ミケラの正体を考察 [エルデンリング]

Miquella エルデンリング

ELDEN RINGのストーリーの中でも最も謎に包まれている人物の一人が「無垢なる黄金、聖樹のミケラ」です。

なんでも、神すらも洗脳できる最も恐ろしい神なんだとか、、、

そこでこの記事では「無垢なる黄金、聖樹のミケラ」の正体について徹底考察していきます。

マリカとラダゴンの子供

ミケラはマリカとラダゴンの子供です。

そしてミケラにはマレニアという兄弟がいます。

ミケラがマリカとラダゴンの子供であり、マレニアと兄弟であるということは、「マレニアの大ルーン」と「腐敗の女王の追憶」というアイテムのテキストに記載されています。

マレニアの大ルーン
マレニアは、女王マリカとラダゴンの子である
その大ルーンは、最も神聖なはずであった

腐敗の女王の追憶
ミケラとマレニアは、唯一人の神の子供である
故に二人は神人であるが、その生は脆弱であり
一方は永遠に幼く、一方は腐敗を宿した

「マレニアの大ルーン」のテキストからマレニアマリカとラダゴンの子供であり、「腐敗の女王の追憶」のテキストからミケラとマレニアが兄弟であることがわかります。

よってミケラはマリカとラダゴンの子供になります。

ちなみに、マリカとラダゴンは同一人物であることが知られており、同一人物からどうやってミケラが生まれたのかは謎に包まれています。

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無垢なる黄金の樹立が目的

ミケラの目的は「無垢なる黄金」の樹立にあります。

ミケラの目的が無垢なる黄金の樹立であることは、「ラダゴンの光輪」というアイテムのテキストに記載されています。

ラダゴンの光輪
父ラダゴンの、幼きミケラへの返礼
しかし、幼きミケラは原理主義を捨てた
それが、マレニアの宿痾に無力だったから
無垢なる黄金、そのはじまりである

マレニアの宿痾(=腐敗の呪い)に対して原理主義(=現在の黄金律)が無力であったため、ミケラは現在の黄金律を捨てて、「無垢なる黄金」の樹立に動き始めたと解釈できます。

ここで「無垢なる黄金」とはなんなのでしょうか?

これは「ミケラの針」というアイテムのテキストが手がかりになります。

ミケラの針
外なる神の干渉を退けるため
ミケラが紡ぎあげた無垢金の針のひとつ
狂い火を受領していても、それを鎮め
狂い火の王となる運命を回避できる
ただし、この針は未だ未完成であり
ファルム・アズラにあるという
時の狭間、嵐の中心でしか使用できない

上の文章から、「無垢=外なる神の干渉を退ける」という対応関係がわかります。

つまり「無垢なる黄金」とは「黄金律から外なる神を排除したもの」であると考えられます。

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外なる神の排除

さて、この「外なる神」とはなんのことでしょうか。

外なる神は複数存在しており、腐敗の神や火の神が代表として挙げられます。

例えば腐敗の神について以下のようなテキストがあります。

青い踊り子
青衣の踊り子は、妖精であったという
妖精は、盲目の剣士に流水の剣を授け
古き神、腐敗を封じたと伝わっている

蠍の針
大蠍の針を刃となした短剣
朱い腐敗の毒が滴っている
封じられた、外なる神の遺物を用いた
異教の祭具であるという

また、外なる神は複数存在することは「腐れ湖の地図断片」のテキストで示唆されています。

腐れ湖の地図断片
エインセル河の下流に広がる腐れ湖は
外なる神の一体、その神性の
封印の地であったという

特に腐敗の神のせいでマレニアが酷い目に遭っていたことを考えると、ミケラが腐敗の神をはじめとする外なる神の影響を消し去ろうとしていたことは納得がいきます。

以上の背景から、ミケラは外なる神の影響を無くした新たな黄金律を作ろうとしていたと考えられます。

ちなみに、先程の「ミケラの針」はなぜ時の狭間でしか使用できないのでしょうか?

