輝ける金仮面とコリンの正体を考察 [エルデンリング]

金仮面 エルデンリング

ELDEN RINGのオープニングムービーで「輝ける金仮面」という人物が出てきます。

全裸で硬直しながら黄金律の思索に耽っているという、なかなかクセの強いキャラクターであります。

また、「輝ける金仮面」のイベントを完走するとエンディングが分岐することから、ELDEN RINGのストーリーにおける重要キャラの一人であります。

そこでこの記事では「輝ける金仮面」の正体について徹底考察していきます。

また、輝ける金仮面のイベントを完走することで見ることができる「完全律エンディング」についても解説していきます。

天才の黄金律研究者

金仮面の正体を一言で言うと「黄金律研究家」です。

また、金仮面の特徴は「無言・全裸・硬直」ですが、これらは全て黄金律の探求に集中するためであると考えられます。

例えば、金仮面が全裸である理由は「金仮面のボロ布」のテキストに記載されています。

金仮面のボロ布
金仮面卿は、服を着る必要を感じない
そんなものが、探求の助けになろうか

探求の助けにならないならば服すら着ないという狂いっぷりは研究者の鑑ですね、、、、

見る限り金仮面はかなり痩せ細っているのですが、これも探求のしすぎで食事をしていないからなのでしょうか、、、

ちなみに、ゲームのオープニングムービーで言われている通り、金仮面は褪せ人です。

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黄金律について

金仮面が探求していた黄金律について簡単に説明しておきます。

黄金律

簡単に言うと、黄金律とは、魂と肉体が黄金樹に記録されることで永遠の生を獲得できる律のことです。

また、黄金律は「回帰性原理」と「因果性原理」で説明されます。

回帰性原理
原理主義は、黄金律を二つの力で説明する
それ即ち回帰と因果であり、回帰とは
万物が不易に収斂しようとする、意味の引力である

因果性原理
原理主義は、黄金律を二つの力で説明する
それ即ち回帰と因果であり、因果とは
万物を関係性の連環となす、意味間の引力である

因果性原理と回帰性原理

要するに、黄金律とは個人と集団の両方に永遠性を与える律であるということです。

一見完璧そうですよね、、、、

しかし金仮面はこの律の不完全性を見つけたのです。

それについては後述しています。

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部下が金仮面の言葉を記録

先ほど述べた通り、金仮面は無言です。

金仮面の思索は金仮面の指の動きを読む必要があるため、記録する人物が必要になります。

ゲーム中では、その人物がコリンです。

コリンは金仮面のことを以下のように語っています。

コリン
…金仮面卿をご存じですか?
かつて褪せ人として、狭間の地の外にありながら
やがて来たる祝福の導きを正確に予見した、大学者様です。
その彼が、今狭間の地にあり、独り黄金律の探求をしていると聞き…
是非教えを乞い、その探求のお手伝いをしたいと、思っているのです

金仮面は、黄金律が再び褪せ人に祝福を与えることを正確に予見していたことから分かるように、本当にすごい学者なのですね。

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マリカ=ラダゴンが理解できずフリーズ

あるとき金仮面はフリーズしてしまいます。

金仮面がフリーズしてしまった原因は、コリンが以下のように語っています。

コリン
…ですが、それは止まってしまっいました
先生は今、奇怪な謎に直面しているのです
黄金律は、女王マリカを唯一の神とする律です。それなのに…
マリカの二番目の夫、王配ラダゴンの名が、見出されたのです

マリカとラダゴンは実は同一人物なのですが、金仮面はそれに気づくことができなかったためフリーズしてしまいました。

そして主人公が金仮面に「マリカ=ラダゴン」を教えてあげることで、再び金仮面は動き始めます。

天才と言われている金仮面もたいしたことないような、、、、

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最期はコリンによって殺害

金仮面の最期はコリンによって殺害されてしまったのではないかと考えられます。

コリンは最初は金仮面信者だったのですが、ストーリーが進むにつれて金仮面の考え方に疑問を持つようになっていきます。

ストーリーの終盤で、金仮面は殺害された状態で発見され、金仮面の死体の近くで懺悔しているコリンが以下のように語ります。

コリン
先生は、ただの狂人でした
傲慢な誇大妄想を信じ込み、黄金律の完全を否定し
独りよがりな完全をなそうとする、信仰破綻者だったのですよ!
…見てください、あれほどに探求した完全が、あのように燃えているのですよ!

