ハイータの正体

ハイータの正体は三本指の巫女です。

ハイータはストーリー中で「ブドウ」と呼ばれるアイテムを探しています。

この「ブドウ」とは狂い火によって焼かれた人の目のことです。

「ブドウ」が目であることは、「指痕のブドウ」というアイテムのテキストに記載されています。

指痕のブドウ
黄色く爛れきった、騎士ヴァイクの瞳
その全身がそうであったように
指痕の火傷が、痛々しく刻まれている
盲目の巫女に捧げれば
彼女を、彼方の灯の元に導き
指の巫女となすだろう

上のテキストから「ブドウ＝瞳」という対応関係が読み取れます。

また、三本指の巫女は「ブドウ」を手に入れることで初めて指巫女になれることがわかります。

よって、「ブドウ」を探しているハイータは三本指の巫女であると考えられます。

ハイータが「ブドウ」を探していることは、ハイータ自身の発言からわかります。

ハイータ
もし貴方が、シャブリリのブドウをお持ちでしたら、私に恵んでくださいませんか？
私は、彼方の灯火を探し旅をしています
そのブドウを食べると、目の奥にそれを感じるのです

ちなみに、ハイータのセルフに出てくる「シャブリリ」とは狂い火の病の元凶となった人物です。

ハイータの目的

ハイータの目的は三本指と同じで、世界を混沌に戻すことです。

ハイータの目的については、ハイータ自身が以下のように語っています。

ハイータ
…私に、ブドウをくださった方々は、皆言葉なく叫んでいました
決して、産まれてきたくはなかったと
…彼らの王に、おなりください
苦痛、絶望、そして呪い。あらゆる罪と苦しみを
焼き溶かす混沌の王に…
もう誰も分かたれず、産まれぬように…

つまり、ハイータの目的は、三本指の狂い火を使って世界を焼き尽くすことで、生命を坩堝に帰すことです。

これは三本指がやろうとしていたことと全く同じです。

まあハイータは三本指の巫女ですので、三本指と目的が同じなのは当たり前かもしれませんが、、、、

坩堝との関係

そもそもエルデの世界の始まりにおいて、坩堝から生命が誕生しました。

三本指は、坩堝から生命が生まれたことで、苦難や呪いも同時に生まれてしまったと考えているため、生命をまた坩堝に戻そうとしています。

三本指の言葉
すべては、大きなひとつから、分かたれた
分かたれ、生まれ、心を持った
けれどそれは、大いなる意志の過ちだった
苦難、絶望、そして呪い。あらゆる罪と苦しみ
それらはみな、過ちにより生じた
だから、戻さなくてはならない
混沌の黄色い火で、何もかもを焼き溶かし
すべてを、大きなひとつに…

このような背景から、三本指は狂い火で世界を焼き尽くしてくれる王を探しており、その王候補を見つけるためにハイータを含めた指巫女を使っていると考えられます。

そう考えると、指巫女が「ブドウ」を欲している理由も、「決して、産まれてきたくはなかったと」考えている（＝生命を否定し坩堝を望む）人物を選別するためであると考えられます。

以上がハイータの目的になります。