ELDEN RINGのNPCに「戦士、ネフェリ・ルー」という人物がいます。
狭間の地では珍しく、正義感が強い正統派の戦士です。
この記事では「戦士、ネフェリ・ルー」の正体について考察していきます。
ギデオンの義理の子供
ネフェリ・ルーはギデオン=オーフニールの義理の子供です。
このことは、ネフェリ・ルーがギデオン=オーフニールのことを義父と呼んでいることから推察されます。
ネフェリ・ルー
…ああ、そうだ
義父には、もう会ったのか?
彼は今、書斎にいる。すぐそこの、エンシャ殿の見張る扉だ
もしまだなら、会っていくといい
義父は、円卓の指導者だ
きっと、よい話をしてくれるだろう
正義感が強い
ネフェリ・ルーの最大の特徴は、正義感の強さです。
ネフェリ・ルーとは最初にストームヴィル城で出会うのですが、ストームヴィル城の君主であるゴドリックの「接ぎ」に関しても、「君主の所業ではない」と断罪しています。
ネフェリ・ルー
…それにしても、酷いものだな
ゴドリックめ、接ぎなどと、君主の所業じゃあない
風が汚れてしまっている
ネフェリ・ルー
…もしお前が、ゴドリックに挑むのなら
その時は、私を呼ぶがよい
…あれは風を汚しすぎる
また、ゴドリックの戦利品も「戦場漁りにはなりたくない」という理由で、主人公に返してきます。
ネフェリ・ルー
ストームヴィル以来だな
会えてよかった。渡したいものがあるんだ
ゴドリックの接ぎ場で見つけたものでな
あれを倒した、お前のものだ
…拒まないでくれよ
私は、戦場漁りにはなりたくない
(ちなみにこの戦場漁りをやっていたのがゴストークです)
発言の節々からネフェリ・ルーの正義感の高さがうかがえますね。
義父ギデオンに反旗を翻す
ネフェリ・ルーはこの強い正義感故に、義父ギデオンに反旗を翻すことになります。
ネフェリ・ルーが義父ギデオンに反旗を翻すきっかけが、しろがね人の虐殺事件です。
ギデオンは目的のためなら手段を選ばない非情な人物であり、しろがね人が持っているとされる「聖樹の秘割符」を手に入れるためにしろがね人を虐殺しました。
この「聖樹の秘割符」は、ギデオンが最も知りたがっているミケラの居場所に通じるものであるため、何がなんでも手に入れるために凶行に走ったのだと考えられます。
そして、このしろがね人の虐殺現場をみたネフェリ・ルーは、実行犯に対して怒りを滲ませます。
ネフェリ・ルー
…ああ、お前だったか
お前は、どう見る?この村の惨状を
…幼き日、同じ光景を見たことがある
弱き者たちの蹂躙、略奪、殺戮を
…人の世の悪夢を
…だが私はもう、あの頃の幼子ではない
時遅しとはいえ、せめて報いをくれてやろう
…蹂躙の主たちにな
刻んでやる。ネフェリ・ルーは戦士だ
この時、ネフェリ・ルーは、黒幕が義父ギデオンであることを知りませんでした。
そして、実行犯を手にかけた後に、黒幕が義父ギデオンであることを知り苦悩します。
ネフェリ・ルー
…聞いていたのか
ああ、そうだ。私は義父に捨てられたのだ
感傷に溺れ、命を忘れ…、彼の手駒を損なった、罰としてな
…義父は、ギデオン卿は、ずっと私の導きだった
彼がエルデの王になるために、何でもするつもりだった
それなのに、私は…
彼を裏切ってしまった
ネフェリ・ルー
…そして私はもう、義父を信じきれずにいるのだ…
あの者たちが、義父の命であの惨劇を起こしたのなら
彼の正義はどこにある?
義父は言っていた。彼がエルデの王になれば
もう二度と、弱き者が奪われぬ治世を敷くと
あの言葉は偽りだったのか?
しかし、最終的にネフェリ・ルーは己の正義感に従い、義父ギデオンの導きを捨てることを決意します。
ネフェリ・ルー
…久しぶりだな
あの時は、世話になった
ああ、義父には別れを告げてきたよ
思い出したのだ。遥か昔、戦士となった時の誓いを
…この土地は、故郷に似ていてな
嵐を呼び、吹き飛ばしたいのだ。風の汚れを
己の正義感に従って、親ですら捨てるネフェリは本物の戦士ですね。
ゴッドフレイの子孫?
