は空気の温度や密度の違いを見ることで対象の動きを察知しています。
この大道の認知と似ていることをしているのが五条悟の六眼です。
六眼とは呪力がめちゃくちゃよく見える眼のことです。
そして六眼では、「呪力のない物体も他の呪力のある物体の流れから視認できる」と公式ファンブックに記載されています。
そして、無生物の魂を見ることができるようになった真希が直哉の動きを事前に予知できるようになっていたことから、大道も相手の動きを先読みできると考えられます。
この認知能力の高さが大道の強さを下支えしています。
元ネタは勝新太郎
大道鋼の元ネタは勝新太郎であると考えられます。
まず、見た目がそっくりです。
髪型と髭と顔の骨格がほとんど同じです。
さらに、勝新太郎は座頭市で主役の盲目の剣豪を演じています。
大道は完全な盲目ではありませんが、呪霊を視認できないという点で盲目とも言えます。
したがって、大道が呪霊を視認できないという設定は勝新太郎の座頭市の設定を引き継いでいると考えられます。
直哉の領域で利き手を失う
大道は直哉呪霊第二形態とは互角以上に戦っていましたが、直哉呪霊第三形態の領域展開「時胞月宮殿」をくらってしまいます。
直哉の領域内では、1つ1つの細胞がバラバラにフリーズすることで肉体が崩壊してしまいます。
実際、大道と共に時胞月宮殿に囚われた三代は、身動きが取れずに体から血を流して倒れてしまいます。
大道も身動きが取れずに体から血を流しますが、真希に釈魂刀をパスするために無理やり動いてしまい、利き手を失ってしまいます。
しかし、このパスがあったからこそ、真希が釈魂刀を手に入れて直哉を祓うことに成功します。
真希は呪力を持たないため、釈魂刀がなければ直哉にダメージを通すことができませんでした。
したがって、大道は腕を捨てても真希に武器をパスするという最善の判断を瞬時に下していたことがわかります。
この一瞬の判断力にも大道の強さがうかがえます。
おわりに
以上で大道鋼に関する考察を終了いたします。
他の記事では、呪術廻戦の最強キャラランキングや、領域展開の掌印の元ネタ一覧なども作っています。
また、各キャラの解説&考察は以下です。
<東京校>
虎杖悠仁、伏黒恵、釘崎野薔薇、乙骨憂太、禪院真希、パンダ、狗巻棘、秤金次、夏油傑、五条悟、七海建人、日下部篤也、冥冥、九十九由基、家入硝子
<その他の味方>
来栖華(天使)、伏黒津美紀、天元、脹相、禪院直毘人
<死滅回游泳者>
万、鹿紫雲一、日車寛見、高羽史彦、大道鋼、三代六十四
是非ご一読ください!!