桜島コロニー編で謎のプレイヤーとして初登場したのが三代六十四(みよろくじゅうし)です。
「相撲だぁー」というセリフと共に泣きながら登場するというネタチャラと思いきや、真希の覚醒のトリガーとなった重要人物です。
この記事では、三代六十四の強さや簡易領域、元ネタの河童(かっぱ)などについて徹底考察していきます。
基本情報
三代六十四の基本情報についてまとめていきます。
まず、三代は羂索との契約で呪物となった後に受肉した過去の術師である可能性が高いと考えられます。
三代は受肉した過去の術師であることは、彼の以下の発言から推察されます。
三代
・誰も!!誰も相撲を取っていない!!男も女も子供でさえも!!
・東京…両国!!東の京…東…つまり”右”だな
上の発言から、三代が現代の事情にあまり精通していないことが推察されます。
これは、三代がかつて羂索と契約して呪物となり、受肉して蘇ったと考えると納得できます。
しかしながら、三代がいつの時代を生きていたのかは、桜島コロニー編終了時点では明らかにされていません。
ですが、羂索と契約して現代に蘇った人物は基本的に400年前と1000年前が多いです
相撲協会公式サイトによると、相撲の人気が爆発的に上がったのは江戸時代(400年前)とのことですので、三代は400年前の術師なのではないかと筆者は予想しています。
新しい情報が入り次第追記していきます。
また、三代がわざわざ羂索との契約して現代に蘇った理由も桜島コロニー編終了時点では明らかにされていません。
しかし、現代に蘇った翌日(11月2日)から、町中の人に「相撲取ろうぜ」と誘ったり、力士がいる両国を目指そうとしていることから、おそらく再び相撲を取るために三代は羂索と契約したのではないかと予想されます。
三代が現代に蘇った理由は、鹿紫雲が再び強者と戦うために新しい肉体で蘇ったのと同じ感じだと思われます。
以上が三代六十四の基本情報になります。
簡易領域
三代の最も特徴的な技が簡易領域です。
三代の簡易領域の効果は以下の通りです。
三代の簡易領域
・三代が相撲を取るためにのみ機能する
・相撲を取る以外の全てを排除した結界
・呪術的な縛りの要素を排除するために、両者が承諾した場合のみ領域が完結する
・領域内は時間の流れが早い
三代の簡易領域は三代が相撲を取るためにのみ機能します。
そして、縛りによる身体能力向上などの不正を防ぐために、三代の簡易領域は「両者が(呪術なしの)相撲を取ること」を了承した場合のみ完結します。
三代が相撲を取るためだけの簡易領域をを習得した理由は、おそらく誰にも邪魔されずに相撲を取りたいからだと思われます。
そしておそらく三代の簡易領域は外からの攻撃にめちゃくちゃ強いのではないかと考えられます。
結界の強度は効果の差引き(≒縛り)で決まるため、三代の結界は防御に使用するためには難しすぎる発動条件(=両者の合意)の代わりに、発動した時はめちゃくちゃ強度が高くなるはずです。
実際、直哉呪霊というヤバい奴がいる横で三代が簡易領域を展開したことからも、三代の結界の強度の高さが窺えます。
また、三代の簡易領域の中は時間の流れが早いと作中で述べられています。
作中で三代と真希は1000回に及ぶ取り組みをした(1回10秒と仮定すると2時間47分かかる)とのことですが、外の世界では1分しか経っていませんでした。
まさにドラゴンボールの「精神と時の部屋」ですね。
しかし、なぜ三代の領域内で時間の流れが早いのかについては、作中で具体的な説明はなされていません。
これに関しては、三代の性格から考えると、おそらく短い時間でたくさん相撲を楽しむために三代が簡易領域に付け加えた効果なのではないかと予想されます。
特に昔は交通の便も良くなかったと思うので、強者に出会った際には一度にたくさん相撲を取りたかったと思われます。
術式
三代の術式は桜島コロニー終了時点で不明です。
簡易領域が術式なのでは?と思う方もいらっしゃると思われます。
