呪術廻戦の中でも、その正体が最も謎に包まれている存在の一人が天元様です。
呪術廻戦17巻で初登場した際には、目が4つという衝撃的な見た目をしていました、、、
この記事では、天元の年齢や顔、術式、星漿体との同化、黒幕説などについて解説&考察していきます。
天元の正体
天元とは、呪術高専の地下深くで日本国内の結界の基底を担っている人物です。
夏油曰く「天元の結界がなければ高専のセキュリティも任務の消化もままならない」とのことです。
要するに高専の超重要人物です。
天元の居場所は1000個以上ある扉で隠されていて、そのうちの一つが天元のいる薨星宮に繋がっているとのことです。
このように天元は高専の地下にずっといることから、レジィには「引きこもり」と言われていました。
また、基本的に天元は現に干渉しないため、羂索曰く「木か何かだと思ってくれれば良い」とのことです。
年齢と顔
天元の年齢については呪術廻戦21巻時点で明らかになっていません。
天元が生きていた最も古い記録は奈良時代です。
これは、奈良時代に天元が術師に対する道徳基盤を説いていたと呪術廻戦9巻で述べられています。
奈良時代は西暦710〜794年であるため、天元は少なくとも1200歳以上であることがわかります。
また、呪術廻戦202話で、天元と同化した星漿体が(天内を除いて)2人いることが示唆されています。
さらに、天元の同化は500年に一度であり、彼は3回目の(天内との)同化で失敗しています。
したがって、天元の年齢は約1500歳であると推察されます。
また、天元は目が4つという衝撃的な顔をしていますよね、、、、
この見た目については天元自身が、「君も500年老いればこうなるよ」と語っています。
人間は500年老いると目が4つになるんですかね、、、、
ちなみにこの目が4つという特徴は宿儺と同じです。
実際、天元と宿儺の見た目が同じであることは、呪術廻戦208話でも示唆されています。
特に鼻がそっくりですね。
新しい情報が入り次第、追記していきます。
性別は女?
天元の性別は公式には明らかになっていません。
ただし、呪術廻戦23巻にて過去の天元と思われる人物が描写されていました。
この絵の着物の感じと髪の長さから、天元の性別は女なのではないかと思われます。
また作中で星漿体は、九十九と天内も含めて4人紹介されていますが、いずれも女性でした。
星漿体が全員女性である事実は、天元の性別が女であれば納得できます。
以上の状況から、天元の性別は女である可能性が高いと思われます。
浄界
先程、天元は日本国内の結界の基底を担っていると述べました。
具体的には、天元は浄界を作ることでこの役割を担っています。
浄界の具体的な数は不明ですが、要となる浄界は以下の4つです。
要となる浄界
①皇居を中心とした浄界
②高専地下の浄界
③京都山国御陵浄界
④飛騨霊山浄界
また、浄界の役割は以下です。
浄界の役割
①日本国内の結界強度の底上げ
②呪霊発生の抑制
浄界が無くなると、「呪霊との戦いや結界術のノウハウを1000年前からやり直すことになり、多くの人が死ぬ」と羂索が述べています。
だからこそ天元は、浄界を解体することで死滅回游を終わらせることを実行しなかったとのことです。
術式と同化
天元は「不死」の術式を所持しています。
この不死の術式ですが、寿命では死なないだけなのか、切り刻まれても死なないのかは呪術廻戦21巻の時点では判明しておりません。
しかし、天元の術式は不死ではあっても不老ではないため、天元の肉体は時間と共に老いていくことが明らかになっています。
そして天元は500年老いると、術式の効果によって自我を失うと共に、より高次の存在に進化してしまうことが知られています。
天元は日本国内の結界術の強度を上げる役割を担っているため、天元が自我を失ってしまうのは呪術界および人間社会にとってマズいというわけです。
だからこそ天元は自我を保つために、500年毎に星漿体と呼ばれる新しい肉体に乗り移る(=同化する)必要があります。
実際に作中では、この星漿体として天内理子と九十九由基が登場しています。
この、天元と星漿体の同化は呪術界にとって非常に重要なイベントです。
実際、天元と星漿体の同化は六眼の術師によって導かれるという因果が存在しています。
