エルデンリングのストーリーの中で「二本指」や「三本指」というワードをよく聞きますよね。
「二本指って何者!?」
「二本指は敵、味方??」
「三本指もいるの??」
といった疑問を持ちますよね。
そこでこの記事では二本指と三本指の正体について考察していきたいと思います。
二本指とは
まずは二本指について考察していきます。
二本指とはズバりこいつです。
文字通り2本の指ですね。
この二本指の目的ですが、エルデンリングと黄金律を修復することです。
二本指は円卓で会うことができ、指読みのエンヤ婆を通じて二本指の言葉を聞くことができます。
二本指の言葉
偉大なるエルデンリングは、黄金の律
それは世界を律し、生命は祝福と幸福を謳歌する
だが、それは砕かれてしまった
律の砕けは、許されぬ大過。それは当然の報いをもたらし…
今や世界は、生命は、どうしようもなく壊れている
呪いと不幸が蔓延っているのだ
だが、大いなる意志は、世界と生命を見捨てない
お主たち褪せ人に、祝福の導きをもたらし、使命を与えたのだ
褪せ人よ、お主の持つ大ルーンは、エルデンリングの大欠片
それを、もうひとつ手に入れよ
そしてエルデの王となり、黄金の律を修復するのだ
上の言葉から、二本指の目的が黄金律(=エルデンリング)を修復して世界に再び祝福をもたらすことであると考えられます。
二本指良い奴じゃん!?
二本指の立場
次に、二本指の立場について説明したします。
二本指がエルデンリングを修復するために使っているのが、かつて自らが狭間の地から追放した褪せ人(主人公、ギデオン、フィア、糞喰い、金仮面など)やゴッドフレイです。
つまり、二本指は褪せ人の味方の立場になります。
また、二本指は以下のようにも述べています。
二本指の言葉
大いなる意志は、デミゴッドたちを、とうの昔に見捨てている
褪せ人よ、躊躇は要らぬ。存分にやつらを殺し、奪うがよい
上のテキストでも示されているように、二本指は黄金律を破壊したマリカやエルデンリングの欠片を所持しているデミゴッドたちとは敵対する立場です。
指読みのエンヤの正体
指読みのエンヤの正体は、「お守り袋」のテキストで触れられています。
お守り袋
二本指の声として、永遠に生きる指読みは
王の乳母でもあるという
上テキストより、指読みのエンヤは不死であり、王を指導する立場にあります。
また、二本指が声を持たないことも考慮すると、指読みのエンヤの正体は二本指の思考を翻訳して言葉で伝える人物であると考えられます。
二本指の伝承
指は声を持たず、だが雄弁であった
指は執拗に蠢き、空に神秘を綴った
そして彼らは言葉を得た。信仰の言葉を
したがって、指読みのエンヤとは、二本指の思考を読むことお婆さんというわけです。
二本指の正体
結論を先に言うと、二本指の正体は大いなる意志の使い(=大いなる意志とのコミュニケーションツール)であると考えられます。
指読みのエンヤ
大いなる意志の使い、指様の言葉を伝える婆さね
指読みのエンヤ
・・・あんた、よく戻ったね
分かっているさね。黄金樹が、お主を拒絶したのだろう
・・・指様が、止まってしまわれた
起こるべきでないことが起き、迷われ、大いなる意志と交信しているのじゃ
交信が終われば、指様はまた、お主たちに言葉を、指の導きをもたらす
・・・だがそれは、数千、数万の日が経った先になるだろう
私はいいさ。だがあんたたちは、とても待てやしないだろう
・・・さあて、どうしたものだろうね・・・
上テキストの「大いなる意志と意志と交信している」と言う表現からも、二本指の正体は大いなる意志とのコミュニケーションツールであると解釈できます。
ちなみに二本指は神授塔で死んでいるものや、ラニに殺されているものなどを含めて複数存在しています。
三本指とは
ゲームを進めていくと三本指というやつも出てきます。
三本指はこいつです。
文字通り3本の指です。
ここで気になるのは三本指と二本指との関連ですよね。
ズバリ結論を言うと、三本指と二本指を合わせると一つの手(=五本指)になります。
これめちゃくちゃ面白いですよね。
確かに、二本指と三本指のそれぞれが親指から小指まで対応していることがわかります。
三本指と二本指は元々は一つの存在(=五本指)であったのですが、思想の違いから分裂したのだと考えられます。
三本指と二本指が元々は一つの存在であったことは、三本指の言葉でも示唆されています。
三本指の言葉
すべては、大きなひとつから、分かたれた
分かたれ、生まれ、心を持った
けれどそれは、大いなる意志の過ちだった
苦難、絶望、そして呪い。あらゆる罪と苦しみ
それらはみな、過ちにより生じた
だから、戻さなくてはならない
