エルデンリングのストーリー終盤に「獣の司祭」というボスと戦いますが、この獣の司祭のHPを削っていくと、獣の司祭がいきなり「黒き剣のマリケス」に変身します。
「なんでいきなり変身??」、「マリケスって誰!?」という疑問を持ちますよね。
そこで当記事では、黒き剣マリケスの正体について徹底考察していきます。
なお、ストーリーについて重大なネタバレを含みますのでご注意ください。
マリケスの正体
マリケスの正体とはズバリ「女王マリカに従う獣」です。
マリケスの正体のついては、「黒き剣の追憶」というアイテムのフレーバーテキストに記載されています。
黒き剣の追憶
マリケスは、神人に与えられる影従の獣であった
マリカは影従に、運命の死の封印たるを望み
後にそれを裏切ったのだ
そして「マリカは影従に、運命の死の封印たるを望み」というテキストから、マリケスは女王マリカの命令で死のルーンを封印していたことがわかります。
死のルーンとは、不死の者(黄金律に導かれた者)ですら殺すことのできる力です。
この死のルーンが盗まれてしまったことで、陰謀の夜にゴッドウィンが殺害されてしまいます。
また「後にそれを裏切ったのだ」というテキストから、女王マリカがマリケスから死のルーンを盗ませたこと、つまり陰謀の夜を企てたことがわかります。
マリカが陰謀の夜を企てたことは、「黒き刃のフード」のフレーバーテキストでも示唆されています。
黒き刃のフード
陰謀の夜の実行犯たる刺客たちは
すべて女性であり、一説には
マリカに近しい稀人であったという
ちなみに陰謀の夜を企てた犯人は後2人いて、それがラニとライカードという人物です。
以上の話をまとめると、マリケスは元々はマリカの影獣として死のルーンを封印していたが、ラニとライカード、そしてマリカに裏切られて死のルーンを盗まれてしまったことがわかります。
死のルーンの元所有者
ちなみにこの死のルーンですが、元所有者は「宵眼の女王」という人物であり、マリケスがこの宵眼の女王から奪い取ったものであることが知られています。
神狩りの剣
かつて神肌の使徒たちを率い
マリケスに敗れた、宵眼の女王の聖剣
使徒たちの操る黒炎は
この剣によりもたらされた
神肌ローブ
神狩りの黒炎を操る使徒たちは
かつて、運命の死に仕えていたという
しかし黒き剣のマリケスに敗れ
それを封印されてしまった
死のルーンの封印場所
死のルーンはマリケスの剣の中に封印されていたと考えられます。
マリケスの剣の中に死のルーンが封印されていることは、「マリケスの黒き剣」のテキストからわかります。
マリケスの黒き剣
陰謀の夜に、死の一部が盗まれた後、
マリケスはこの剣を、自らの内に封じた。
もう二度と、誰にも死を盗ませぬように
実際、獣の司祭から黒き剣のマリケスに変身する際にも、体内から黒い剣を取り出している描写があることからも、体内に死のルーンを封印していたことがわかりますね。
マリケス=グラング
獣の神殿の奥にグラングというキャラがいるのですが、これの見た目が獣の司祭(マリケス)と同一です。
また、このグラングは「死の根」を集めているのですが、その目的もマリケスと一致しています。
「死の根」とは、死のルーンで殺されたゴッドウィンを黄金樹の下に埋葬したことで、世界に芽吹くようになってしまった根です。
死の根
死に生きる者たちを、生み出す源
東の果てにある獣の神殿では
獣の司祭が、これを集め喰らっている
陰謀の夜、盗まれた死のルーンは
デミゴッド最初の死となった後
地下の大樹根を通じて、狭間の各地に現れ
死の根として芽吹いたのだ
上図のテキストには「獣の司祭がこれを集めている」と書かれているので、グラング=獣の司祭=マリケスという解釈が成り立つと考えられます。
なぜ死の根を集めているのかというと、マリケスは死のルーンを盗まれてしまったことを後悔しているため、罪滅ぼしで死の根(=死のルーンの欠片)を集めていると考えられます。
マリケスの黒き剣
陰謀の夜に、死の一部が盗まれた後
マリケスはこの剣を、自らの内に封じた
もう二度と、誰にも死を盗ませぬように
以上の状況証拠から、グラング=マリケスである可能性が高いと筆者は考えます。
しかしこのグラング=マリケス説には1つ矛盾点があります。
それはマリケスを倒したあとでもグラングは生きているということです。
これに関してはまだわからない点が多いのですが、おそらくマリケスのいた「崩れゆくファルム・アズラ」の時空が歪んでいたことが影響しているのかもしれません。
古き王のタリスマン
時の狭間、嵐の中心に座すという
古き王を象ったタリスマン
古き王の都、ファルム・アズラは
遥か前からずっと
ゆっくりと崩壊しているという
ちなみに、グラングが死のルーンの回収に使っていたNPCが「死を狩る者、D」です。
ちなみに「死を狩る者、D」は2つの肉体と意志、1つの魂を持った存在です。
双児装備
黄金と白銀、絡み合う双児を象った兜
分かたれぬ双児、Dは二人いる
二つの身体、二つの意志、そしてひとつの魂
共に起きることはなく、言葉を交わすこともない
…この鎧は望んでいるだろうか
もう一人の、Dの元にあることを
魂と肉体と意志の関係についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
もしかしたら、マリケスとグラングも2つの肉体と意志、1つの魂を持った存在なのかもしれません。
実際、 Dの片方を殺してももう片方は生きているので、マリケスとグラングの状況と同じです。
今後、新しい情報が入り次第追記していきます。
マリカの義弟?
