2023年2月28日に、フロムソフトウエアからエルデンリングのDLCについて公式発表がありました。
エルデンリングのDLCは現在開発中で、そのタイトルはShadow of the Erdtreeです。
この記事では、DLC(Shadow of the Erdtree)の内容について考察していきます。
Shadow of the Erdtreeの意味
まずは、Shadow of the Erdtreeの意味について考えています。
まず、Erdtreeは黄金樹という意味です。
Erdtreeは文字だけ見ると「エルデの木」という意味ですが、エルデンリングの英語版のテキストを見ると明らかに「黄金樹」という意味です。
そして、Shadowはご存知の通り影という意味です。
このShadowですが、英語版のテキストでは以下のような使われ方をしています。
Remembrance of the Black Blade
Maliketh was a shadowbound beast given to his Empyrean.
Marika’s sole need of her shadow was a vessel to lock away Destined Death.
Even then, she betrayed him.
黒き剣の追憶
マリケスは、神人に与えられる影従の獣であった
マリカは影従に、運命の死の封印たるを望み
後にそれを裏切ったのだ
したがって、マリカに対するマリケス、ラニに対するブライヴのように、エルデンリングの世界観で影とは「もう一つの存在」、「従者」といった意味を持ちます。
したがって、Shadow of the Erdtreeとは「黄金樹のもう一つの姿」といった意味なのではないかと推察されます。
個人的には、「黄金樹のもう一つの姿」とは過去の黄金樹なのではないかと予想しています。
時系列はいつなのか?
コンセプトアートに登場する黄金樹が灰になっていることを考えると、これはマリカがエルデンリングを砕いた直後の黄金樹である可能性が考えられます。
また、別の可能性としては、エルデの獣が黄金樹に寄生する前の世界樹ということも考えられます。
この可能性の根拠としては、上のコンセプトアートの周辺に湖らしきものが見えないことが挙げられます。
狭間の地の構造的に、黄金樹の周りにはエルデの獣が落下したことでできたと思われる湖が存在するはずですが、上のコンセプトアートにはそれが内容に思えます。
したがって、Shadow of the Erdtreeは、世界樹が黄金樹となる以前の狭間の地が舞台になっている可能性も考えられます。
ただし、個人的には(以下で述べていますが)Shadow of the Erdtreeはマリカがエルデンリングを砕いた直後の話である可能性が高いと予想しています。
馬に乗っているのは誰?
Shadow of the Erdtreeのは以下です。
気になるのは右下のトレントに乗っている人物ですよね、、、
結論を先に言うと、この人物はミケラだと思います。
ミケラである理由は髪の結び方が同じだからです。
ミケラの容姿はエルデンリングのオープニングに出てきますが、この時のミケラの髪の結び方とShadow of the Erdtreeでトレントに乗っている人物の髪の結び方が同じです。
また、ミケラは永遠の幼さを持っていると言う点でも、Shadow of the Erdtreeでトレントに乗っている人物と合致します。
また、一応マリカも金髪であることから、トレントに乗っている人物が幼少期のマリカでもおかしくはないです。
ただし、トレントの以前の主人については、ラニが以下のように話していました。
ラニ
…はじめまして、褪せ人よ
私は魔女、レナ
霊馬を駆る、褪せ人がいるときいてな
少し探していたのだが…
どうやら、お前のことらしい
お前は、喚んでいるのだろう?
トレントという名の霊馬を
…ああ、よい答えだ
お前に、預かりものがあってな
トレントの古い主が、私に託したものだ
それは、霊喚びの鈴でな
黄金樹に還ることのなかった遺灰から、霊を喚ぶことができる
そして霊たちは、一時お前を主とし、かつての戦いを思い出すのだ
…まあ、お前の好きに使うがよい
このラニの話からは、トレントの前の主人がミケラなのかマリカなのかは判断が難しいです。
しかし、「黄金樹に還ることのなかった遺灰から」という文章から、Shadow of the Erdtreeのコンセプトアートの白い魂達は、エルデンリングが砕かれて黄金樹に帰れなくなった魂である可能性が高いと思われます。
したがって、やはりShadow of the Erdtreeは、マリカによってエルデンリングが砕かれた直後にミケラが旅をするというストーリーである可能性が高いと個人的には思います。
マリカがエルデンリングを砕いた理由はこちらの記事で解説しています。
ボリュームは?
海外勢の考察も含めると、ボリュームとしては現在のエルデンリングの1/3程度になるのではないかと予想されます。
これは、過去作であるダークソウルのダウンロードコンテンツのボリュームや、エルデンリングの発売から1年経過していることなどから推察されます。
つまり、めちゃくちゃ大規模なアップデートになります!
また、過去作のDLCから考えると、追加される内容としては以下のようなものが考えられます。
追加される内容
・新しい武器
・新しい防具
・新しいNPCとクエスト
・新しいエリア
・新しいアイテム
・新しいボスとモブ敵
・新しい戦技・魔法
もう今から待ちきれないですね、、、、!
おわりに
以上でエルデンリングのDLCの内容に関する考察を終了いたします。
また、エルデンリングはストーリーの解説が極端に少ないので全貌が把握しにくいですよね。
そこで他の記事では、エルデンリングの全エンディングの解説や、エルデンリングのストーリー全体の解説などもしています。
また、一覧は以下です。
<神・王・女王>
大いなる意志、二本指・三本指、エルデの獣
マリカ・ラダゴン、ゴッドフレイ&ホーラ・ルー、満月の女王レナラ
竜王プラキドサクス、宵眼の女王
<デミゴッド>
聖樹のミケラ、腐敗のマレニア
魔女ラニ、星砕きのラダーン、冒涜の君主ライカード
死王子ゴッドウィン、血の君主モーグ、忌み王モーゴット
接ぎ木のゴドリック
<NPC>
メリナ、聖女トリーナ
死衾の乙女フィア、忌まわしき糞喰い、輝ける金仮面、百智卿ギデオン
シャブリリ、ハイータ
魔術師セレン、魔術教授セルブス、エンシャ、ネフェリ・ルー
タニス、ラーヤ
ブライヴ、イジー
白面のヴァレー、背律者ベルナール、血の狩人ユラ
しろがねのラティナ、アレキサンダー、ディアロス、トープス、ミリセント&ゴーリー、円卓の騎士ヴァイク、ヒューグ、ローデリカ、亜人のボック、死を狩る者D、パッチ、ロジェール、ゴストーク、ケネス・ハイト、復讐者エドガー
<ボス・敵>
黒き剣のマリケス、神肌の使徒、巨人、ラダゴンの赤狼、アステール、祖霊の王
白王・黒王、しろがね人、銀の雫、死儀礼の鳥、ミミズ顔
<その他重要な要素>
エルデンリング、黄金律、褪せ人、忌み子、坩堝、死のルーン、破砕戦争、陰謀の夜、エンディング
<DLC>
影の地、神の門
串刺し公メスメル、双月の騎士レナーラ、蕾の聖女ロミナ、宿将ガイウス、指の母メーテール、暴竜ベール、神獣獅子舞、黄金カバ、泥濘の騎士、指の母ユミル
針の騎士レダ、落葉のダン、ティエリエ、純血騎士アンスバッハ
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