混沌の黄色い火で、何もかもを焼き溶かし
すべてを、大きなひとつに…
実際、エルデの前の王はファルム・アズラに住む竜王プラキドサクスだったのですが、竜王プラキドサクスは五本指に見出された王であると考えられています。
以上の状況証拠から、五本指から二本指と三本指が生まれたと考えられます。
二本指と三本指の関係
ここで三本指と二本指の関係について考えてみます。
結論を言うと三本指と二本指はかなりの対立関係にあります。
まあ、元々一つだったものが分裂した時点で、なんとなく対立してる感じはしますよね。
三本指が関係するのは「狂い火エンド」ですが、狂い火エンドでは、主人公が三本指から受け取った狂い火で黄金樹を焼いているシーンが流れます。
二本指の信仰する黄金樹が、三本指の火によって豪快に焼かれてしまっていることからも、二本指と三本指の対立関係がわかりますね。
加えて、三本指から狂い火をもらった後に、メリナがやってきて「もし狂い火の王になったらあなたを殺す」と言われることからも、三本指と二本指の対立がわかります。
三本指の目的
次に、三本指の目的について考えてみます。
結論を先に言うと、三本指の目的は全てを一つに戻すことです。
そもそもELDEN RINGの世界は、「坩堝(=混沌)→ 生命」という歴史を持っています。
つまり坩堝が派生することで生命が生まれました。
先程紹介した三本指の言葉を再び記載します。
三本指の言葉
すべては、大きなひとつから、分かたれた
分かたれ、生まれ、心を持った
けれどそれは、大いなる意志の過ちだった
苦難、絶望、そして呪い。あらゆる罪と苦しみ
それらはみな、過ちにより生じた
だから、戻さなくてはならない
混沌の黄色い火で、何もかもを焼き溶かし
すべてを、大きなひとつに…
この「すべては、大きなひとつから、分かたれた」という部分が、坩堝から生命が生まれたことも表していると解釈できます。
そして、この坩堝が生命に派生する過程で、坩堝側(三本指)と生命側(二本指)が生まれたと考えられます。
しかし三本指は、坩堝から生命が生まれたことによって、絶望や苦難、呪いが発生したと考えており、だからこそ全てを一つに戻す必要があると述べています。
言い換えると、三本指の目的は「坩堝から生まれた生命を再び坩堝に戻すこと」であると考えられます。
現在の狭間の地は二本指が支配していますが、これは巨人戦争という三本指と二本指の戦争で、二本指側が勝利した結果であると考えられます。
つまり、三本指は今でも虎視眈々と生命を坩堝に戻すことを画策していると考えられます。
だからこそ、三本指は二本指に目をつけられており、ゲーム中で三本指は地下深くに封印されていたのでしょう。
おわりに
いかがだったでしょうか。
エルデンリングはストーリーの説明が極端に少ないので、なかなか全貌を把握しにくいですよね。
そこで他の記事では、エルデンリングの全エンディングの解説や、エルデンリングのストーリー全体の解説などもしています。
また、一覧は以下です。
<神・王・女王>
大いなる意志、二本指・三本指、エルデの獣
マリカ・ラダゴン、ゴッドフレイ&ホーラ・ルー、満月の女王レナラ
竜王プラキドサクス、宵眼の女王
<デミゴッド>
聖樹のミケラ、腐敗のマレニア
魔女ラニ、星砕きのラダーン、冒涜の君主ライカード
死王子ゴッドウィン、血の君主モーグ、忌み王モーゴット
接ぎ木のゴドリック
<NPC>
メリナ、聖女トリーナ
死衾の乙女フィア、忌まわしき糞喰い、輝ける金仮面、百智卿ギデオン
シャブリリ、ハイータ
魔術師セレン、魔術教授セルブス、エンシャ、ネフェリ・ルー
タニス、ラーヤ
ブライヴ、イジー
白面のヴァレー、背律者ベルナール、血の狩人ユラ
しろがねのラティナ、アレキサンダー、ディアロス、トープス、ミリセント&ゴーリー、円卓の騎士ヴァイク、ヒューグ、ローデリカ、亜人のボック、死を狩る者D、パッチ、ロジェール、ゴストーク、ケネス・ハイト、復讐者エドガー
<ボス・敵>
黒き剣のマリケス、神肌の使徒、巨人、ラダゴンの赤狼、アステール、祖霊の王
白王・黒王、しろがね人、銀の雫、死儀礼の鳥、ミミズ顔
<その他重要な要素>
エルデンリング、黄金律、褪せ人、忌み子、坩堝、死のルーン、破砕戦争、陰謀の夜、エンディング
<DLC>
影の地、神の門
串刺し公メスメル、双月の騎士レナーラ、蕾の聖女ロミナ、宿将ガイウス、指の母メーテール、暴竜ベール、神獣獅子舞、黄金カバ、泥濘の騎士、指の母ユミル
針の騎士レダ、落葉のダン、ティエリエ、純血騎士アンスバッハ
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