最後にネフェリ・ルーがゴッドフレイの子孫である可能性に言及しておきます。
ネフェリ・ルーがゴッドフレイに関連している根拠は2つあります。
1つ目は、ゴッドフレイの狭間の地の外での名前が「ホーラ・ルー」であることです。
つまり、ネフェリ・ルーとホーラ・ルーは苗字の「ルー」が同じです。
適当にキャラを作って苗字が被ったなんてことは考えられないので、ネフェリ・ルーとホーラ・ルーは何かしらの関連があると考えられます。
2つ目の根拠は、ネフェリ・ルーが「嵐の王」と関連していることです。
ネフェリ・ルーが「嵐の王」と関連していることは、ネフェリ・ルーに「嵐鷹の古王」を渡すことができることから推察されます。
嵐鷹の古王
ストームヴィルに本当の嵐があった頃
鷹たちの王として君臨した、一羽の遺灰
だが古王は誇り高く、誰の召喚にも応じない
そしてこの「嵐の王」こそゴッドフレイがかつて戦った好敵手の一人です。
エルデの王装備
黄金樹の始まりは戦と共にあり
ゴッドフレイは戦場の王であった
巨人戦争、嵐の王との一騎討ち・・・
そして、好敵手がいなくなった時
王の瞳は色褪せたという
以上の手がかりから、ゴッドフレイとネフェリ・ルーに何かしらの関連があると推察されます。
例えば、嵐の王が治めていた時代のストームヴィル城の住民とゴッドフレイの間の子孫がネフェリ・ルーであると考えると全ての辻褄は合います。
今後新しい情報が入り次第追記していきます。
おわりに
以上でネフェリ・ルーに関する考察を終了いたします。
なお、イベントの分岐ルートによっては、ネフェリ・ルーがセルブスによって傀儡にされてしまう結末もあります。
また、エルデンリングはストーリーの解説が極端に少ないので全貌が把握しにくいですよね。
そこで他の記事では、エルデンリングの全エンディングの解説や、エルデンリングのストーリー全体の解説などもしています。
また、一覧は以下です。
<神・王・女王>
大いなる意志、二本指・三本指、エルデの獣
マリカ・ラダゴン、ゴッドフレイ&ホーラ・ルー、満月の女王レナラ
竜王プラキドサクス、宵眼の女王
<デミゴッド>
聖樹のミケラ、腐敗のマレニア
魔女ラニ、星砕きのラダーン、冒涜の君主ライカード
死王子ゴッドウィン、血の君主モーグ、忌み王モーゴット
接ぎ木のゴドリック
<NPC>
メリナ、聖女トリーナ
死衾の乙女フィア、忌まわしき糞喰い、輝ける金仮面、百智卿ギデオン
シャブリリ、ハイータ
魔術師セレン、魔術教授セルブス、エンシャ、ネフェリ・ルー
タニス、ラーヤ
ブライヴ、イジー
白面のヴァレー、背律者ベルナール、血の狩人ユラ
しろがねのラティナ、アレキサンダー、ディアロス、トープス、ミリセント&ゴーリー、円卓の騎士ヴァイク、ヒューグ、ローデリカ、亜人のボック、死を狩る者D、パッチ、ロジェール、ゴストーク、ケネス・ハイト、復讐者エドガー
<ボス・敵>
黒き剣のマリケス、神肌の使徒、巨人、ラダゴンの赤狼、アステール、祖霊の王
白王・黒王、しろがね人、銀の雫、死儀礼の鳥、ミミズ顔
<その他重要な要素>
エルデンリング、黄金律、褪せ人、忌み子、坩堝、死のルーン、破砕戦争、陰謀の夜、エンディング
<DLC>
影の地、神の門
串刺し公メスメル、双月の騎士レナーラ、蕾の聖女ロミナ、宿将ガイウス、指の母メーテール、暴竜ベール、神獣獅子舞、黄金カバ、泥濘の騎士、指の母ユミル
針の騎士レダ、落葉のダン、ティエリエ、純血騎士アンスバッハ
そして、「フロム以外の死にゲーも挑戦してみたいよ!!」って方は、以下のゲームがおすすめです。
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