しかし、呪術廻戦2巻で五条悟が「簡単な式神や結界術は別として、基本的に術式は生まれながら体に刻まれているものだ」と述べていることから、簡易領域を発動するのに術式は必要ないと考えられます。
したがって、三代の術式は簡易領域である可能性は低いと思われます。
直哉呪霊との戦いでも三代は頭突きしか披露していないので、もしかしたら三代は術式を持っていないのかもしれません。
(術式を持っていないとすると、なぜ羂索が三代を死滅回游にエントリーさせたのかは謎ではありますが、、、)
強さ
三代の強さは未知の部分が多いです。
そもそも、三代は術師というよりは相撲取りが本職のようにも思えます。
なので、三代の術師としての強さは評価が難しいです。
しかし、単純なフィジカルで言えば真希を相撲でいなしていることや、直哉呪霊に頭突きを当てていることから、結構強いと思います。
また、おそらく三代も無生物の魂を視認することができます。
無生物の魂を視認するとは、わかりやすくいうと五感を使った認知のことです。
作中では、無生物の魂を視認することは、光を嗅ぎ、音を見る」や「それ以外が見えていれば、それが見えているも同義」などと表現されています。
具体的な効果としては、空気の温度や密度を察知することで相手の動きを先読みすることや、釈魂刀の真の力を引き出すことなどができるようになります。
この無生物の魂を視認することができると判明しているのは、真希、甚爾、大道、三代のたった4人だけです。
以上の状況を考慮すると、動きだけで言えば1級術師以上なのではないかと思います。
なので、呪具を持たせれば1級呪霊くらいは払えるのではないかと個人的には思います。
元ネタ
三代の元ネタは見た目通り河童(かっぱ)だと思われます。
そして、河童は相撲が好きという伝承が数多く残されています。
河童(wikipedia)
全身が毛に覆われている。口には牙があり、鼻の造形がはっきりしない。頭部にはくぼみがあり、そこに常に水を溜めている。頭部の水が乾くと死ぬ、または衰弱する。手には親指があり、足にはかかとがある。相撲が得意でよく人間の子供と遊ぶ。
また、九州は河童の伝承が特に多く残されており、これは三代が九州にいたことと対応していると考えられます。
また、三代六十四の名前ですが。おそらく九九の「8 x 8 = 64(ハッパロクジュウシ)」を元ネタにしているのではないかと思われます。
実際、三代が直哉呪霊に頭突きするときに「カッパロクジュウシ」と叫んでいました。
他の可能性としては「CRカッパ64というパチンコ台」や「三代歌川豊国の大日本六十余州之内上総における河童と白藤源太の相撲」をモチーフにしている可能性も考えられます。
新しい情報が入り次第追記していきます。
三代登場の伏線
実は呪術廻戦17巻で、三代登場の伏線が張られています。
それが、真希が直哉に対して出した「不知火型」です。
不知火型とは、横綱が土俵入りする際のポーズの一つです。
つまり、呪術廻戦17巻の時点で真希が相撲に関連する技を出しているというわけです。
17巻時点で三代というキャラを出す予定があったのか、不知火型を元にして後付けで三代というキャラを作ったのかは作者しかわかりませんが、いずれにしても不知火型と三代が関連していることは間違いないと思われます。
呪術廻戦は細かい伏線が多いので、読んでいて楽しいですね。
おわりに
以上で、三代六十四(みよろくじゅうし)の解説を終了いたします。
他の記事では、呪術廻戦の最強キャラランキングや、領域展開の掌印の元ネタ一覧なども作っています。
また、各キャラの解説&考察は以下です。
<東京校>
虎杖悠仁、伏黒恵、釘崎野薔薇、乙骨憂太、禪院真希、パンダ、狗巻棘、秤金次、夏油傑、五条悟、七海建人、日下部篤也、冥冥、九十九由基、家入硝子
<その他の味方>
来栖華(天使)、伏黒津美紀、天元、脹相、禪院直毘人
<死滅回游泳者>
万、鹿紫雲一、日車寛見、高羽史彦、大道鋼、三代六十四
是非ご一読ください!!