エルデンリングのNPCのひとりに「シャブリリ」という人物がいます。
なんでも狂い火の病の元凶になった人物で、世界から最も憎悪された男なんだとか、、、、
また「狂い火エンド」にも深く関わっている人物です。
そこでこの記事では、シャブリリの正体について考察しています。
初めて狂い火の病を発症
シャブリリは初めて狂い火の病を発症した人物です。
シャブリリが初めて狂い火の病を発症した人物であることは、「シャブリリの叫び」のテキストに記載されています。
シャブリリの叫び
シャブリリは、狂い火の病の起源とされ
歴史上、最も憎悪された男である
さて、この狂い火の病とはどんな病気なんでしょうか?
狂い火の病とは「瞳が爛れて、狂的な痛みを伴う」という症状の病気であることが、「堪えきれぬ狂い火」のテキストからわかります。
堪えきれぬ狂い火
それは、狂い火で瞳が爛れた病み人たちのこらえきれぬ落涙であり、狂的な痛みを伴う
なんとも恐ろしい病気ですね、、、、
なぜ狂い火の病を発症?
さて、続いて気になるのが「なぜシャブリリが狂い火の病を発症したのか?」ということです。
シャブリリが狂い火の病を発症した理由は、「シャブリリの禍」のテキストに記載されています。
シャブリリの禍
シャブリリという名のその男は
讒言の罰として、人々に瞳を潰され
やがてそこに、狂い火の病を宿したという
「讒言の罰として、人々に瞳を潰された」ことがきっかけで、人々の目を潰す症状を持つ狂い火の病を発症したと解釈できます。
ちなみに、上テキストにあった「讒言」とは「他人をおとしいれるため、ありもしない事を目上の人に告げ、その人を悪く言うこと」です。
したがって、上テキスト中での「讒言」とはおそらく黄金律を否定することであると考えられます。
なぜなら、シャブリリは三本指側の人物であるため、現黄金律と対立する思想を持っています。
シャブリリ
混沌の王たるその道を
黄金樹を燃やし、打ち倒し
我らを別け、隔てる全てを侵し、焼き溶かしましょう
黄金律を打ち倒そうとする思想を持ったシャブリリは、黄金律側の者たちに目をつけられて、目をつぶされてしまったと推察されます。
シャブリリの目的
シャブリリの目的は三本指と同じで、「生命を坩堝(≒混沌)に戻すこと」です。
この生命を坩堝に戻す手段として狂い火で世界を焼き尽くそうとしていると考えられます。
シャブリリが世界を焼き尽くして生命を坩堝に戻そうとしていることは、シャブリリ自身の発言から推察されます。
シャブリリ
…正しい王の道を歩むのです
混沌の王たるその道を
黄金樹を燃やし、打ち倒し
我らを別け、隔てる全てを侵し、焼き溶かしましょう
ああ、世に混沌のあらんことを!
