ELDEN RINGのストーリーの中でも最重要人物の一人が「黄金のゴッドウィン」です。
このゴッドウィンが陰謀の夜という事件で殺害されたことが、エルデンリングが砕かれた原因なんだとか、、、
そこでこの記事ではゴッドウィンの正体について徹底考察していきます。
マリカとゴッドフレイの子供
ゴッドウィンはマリカとゴッドフレイの子供です。
神であるマリカの子供たちは「デミゴッド(=部分的な神)」と呼ばれています。
また、ゴッドフレイは狭間の地の最初の王であり、相当な実力者であったことが知られています。
そんな神マリカと武人ゴッドフレイの子供であるゴッドウィンもなかなかの実力者であることが示唆されています。
例えば「雷の槍」のテキストでは竜に勝ったことが記述されています。
雷の槍
かつて、黄金のゴッドウィンは
古竜フォルサクスに打ち勝ち、友とした
王都古竜信仰のはじまりである
また竜が友達になったということは、ゴッドウィンはなかなかの人格者であったのではないかと推察されます。
他にも「死衾の乙女、フィア」という人物は以下のように語っています。
死衾の乙女、フィア
・・・でも私は、満足しているのです
押し付けられた遺体でなく、自らの意志でゴッドウィンと同衾し
・・・子を宿すのですから
他人を生き返らせることを使命と割り切ってこなしてきたフィアが、自らの意思でゴッドウィンを蘇生させようとしていることからも、ゴッドウィンのカリスマ性がうかがえますね。
陰謀の夜で殺害され「死王子」に
そんな人格も実力も備えたゴッドウィンでしたが、なんと陰謀の夜という事件で殺害されてしまいます。
この陰謀の夜を仕組んだのがラニとライカードとマリカです。
本来ゴッドウィンは黄金の祝福を受けているため不死なのですが、そんなゴッドウィンすら殺すことを可能にしたのが「死のルーン」です。
この「死のルーン」は元々マリケスというマリカの眷獣が持っていたのですが、陰謀の夜にマリカとラニとライカードによって盗まれ、ゴッドウィン殺害に使用されます。
しかしながら、実はゴッドウィンに使用されたのは「魂を殺すルーン」でした。(ちなみに「肉体を殺すルーン」はラニ自身に使用されました。)
結果として、ゴッドウィンは魂だけが死に、肉体だけが生きているという「死に生きるもの」という状態になってしまいます。
指読みのエンヤ
…ゴッドウィン様
なんと、醜いことでしょうか
坊ちゃまは、死ぬべきでした
デミゴッド、その最初の死者として
運命の死に殉じるべきでした
それがなぜ、醜態を晒しておられますか
黄金の貴公子が、死に生きるなどと
そんな、醜いことがあるでしょうか
「死に生きるもの」状態のゴッドウィンは「死王子」とも呼ばれています。
ゴッドウィンの遺体
死王子の死体は黄金樹の根元に埋葬されていることが、「死王子の業瘡」というアイテムのテキストに記載されています。
死王子の業瘡
その顔の主は、死王子であるという
彼は、かつてゴッドウィンと呼ばれ
デミゴッド最初の死者として、王都の地下深く
黄金樹の根元に埋葬されたという
そしてこの死王子の遺体によって各地に死のルーンがばら撒かれるようになってしまったことが、「死の根」というアイテムのテキストに記載されています。
死の根
死に生きる者たちを、生み出す源
東の果てにある獣の神殿では
獣の司祭が、これを集め喰らっている
陰謀の夜、盗まれた死のルーンは
デミゴッド最初の死となった後
地下の大樹根を通じて、狭間の各地に現れ
死の根として芽吹いたのだ
陰謀の夜に死のルーンを盗まれてしまったマリケス(=獣の司祭)はこの死の根を集めて、ばら撒かれてしまった死のルーンの回収をしているのではないかと考えられます。
また、陰謀の夜にゴッドウィンが殺されたことが、マリカがエルデンリングを砕いた原因であることが、ロジェールという人物の以下の発言からわかります。
ロジェール
…あれは遺物なのですよ。黒き刃の陰謀、そう呼ばれる凶刃の夜の
古い黄金樹の盛期、まだエルデンリングが砕ける前
何者かが、黒き剣のマリケスから死のルーンの欠片を盗み
冷たい夜に、黄金のゴッドウィンを弑したのです
それは、歴史上はじめてのデミゴッドの死であり
エルデンリングが砕け、破砕戦争が起こる、その切欠になったと言われています
ゴッドウィンが死んだことが原因でマリカがエルデンリングを砕いたのですが、このマリカは死のルーンを盗んだことにも関わっています。
マリカがエルデンリングを砕いた理由はこちらの記事で解説しています。
フォルサクス
最初の説明でゴッドウィンが竜と友であったと説明しました。
この竜の名前が「フォルサクス」です。
フォルサクスはゴッドウィンが死王子になった後も、ゴッドウィンの中で死と戦い続けていたことが、「死竜の追憶」というアイテムのテキストで、以下のように記載されています。
死竜の追憶
黄金のゴッドウィンが死王子となった後
古竜は、その友の内で死と戦い続けた
その戦いに勝利はなく、ただ蝕みだけがあった
見た目は死のルーンの象徴である赤黒色で、名前も「死竜フォルサクス」に変わっています。
こんな姿になってまでゴッドウィンの死と戦っていることから、ゴッドウィンとフォルサクスは相当仲が良かったことがうかがえますね。
ゴッドウィンいいやつじゃん、、、
おわりに
以上でゴッドウィンに関する考察を終了いたします。
ELDEN RINGはストーリーの解説が極端に少ないので全貌が把握しにくいですよね。
そこで他の記事では、ELDEN RINGのストーリー全体の解説や、全エンディングの解説などもしています。
また、他の考察一覧は以下です。
<神・王>
大いなる意志、二本指・三本指、エルデの獣、マリカ・ラダゴン、ゴッドフレイ&ホーラ・ルー、レナラ、プラキドサクス
<デミゴッド>
ラニ、ラダーン、ライカード、ミケラ、マレニア、ゴッドウィン、モーグ、モーゴット、ゴドリック
<NPC>
メリナ、フィア、糞喰い、金仮面、シャブリリ、ハイータ、ギデオン、ラティナ、ネフェリ・ルー、アレキサンダー、ディアロス、セレン、セルブス、エンシャ、トープス、ミリセント&ゴーリー、ヴァイク、ヒューグ、ローデリカ、ボック、ブライヴ、イジー、D、パッチ、タニス、ラーヤ、ヴァレー、ユラ、ロジェール、ゴストーク、ケネス・ハイト、ベルナール、エドガー、トリーナ、宵眼の女王
<ボス・敵>
マリケス、神肌の使徒、巨人、ラダゴンの赤狼、アステール、祖霊の王、しろがね人、銀の雫、死儀礼の鳥、ミミズ顔、忌み子
<その他重要な要素>
エルデンリング、黄金律、褪せ人、坩堝、死のルーン、破砕戦争、陰謀の夜、エンディング、DLC
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