呪術廻戦の中でも、五条悟と並びかっこいいと人気のキャラクターが夏油傑です。
かっこよさもさることながら、実力面でも特級術師と呼ばれるメチャクチャ強い人物でした。
しかし、非術師が原因で闇落ちし、さらに死後は羂索に脳みそを乗っ取られてしまいます。
この記事では、夏油傑の基本情報、術式、強さ、名言、過去などについて考察しています。
夏油傑の基本情報
まずは夏油傑の基本情報についてまとめていきます。
名前の由来 | 夏油高原スキー場 |
身長 | 約185センチ |
誕生日 | 1990年2月3日 |
享年 | 27歳 |
術式 | 呪霊操術 |
等級 | 特級 |
趣味・特技 | 格闘技 |
ストレス | 呪霊を取り込むこと |
好きな食べ物 | ざる蕎麦 |
声優 | 櫻井孝宏 |
夏油傑の名前の由来は「夏油高原スキー場」であることが公式ファンブックで明かされています。
夏油高原スキー場は岩手県の南西端くらいの位置にあります。
ちなみに、冬はスキー場、夏はキャンプ場として利用可能とのことです。
また、夏油の身長については正確な数値は発表されていませんが、公式ファンブックの身長比較図から夏油の身長は約185センチであることがわかります。
ちなみに、公式ファンブックの身長比較図で夏油と近い身長のチャラクターは七海と真人です。
また、夏油傑の声優は櫻井孝宏さんが務めています。
櫻井孝宏さんが担当した他の有名なキャラクターとしては、ジョジョの岸辺露伴、ガッシュの高嶺清麿、鬼滅の冨岡義勇などが挙げられます。
以上が夏油傑の基本情報です。
夏油傑の術式「呪霊操術」
夏油傑の術式は「呪霊操術」です。
呪霊操術とは、あらかじめ取り込んだ呪霊を使役する術式です。
呪霊操術によって呪霊を取り込むためには相手の呪霊を降伏させる必要がありますが、2級以上の実力差があると無条件で取り込めます。
また、取り込める呪霊の数に上限はなく、夏油は4000体もの呪霊を使役していました。
また一応、複数の呪霊を1つ呪霊に組み変えることも可能ですが、手数の多さでゴリ押しする方が強いらしいです。
また、極ノ番うずまきでは使役した呪霊の呪力をまとめて放出することができます。
そして、準一級以上の呪霊をうずまきの素材にしたときには、その呪霊の術式を抽出することができます。
羂索曰く、この術式の抽出こそがうずまきの真価です。
本来は1人の術師が持てる術式1つであり、その術式の効果を看破することが呪術戦闘で勝つための重要な要素になっています。
そんな中で複数の術式で畳み掛けることができる能力はまさにチートです。
しかし残念なことに、夏油はこのうずまきの真価に気づかずに死んでしまいました。
もし仮に夏油にいい師匠がいたならばメチャクチャ強い術師になっていたかもしれませんね、、、、
ちなみに、呪霊を取り込む際にはそれを飲み込む必要があるのですが、呪霊の味は吐瀉物を処理した雑巾のようであると夏油は表現しています。
実際、公式ファンブックにおいて、夏油のストレスの部分には「呪霊を取り込むこと」と記載されています。
こんなにつらい行為をするには、何かしらの信念が必要ですよね、、、、
実際に作中では、このつらい行為を続ける信念を見失ったことが彼の闇落ちの原因になっているかような描写がなされていました。
等級と戦闘スタイル
夏油傑の等級は特級です。
夏油の他には五条、九十九、乙骨が特級術師に認定されています。
強さに関しては、当たり前ですがメチャクチャ強いです。
実際、呪術廻戦0巻にて、呪術高専を相手に戦争(東京・京都百鬼夜行)を仕掛けています。
結果的には、夏油はこの戦争に負けはしたものの、羂索曰く「東京と京都に戦力を分散していなければ、勝っていたのは夏油の方」とのことです。
そんな夏油の戦闘スタイルですが、基本的には呪霊操術による数のゴリ押しです。
先程述べた通り呪霊操術は手数の多さが真骨頂ですし、取り込める呪霊の数にも上限がないため、夏油は呪霊を取り込めば取り込むほど強くなります。
弱い呪霊も極の番うずまきのリソースにできますしね。
しかし、公式ファンブックの夏油の趣味・特技の欄に「格闘」と書かれているように、夏油は近接戦闘にも長けています。
呪術廻戦8巻では、「呪霊使いは近接戦闘に弱い」と夏油に近接戦闘を仕掛けた呪詛師が返り討ちにあっていますし、呪術廻戦0巻では近接専用呪具の「游雲」を使って乙骨と戦闘する場面が描かれています。
要するに、夏油は遠距離も近接もトップクラスの戦闘能力を持っています。
五条や乙骨の影に隠れがちですが、夏油も特級術師に分類されるだけあってメチャクチャ強いです。
闇落ちの原因
夏油が闇落ちした原因は非術師です。