また、三本指の巫女であるハイータは以下のように語っています。
ハイータ
…私に、ブドウをくださった方々は、皆言葉なく叫んでいました
決して、産まれてきたくはなかったと
…彼らの王に、おなりください
苦痛、絶望、そして呪い。あらゆる罪と苦しみを
焼き溶かす混沌の王に…
もう誰も分かたれず、産まれぬように…
以上より、三本指の目的が世界を焼き尽くして混沌を作る(=生命を坩堝に帰す)ことであることがわかります。
狂い火エンド
ちなみに、ハイータの発言の中に「ブドウ」という表現がありますが、これは「狂い火を発症した人の目」であると考えられます。
シャブリリのブドウ
黄色く爛れきった、病み人の瞳
表皮は剥がれかけ、中身はどろりと柔らかく
熟しきった大粒のブドウに似ている
盲目の巫女に捧げれば
彼女を、彼方の灯に導くだろう
以上の話を全てまとめると、「狂い火の病を発症→あまりの苦しさに自分の目をくり抜き、生まれてきたくないと願う→生命が生まれてこない世界を願う→狂い火を呼ぶ」という流れになっているのだと考えられます。
狂い火の病が狂い火を呼ぶことは、「放浪の民の遺灰」と「放浪商人の装備」のテキストから推察されます。
放浪の民の遺灰
狂い病を呼び、地に埋められた一族の霊体
瞳から、恐ろしい狂い火を迸らせるが
病み人であるため、HPは低く打たれ弱い
放浪商人の装備
かつて、大商隊として栄えた商人たちは
異教の疑いにより、一族郎党捕らえられ
地下深くに生き埋めとなった
そして彼らは、絶望の呪詛を唱え
狂い火を呼んだ
上のテキストから、狂い火の病を発症したことで生き埋めにされ人々が、その苦しさから逃れる手段として狂い火の世界を望んだと解釈できます。
また、ハイータの「…私に、ブドウをくださった方々は、皆言葉なく叫んでいました」というセリフから、生き埋めにされなかった人たちはあまりの苦痛に自分の目をくり抜いたことが示唆されています。
この自分の目をくり抜いた(=狂い火の病を発症した)人物にだけ指巫女の導きを与え、三本指のいる所まで連れてこさせて、狂い火を受領できるか試験していたと解釈できます。
そして見事試験を突破し狂い火を受領した人物をエルデの王にすることで、世界を坩堝(=混沌)に帰すことができるというわけです。
そしてこれこそが「狂い火エンド」の解釈になります。
ちなみに、かつて最も王に近づいたとされている「円卓の騎士ヴァイク」は、シャブリリに唆されて狂い火の試験を受けたのですが、突破することができずに焼かれてしまいました。
おわりに
以上でシャブリリの正体に関する考察を終了いたします。
ELDEN RINGはストーリーの解説が極端に少ないので全貌が把握しにくいですよね。
そこで他の記事では、ELDEN RINGのストーリー全体の解説や、全エンディングの解説などもしています。
また、一覧は以下です。
<神・王・女王>
大いなる意志、二本指・三本指、エルデの獣
マリカ・ラダゴン、ゴッドフレイ&ホーラ・ルー、満月の女王レナラ
竜王プラキドサクス、宵眼の女王
<デミゴッド>
聖樹のミケラ、腐敗のマレニア
魔女ラニ、星砕きのラダーン、冒涜の君主ライカード
死王子ゴッドウィン、血の君主モーグ、忌み王モーゴット
接ぎ木のゴドリック
<NPC>
メリナ、聖女トリーナ
死衾の乙女フィア、忌まわしき糞喰い、輝ける金仮面、百智卿ギデオン
シャブリリ、ハイータ
魔術師セレン、魔術教授セルブス、エンシャ、ネフェリ・ルー
タニス、ラーヤ
ブライヴ、イジー
白面のヴァレー、背律者ベルナール、血の狩人ユラ
しろがねのラティナ、アレキサンダー、ディアロス、トープス、ミリセント&ゴーリー、円卓の騎士ヴァイク、ヒューグ、ローデリカ、亜人のボック、死を狩る者D、パッチ、ロジェール、ゴストーク、ケネス・ハイト、復讐者エドガー
<ボス・敵>
黒き剣のマリケス、神肌の使徒、巨人、ラダゴンの赤狼、アステール、祖霊の王
白王・黒王、しろがね人、銀の雫、死儀礼の鳥、ミミズ顔
<その他重要な要素>
エルデンリング、黄金律、褪せ人、忌み子、坩堝、死のルーン、破砕戦争、陰謀の夜、エンディング
<DLC>
影の地、神の門
串刺し公メスメル、双月の騎士レナーラ、蕾の聖女ロミナ、宿将ガイウス、指の母メーテール、暴竜ベール、神獣獅子舞、黄金カバ、泥濘の騎士、指の母ユミル
針の騎士レダ、落葉のダン、ティエリエ、純血騎士アンスバッハ
また、ツイッターもやっていますのでフォローしていただけると嬉しいです。
出所:ELDEN RING © 2022 From Software Inc. All Rights Reserved.