これについては、時の狭間が他の世界線との交差点であるためであると筆者は考えています。

異なる世界線では外なる神の支配が及んでいない可能性があるというわけです。

狭間の地
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弱い者を助ける

また、ミケラが新しく作ろうとしていた理由の一つが、「弱い者を助けること」であることが「聖冠の鉄兜」のテキストで示唆されています。

聖冠の鉄兜
名も無き者、弱き者をこそ
ミケラは祝福する

「名もなき者、弱き者」というのはまさに、現在の黄金樹から祝福されていないものを指していると考えられます。

したがってミケラの祝福の対象には、差別を受け続けているしろがね人などが含まれると考えられます。

ミケラ自身が黄金樹の代わりとなって、現在の黄金樹から祝福されていない「名もなき者、弱き者」を祝福しようとしていたことがわかります。

実際、ゲーム中でミケラは黄金樹の代わりとして、自らがその核となって「ミケラの聖樹」を育成していましたね。

ミケラいいやつすぎるでしょ、、、、

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モーグを洗脳

しかしながら、ミケラの聖樹は結局完成しませんでした。

ミケラの聖樹が完成しなかったことは、「聖樹紋のサーコート」のテキストに記載されています。

聖樹紋のサーコート
サーコートには、聖樹の紋章が描かれている
ミケラの血を受けた、聖なる芽生えの若木
だがそれは、遂に黄金樹とはならなかった

ここで重要な点は、黄金樹を作るためには血が必要であったということです。

当時のミケラの血では、黄金樹を完成させるための要素または量などが足りていなかったことが推察されます。

そこでミケラが目をつけたのが「血の君主、モーグ」です。

ミケラは他人を洗脳する力があるため、このモーグを洗脳して自らに輸血させていたと考えられます。

ミケラが他人を洗脳できるということは、「誘惑の枝」のテキストに記載されています。

誘惑の枝
無垢金の祈祷が施された枝木
神人ミケラは、あらゆる者から愛された
愛するを強いることができた

また、ミケラの妹であるマレニアも以下のように語っています。

マレニア
兄さまが、約束を違えるはずがない
神の知恵、神の誘惑。ミケラこそ
もっとも恐ろしい神人なのだから

「神の誘惑」とあることから、ミケラが神に対して「ミケラを愛することを強制」できることが示唆されています。

実際、モーグはミケラと結婚するという発言をしていることから、ミケラを愛することを強制されているのではないかと推察されます。

モーグがミケラと結婚したがっていることは、「血の君主の追憶」のテキストに記載されています。

血の君主の追憶
ミケラを神とし、自らはその伴侶として王となる
そのために、血の閨をどれほど共にしようとも
幼き神人は何も応えなかった

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モーグに誘拐?

また、ゲーム中では「モーグがミケラを誘拐した」という話になっています。

ギデオン
…なるほどな。やはり聖樹は、抜け殻だったか
ミケラは聖樹に宿ろうとした
だが完全な宿りを前に、何者かが聖樹を切開し、幼子を奪った
…あの言葉、どうやら事実であったらしい
…厄介なことだ。百智卿が、こうまで識ることができぬとは
女王の憂いも、むべなるかな…
ああ、すまない。耽ってしまった

しかし、ミケラが誘拐されてたとしたら、マレニアが大人しくミケラを待ち続けているのは少し不自然です。

マレニアは「ミケラの刃」と自称している以上、ミケラを連れ戻すためにモーグを探し出すはずです。

また、最強のデミゴッドであるマレニアが、「最も恐ろしいのはミケラだ」と語っていることからも、実力的にモーグがミケラを誘拐できるとは思えません。

よって、ミケラがマレニアに「ミケラの聖樹を完成させるために、モーグの血を回収してくるからここで待っていてくれ」と伝えた上で、モーグを洗脳して輸血させていると考える方が自然です。

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モーグの血

ちなみにモーグの血は「外なる神」とも繋がりがあることが、「モーグウィンの聖槍」のテキストに記載されています。

モーグウィンの聖槍
それは、呪われた血に力を与える
外なる神との交信の祭具でもある
真実の母は、傷を望んでいるのだ

血授
地の底で、傷を望む真実の母に見えた時
モーグの呪われた血は、炎となった
そして彼は、生まれついた穢れを愛したのだ

テキストから「外なる神」がモーグの血に力を与えていることがわかります。

「モーグの血は炎」という表現から、この外なる神とは「火の神」であると考えられます。

外なる神

また、モーグウィン王朝には火の神に関連する紋章が多数転がっているのも根拠の一つです。

また、モーグの血が火の力を持っているということから、モーグの血がマレニアの腐敗を抑える効果を持っていると考えられます。

というのも、マレニアの腐敗にを抑えるには火が効くことが複数のテキストで示唆されています。

赤獅子の火炎壺
ラダーン軍の生き残りは
今も、火で朱い腐敗を食い止めている

ラダーンの大ルーン
その大ルーンは燃えている
朱い腐敗、その浸食に抗するために

したがって、マレニアの腐敗に効くモーグの血を使うために、ミケラはモーグに輸血させていた可能性も考えられます。

しかし下画像の通り、モーグの輸血をおこなった結果、ミケラはまともな状態ではなさそうです、、、

この状態のミケラは眠っている状態であることが、ギデオンの発言からわかります。

ギデオン
…さて、どうしてくれようか
繭の内で、眠り続けるのであれば、それでよいが
あるいは、滅ぼすべきかもしれんな
…ミケラ、あればかりは得体が知れぬ…

また、ミケラの腕だけしか見えていませんがかなり巨大化しているように見えます。

一体ミケラに何が起きたんでしょうか、、、、

今後DLC等で情報が入り次第追記していきます。

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おわりに

以上でミケラに関する考察を終了いたします。

なおミケラは聖女トリーナと同一人物であるという説もあります。

ミケラとトリーナが同一人物なのかはこちらの記事で解説しています。

ELDEN RINGはストーリーの解説が極端に少ないので全貌が把握しにくいですよね。

そこで他の記事では、ELDEN RINGのストーリー全体の解説や、全エンディングの解説などもしています。

また、他の考察一覧は以下です。

<神・王>
大いなる意志二本指・三本指エルデの獣マリカ・ラダゴンゴッドフレイ&ホーラ・ルーレナラプラキドサクス

<デミゴッド>
ラニラダーンライカードミケラマレニアゴッドウィンモーグモーゴットゴドリック

<NPC>
メリナフィア糞喰い金仮面シャブリリハイータギデオンラティナネフェリ・ルーアレキサンダーディアロスセレンセルブスエンシャトープスミリセント&ゴーリーヴァイクヒューグローデリカボックブライヴイジーDパッチタニスラーヤヴァレーユラロジェールゴストークケネス・ハイトベルナールエドガートリーナ宵眼の女王

<ボス・敵>
マリケス神肌の使徒巨人ラダゴンの赤狼アステール祖霊の王しろがね人銀の雫死儀礼の鳥ミミズ顔忌み子

<場所>
狭間の地永遠の都ファルム・アズラ円卓

<その他重要な要素>
エルデンリング黄金律褪せ人坩堝死のルーン破砕戦争陰謀の夜エンディングDLC

そして、「フロム以外の死にゲーも挑戦してみたいよ!!」って方は、以下のゲームがおすすめです。

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またこのミケラに関する記事の英語版はこちらです。