ELDEN RINGのNPCに「半狼のブライヴ」と「鍛冶師イジー」というキャラがいます。
ブライヴもイジーも魔女ラニに仕えているのですが、彼らの忠誠心には心打たれるものがあります。
そこでこの記事では、「半狼のブライブ」と「鍛冶師イジー」について考察していきます。
半狼のブライブ
ブライブの正体はラニの影従です。
ブライブがラニの影従であることは、「ブライブの手甲」のテキストに記載されています。
ブライブの手甲
ブライヴは、ラニの影従であった
たとえ運命に背いてでも
決して裏切らぬ、味方であった
影従とは、二本指が神に与える従者のことです。
例えば、神マリカにはマリケスという影従が与えられていました。
そしてブライブは二本指に操られた存在でもあります。
ブライブが二本指に操られていることは、複数のテキストで示唆されています。
ラニ
…私が、二本指を拒んだ時
それでもブライヴは、私の味方でいてくれた
フフッ
神人たる私の、特別な従者であるというのに
二本指にしてみれば、とんだ出来損ないだったろうな
…ブライヴも、イジーも、私には過ぎた者たちだよ
イジー
ブライヴは、二本指がラニ様に与えた従者。決して裏切ることない影
だが、ラニ様が神人として、二本指の傀儡たるを拒んだとき
…影は狂い、ラニ様にとって恐ろしい呪いとなるのです
…それは運命。ブライヴの意志など、何の意味も持たないでしょう
ブライブは二本指が遣わせた従者であるため、二本指を裏切らないように何かしらの仕掛けがされているのだと推察されます。
なぜブライブがこれほどラニに忠誠を誓っているのかについてですが、これはラニとブライブが幼い頃から仲が良かったためであると考えられます。
イジー
ブライヴは、ラニ様の義弟なのです
母君、レナラ様もそれを認め、幼い二人は本当の姉弟のようでした
私もよく、遊び相手をさせて頂いたものです
ラニ様が肉体を捨て、神人たる暗い道を行くと決めた後は
ブライヴも私も、臣下として仕えることを選びましたが
…きっと誰も、あの頃を忘れてはいないでしょう
貴公、ブライヴをよろしく頼みます
あれは、昔から愚直です。貴公のような相棒が、必要でしょう
「幼い二人は本当の姉弟のようでした」とあるように、ラニとブライブは単なる王と臣下の関係ではなく、家族のような関係にあったのではないかと推察されます。
そしてブライブの最期ですが、二本指が仕込んだ呪いによって狂ってしまい、ラニの塔の前で主人公と戦うことになります。
これはおそらく、呪いに狂ってもなおラニに対する忠誠心だけは残っており、ラニの塔に近づくものを手当たり次第に排除していたのではないかと考えられます。
イジー
…呪いとなり狂ってなお、ラニ様のために尽くすとは
軍師イジーともあろうものが、見誤っていたということか…
ブライブのラニに対する忠誠は本物ですね。
鍛冶屋イジー
イジーの正体は、かつてはラニの育ての親であり、今はラニの軍師であると考えられます。
イジー
…貴公のおかげです
ラニ様の軍師、いえ、幼き彼女の爺やとして、深い感謝を申し上げます
貴公は、正にラニ様の英雄でした
イジー
…私の役目も、もうすぐ終わりです
このイジー、もうずっと、ラニ様にお仕えしてきましたが…
本当に素晴らしい、長き旅でした
イジー
改めて、私はイジー
カーリア王家に仕える鍛冶師、そして、ラニ様の軍師を務めております
イジーもブライブと同様に、幼い頃からラニと関わりがあり、ラニのことを家族のように思っていることがわかります。
また、イジーも二本指に操られることを恐れており、イジーは二本指の干渉を跳ね除ける兜を被っています。
イジーの鏡兜
結晶鏡で作られた兜
軍師イジーが、肌身離さず被っていた
それは、大逆に従う者の装束であり
大いなる意志と、その使いたる指の
あらゆる干渉を跳ね除けるという
イジーは恐怖していたのだ
自らの裏切りを
自身の裏切りを恐れているというテキストからも、イジーのラニに対する忠誠心の高さがうかがえますね。
そしてイジーの最期は、黒き刃の黒炎による焼死でした。
これは、イジーが黒炎に焼かれて死んでいるのと、その周りに黒いフードを被った人物の死体があることから推察されます。
ラニは陰謀の夜で二本指や黒き刃の一団を裏切っているため、彼らに追われている立場にあります。
以上の状況を考慮すると、イジーはラニを守るために、命をかけて黒き刃の一団と戦ったのではないかと推察されます。
ブライブにもイジーにも心から慕われているラニの人望はすごいですね。
またラニも、ブライブとイジーを「自分には過ぎた者たち」と評しており、彼らが理想的な信頼関係にあったことがわかりますね。
おわりに
いかがだったでしょうか。
エルデンリングはストーリーの説明が極端に少ないので、なかなか全貌を把握しにくいですよね。
そこで他の記事では、エルデンリングの全エンディングの解説や、エルデンリングのストーリー全体の解説などもしています。
また、一覧は以下です。
<神・王・女王>
大いなる意志、二本指・三本指、エルデの獣
マリカ・ラダゴン、ゴッドフレイ&ホーラ・ルー、満月の女王レナラ
竜王プラキドサクス、宵眼の女王
<デミゴッド>
聖樹のミケラ、腐敗のマレニア
魔女ラニ、星砕きのラダーン、冒涜の君主ライカード
死王子ゴッドウィン、血の君主モーグ、忌み王モーゴット
接ぎ木のゴドリック
<NPC>
メリナ、聖女トリーナ
死衾の乙女フィア、忌まわしき糞喰い、輝ける金仮面、百智卿ギデオン
シャブリリ、ハイータ
魔術師セレン、魔術教授セルブス、エンシャ、ネフェリ・ルー
タニス、ラーヤ
ブライヴ、イジー
白面のヴァレー、背律者ベルナール、血の狩人ユラ
しろがねのラティナ、アレキサンダー、ディアロス、トープス、ミリセント&ゴーリー、円卓の騎士ヴァイク、ヒューグ、ローデリカ、亜人のボック、死を狩る者D、パッチ、ロジェール、ゴストーク、ケネス・ハイト、復讐者エドガー
<ボス・敵>
黒き剣のマリケス、神肌の使徒、巨人、ラダゴンの赤狼、アステール、祖霊の王
白王・黒王、しろがね人、銀の雫、死儀礼の鳥、ミミズ顔
<その他重要な要素>
エルデンリング、黄金律、褪せ人、忌み子、坩堝、死のルーン、破砕戦争、陰謀の夜、エンディング
<DLC>
影の地、神の門
串刺し公メスメル、双月の騎士レナーラ、蕾の聖女ロミナ、宿将ガイウス、指の母メーテール、暴竜ベール、神獣獅子舞、黄金カバ、泥濘の騎士、指の母ユミル
針の騎士レダ、落葉のダン、ティエリエ、純血騎士アンスバッハ
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