コリンが自身の手を見ていることからも、彼が金仮面をその手にかけたのだと推察されます。

そして金仮面の死体の上には「完全律のルーン」があります。

「完全律のルーン」のテキストには以下のように記載されています。

完全律のルーン
それは黄金律を完全にせんとする
超越的視座のルーンである
現黄金律の不完全は、即ち視座の揺らぎであった
人のごとき、心持つ神など不要であり
律の瑕疵であったのだ

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以上の話をまとめてみます。

「完全律のルーン」のテキストから、金仮面は「現黄金律の不完全は視座の揺らぎであった」と結論しています。

「視座の揺らぎ」とはマリカとラダゴンの思想の違いであると考えられます。

また「人のごとき、心持つ神」とは、マリカのことであり、マリカが子供たちを助けるためにエルデンリングを砕いたことと対応していると考えられます。

マリカがエルデンリングを砕いた理由はこちらの記事で解説しています。

いずれにしても、金仮面が現黄金律の不完全性を指摘していることがわかります。

そしてこれこそが、コリンの言う「独りよがりな完全をなそうとする、信仰破綻者」ということであると考えられます。

コリンは現黄金律信者であるため、現黄金律を否定する金仮面に疑問を持つようになったのだと考えられます。

この考え方の違いから、コリンは金仮面を殺害するに至ったのではないかと考えられます。

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完全律エンド

そして、金仮面から得られた「完全律のルーン」を用いてエルデンリングを修復することで、「完全律エンド」を見ることができます。

完全律エンドでは、黄金樹が燦々と輝いている様子が映されます。

黄金律が幅を利かせている感じが伝わってきますね。

完全律の世界では、現黄金律の欠点であった「視座の揺らぎ」がなくなっていると考えられます。

言い換えると、完全律の世界では黄金律の絶対王政が実現されていると考えられます。

この完全律の世界では、黄金律に対する疑問を持つことすら許されないことが想像できます。

まとまりはあるがただ一つの考えしか許されない世界か、まとまりはないが多様性を許容する世界か、、、どちらの世界が良いのかは、我々の生きているリアルな世界でも議論になる難しい問題ですね。

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おわりに

以上で金仮面の正体についての考察を終了いたします。

ELDEN RINGはストーリーの解説が極端に少ないので全貌が把握しにくいですよね。

そこで他の記事では、ELDEN RINGのストーリー全体の解説や、全エンディングの解説などもしています。

また、他の考察一覧は以下です。

<神・王>
大いなる意志二本指・三本指エルデの獣マリカ・ラダゴンゴッドフレイ&ホーラ・ルーレナラプラキドサクス

<デミゴッド>
ラニラダーンライカードミケラマレニアゴッドウィンモーグモーゴットゴドリック

<NPC>
メリナフィア糞喰い金仮面シャブリリハイータギデオンラティナネフェリ・ルーアレキサンダーディアロスセレンセルブスエンシャトープスミリセント&ゴーリーヴァイクヒューグローデリカボックブライヴイジーDパッチタニスラーヤヴァレーユラロジェールゴストークケネス・ハイトベルナールエドガートリーナ宵眼の女王

<ボス・敵>
マリケス神肌の使徒巨人ラダゴンの赤狼アステール祖霊の王しろがね人銀の雫死儀礼の鳥ミミズ顔忌み子

<場所>
狭間の地永遠の都ファルム・アズラ円卓

<その他重要な要素>
エルデンリング黄金律褪せ人坩堝死のルーン破砕戦争陰謀の夜エンディングDLC

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出所:ELDEN RING © 2022 From Software Inc. All Rights Reserved.

この金仮面に関する記事の英語版はこちらです。