「マリケスの兜」という防具のフレーバーテキストには以下のような記載があります。
マリケスの兜
女王マリカの忠実な義弟にして
その剣の運命の死を宿したマリケスは
すべてのデミゴッドの、恐れであった
この1文目に「女王マリカの義弟」とありますね。
マリカとマリケスでなんとなく名前も似ています(偶然?)。
マリケスがマリカの義弟だとすると、マリカが女王になった時とかにマリケスは影従に変わったのでしょうか。
まあ、マリカの義弟ということは神みたいなものなので、自在に姿かたちを変えることができるのかもしれませんが、、、
もしくは、単純に影従のことを義弟と表現しているだけという可能性もあります。
新しい情報が見つかり次第追記していきます。
おわりに
以上で「黒き剣のマリケス」とは何者なのかについての考察を終了したします。
また他の記事では、エルデンリングのボスランキングやエルデンリングとは何かに関する考察などについても解説しています。
また、一覧は以下です。
<神・王・女王>
大いなる意志、二本指・三本指、エルデの獣
マリカ・ラダゴン、ゴッドフレイ&ホーラ・ルー、満月の女王レナラ
竜王プラキドサクス、宵眼の女王
<デミゴッド>
聖樹のミケラ、腐敗のマレニア
魔女ラニ、星砕きのラダーン、冒涜の君主ライカード
死王子ゴッドウィン、血の君主モーグ、忌み王モーゴット
接ぎ木のゴドリック
<NPC>
メリナ、聖女トリーナ
死衾の乙女フィア、忌まわしき糞喰い、輝ける金仮面、百智卿ギデオン
シャブリリ、ハイータ
魔術師セレン、魔術教授セルブス、エンシャ、ネフェリ・ルー
タニス、ラーヤ
ブライヴ、イジー
白面のヴァレー、背律者ベルナール、血の狩人ユラ
しろがねのラティナ、アレキサンダー、ディアロス、トープス、ミリセント&ゴーリー、円卓の騎士ヴァイク、ヒューグ、ローデリカ、亜人のボック、死を狩る者D、パッチ、ロジェール、ゴストーク、ケネス・ハイト、復讐者エドガー
<ボス・敵>
黒き剣のマリケス、神肌の使徒、巨人、ラダゴンの赤狼、アステール、祖霊の王
白王・黒王、しろがね人、銀の雫、死儀礼の鳥、ミミズ顔
<その他重要な要素>
エルデンリング、黄金律、褪せ人、忌み子、坩堝、死のルーン、破砕戦争、陰謀の夜、エンディング
<DLC>
影の地、神の門
串刺し公メスメル、双月の騎士レナーラ、蕾の聖女ロミナ、宿将ガイウス、指の母メーテール、暴竜ベール、神獣獅子舞、黄金カバ、泥濘の騎士、指の母ユミル
針の騎士レダ、落葉のダン、ティエリエ、純血騎士アンスバッハ
また、ツイッターもやっていますのでフォローしていただけると嬉しいです。
出所:ELDEN RING © 2022 From Software Inc. All Rights Reserved.