元々夏油は「術師は非術師を守るためにある」という考えを持っていましたが、その守るべき非術師の醜悪さを目の当たりにしたことで闇落ちしてしまいます。
中でも夏油の闇落ちに対して責任が重いのは、伏黒甚爾と盤星教・時の器の会の連中です。
伏黒甚爾は天内理子を夏油の目の前で殺害した人物です。
伏黒甚爾が夏油の闇落ちの原因であることは、夏油が非術師を「猿」と呼んでいることからわかります。
公式ファンブックによると、夏油が非術師を猿と表現しているのは、伏黒甚爾が「恵まれたオマエらが、呪術も使えねぇ俺みたいな猿に負けったってこと」というセリフがモチーフになっていると記述されています。
「非術師=猿」という表現は夏油の代名詞みたいな名言であることからも、伏黒甚爾が夏油の人生観に大きな影響を与えたことがわかります。
また、盤星教・時の器の会の連中も夏油を闇落ちさせた原因の大きな一つです。
盤星教・時の器の会は非術師のみで構成させる宗教団体です。
盤星教・時の器の会は天元を崇拝するあまり、天元と同化する星漿体(天内理子)を穢れた存在であると認識しています。
そして、伏黒甚爾に天内理子の殺害を依頼したのがこの盤星教です。
中学生の遺体に対して笑顔で拍手を送っているヤバい奴らです。
そして、夏油が「猿め…」というセリフを初めて言った時に思い出していたのが、上の写真で拍手をしている非術師たちです。
まあ確かに、この連中を生命を懸けて守る気になれないのは同感かもしれないですね、、、、
最後のダメ押しが、灰原の死と九十九の言葉です。
灰原は夏油と仲の良い後輩ですが、夏油が闇落ちしかけている時に殉職してしまいます。
同時期に、九十九が夏油に対して「非術師を皆殺しにすれば呪霊の生まれない世界ができる」ということを話してしまいます。
一応九十九を弁護しておくと、多分九十九は夏油を闇落ちさせるつもりで言ったわけではなく、単なる呪術の知識伝授として言ったのだと思われます。
以上のような原因が重なって、夏油は闇落ちしてしまいました。
羂索に脳みそを乗っ取られる
東京・京都百鬼夜行に敗北した夏油は、敗走中に五条悟に見つかって止めを刺されてしまいます。
そして、この夏油の遺体は羂索が新しい器として使用することになります。
脳みそから完全に乗っ取られてしまっていますね、、、、
羂索が夏油の体を乗っとった理由は、夏油の術式「呪霊操術」を手に入れるためです。
羂索は日本人全員を強制進化させることを企んでいるため、そのために真人の無為転変を手に入れる必要がありました。
そこで、夏油の呪霊操術で真人を操る or うずまきで術式の抽出をしようしたのだと思われます。
吐瀉物の味のする呪霊を取り込んでまで非術師を守っても、その非術師に酷い目にあって、親友に殺され、最後は脳みそを乗っ取られる、、、、、夏油はなかなかに不遇な人物ですね、、、
夏油傑の名言
「悟、弱い者イジメは良くないよ」
五条と共に歌姫救助に現れた際のセリフ、結果的に歌姫をナチュラルに煽っている
「”弱者生存”それがあるべき社会の姿さ。弱気を助け、強さを挫く。いいかい悟、呪術は被呪術師を守る為にある」
五条に道徳を諭す夏油のセリフ、闇落ちする以前の夏油の思想を反映している
「猿め…」
シャワーを浴びながら呪術師と呪詛師の間で揺れ動く夏油の気持ちを反映したセリフ
「術師というマラソン、その果ての映像があまりにも曖昧で何が本音か分からない」
九十九の「非術師は嫌いかい?」という質問に対して言ったセリフ
「生き方は決めた、後は自分にできることを精一杯やるさ」
呪詛師として生きていくことを決めた後に、五条に対して決別を告げるときのセリフ
「私に従え、猿共」
天内理子の仇である盤星教を乗っ取った時に、非術師を公開処刑した後に放ったセリフ
「自己中心的だね、だが自己肯定か、生きていく上でこれ以上に大事なこともないだろう」
乙骨の戦う理由が自分自身の肯定であることを聞いた時のセリフ
「ただ、この世界では私は心の底から笑えなかった」
五条悟との最期の会話で言ったセリフ
おわりに
以上で夏油傑に関する考察を終了いたします。
特級でありながら、なかなかにつらい経験と生涯のキャラクターですね、、、
他の記事では、呪術廻戦の最強キャラランキングや、領域展開の最強ランキングなども作っています。
また、各キャラの解説&考察は以下です。
<東京校>
虎杖悠仁、伏黒恵、釘崎野薔薇、乙骨憂太、禪院真希、パンダ、狗巻棘、秤金次、夏油傑、五条悟、七海建人、日下部篤也、冥冥、九十九由基、家入硝子
<その他の味方>
来栖華(天使)、伏黒津美紀、天元、脹相、禪院直毘人
<死滅回游泳者>
万、鹿紫雲一、日車寛見、高羽史彦、大道鋼、三代六十四
是非ご一読ください!!