この因果によって、過去に羂索は天元と星漿体の同化阻止に失敗しています。
この天元と星漿体と六眼の因果の力は凄まじく、羂索は星漿体と六眼を生後すぐに殺害したにも関わらず、同化当日に星漿体と六眼は現れたとのことです。
しかし、伏黒甚爾という因果の外の存在によってこの因果が破壊され、六眼の術師が敗れ星漿体が殺害され、同化は阻止されてしまいます。
そして、同化を阻止されてしまった天元はより高次の存在に進化してしまいます。
しかし、天元は結界術があったため自我を失わずに済んだとのことです。
天元の進化とは「個と他の境界のない存在なること」であったため、結界術で境界を自ら作り出すことで、自我を保つことができたのだと考えられます。
以上が天元の術式と同化に関する情報です。
黒幕、裏切り者説
天元は虎杖らに協力してくれているので味方だと考えられていますが、一方では天元は全ての黒幕なのではないかとも噂されています。
この噂の根拠となっているのが、伏黒が天元を疑っている描写があることと、実際に天元が隠し事をしていたことです。
伏黒が天元を疑っていることは、呪術廻戦20巻にて「天元様が羂索と裏で繋がっていて、嘘の目的を俺達に流した可能性も考慮すべきだが、この反応ならそれはないな」というセリフで示されています。
そして天元が実際に隠していたことは、呪術廻戦206話で羂索が「天元は君たちに重要な隠し事をしている。死滅回游の…」と述べていることからわかります。
この天元の隠し事とは、天元が浄界を解体することで死滅回游を終わらせることができたことを指しています。
死滅回遊の結界は浄界を元にしているため、天元が浄界を解体すれば死滅回游は終了していたとのことです。
ただし、天元が浄界を解体すれば「呪霊との戦いや結界術のノウハウを1000年前からやり直すことになり、多くの人が死ぬ」というデメリットが有りました。
だからこそ天元は、浄界を解体せずに死滅回游が終結することに賭けたとのことです。
なので、先程の羂索の発言の続きは「天元は君たちに重要な隠し事をしている。死滅回游のゲームマスターは天元だ」となります。
とは言え、天元は人類のためを想って隠し事をしていたので、裏切り者というわけではありません。
九十九由基との関係
天元と九十九由基は仲があまり良くなさそうです。
呪術廻戦17巻では、九十九以外に挨拶をした天元に対して「私には挨拶なしかい、天元」と九十九がキレ気味に話していました。
また、このセリフからもわかる通り九十九だけは天元に対して呼び捨てです。
普通の人間は「天元様」と呼んでいます。
これに関しては、九十九が元星漿体であることと関連していると考えられます。
202話を読む感じですと、九十九は星漿体として同化することを受け入れていたが、天内理子という上位の素質を持った星漿体が現れたことで、九十九はお払い箱になったと予想されます。
だからこそ九十九は、自分の覚悟を踏み躙った天元を恨んでいると考えられます。
また、202話を読む感じですと、星漿体を犠牲にしてまで長生きしている天元をあまり好ましく思っていないようです。
以上が九十九と天元の仲が悪い理由です。
死亡した?
天元が死亡したかについてですが、天元は死亡はしていません。
九十九と脹相が羂索に敗北したことで、天元は羂索の呪霊操術で操られてしまっていますが、死んではいません。
(天元は進化したことで組成が呪霊に近づき、呪霊操術の対象になってしまいました)
羂索は天元と人類を同化させようとしており、そのための呪力を回収するために死滅回游を始めました。
なので、天元と人類の同化(ストーリー的に実現しないとは思いますが、、、、)まで、天元は死亡することはないと思います。
おわりに
以上で天元に関する解説を終了いたします。
他の記事では、呪術廻戦の最強キャラランキングや、領域展開の掌印の元ネタ一覧なども作っています。
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また、各キャラの解説&考察は以下です。
<東京校>
虎杖悠仁、伏黒恵、釘崎野薔薇、乙骨憂太、禪院真希、パンダ、狗巻棘、秤金次、夏油傑、五条悟、七海建人、日下部篤也、冥冥、九十九由基、家入硝子
<その他の味方>
来栖華(天使)、伏黒津美紀、天元、脹相、禪院直毘人