ELDEN RINGの醍醐味はボス戦ですが、中でも強すぎるボスとして有名なのが「ミケラの刃、マレニア」です。
筆者もマレニアはELDEN RINGのボスの中で一番強いと思いました。
そんな強すぎるマレニアですが、
「なんで腐敗を宿している?」
「なんで主人公と戦うの?」
「正体は何?」
といった疑問をお持ちかと思います。
そこでこの記事では欠け身のマレニアの正体について徹底考察していきます。
マリカとラダゴンの子供
マレニアはマリカとラダゴンの子供です。
マレニアがマリカとラダゴンの子供であるということは、「マレニアの大ルーン」というアイテムのテキストに記載されています。
マレニアの大ルーン
マレニアは、女王マリカとラダゴンの子である
その大ルーンは、最も神聖なはずであった
しかしながら、マリカとラダゴンは同一人物であることが知られており、同一人物からマレニアがどのようにして生まれてきたのかは謎に包まれています。
このマレニアの出生について、現時点では、マリカとラダゴンは両方とも神であるため人間とは異なり単為生殖が可能であったという説が有力です。
また、「マレニアの大ルーン」というアイテムのテキストの後半部分には、「その大ルーンは、最も神聖なはずであった」とありますが、これはマレニアが腐敗を宿していたことを指しているのだと考えられます。
マレニアの腐敗について詳しく解説していきます。
腐敗を宿す
マレニアはマリカとラダゴンの子供でした。
マリカとラダゴンの子供はマレニアの他にミケラという人物がいます。
ミケラはマレニアの双子の兄に当たるのですが、ミケラもマレニアも生まれながらにして呪いを宿しています。
ミケラとマレニアの呪いについては「腐敗の女王の追憶」というのテキストに記載されています。
腐敗の女王の追憶
ミケラとマレニアは、唯一人の神の子供である
故に二人は神人であるが、その生は脆弱であり
一方は永遠に幼く、一方は腐敗を宿した
つまり、ミケラは永遠の幼さの呪いを、マレニアは腐敗の呪いを宿していることがわかります。
ここで、なぜミケラとマレニアは生まれながらにして呪いを宿してしまったのでしょうか?
その答えは「幼さ」と「腐敗」というワードにあります。
「幼さ」と「腐敗」は一見すると全く関係のないワードですが、実際は「停滞(永遠の幼さ)による淀み(腐敗)」という対応関係があります。
この「停滞による淀み」については、「青布の胴衣」というアイテムのテキストに記載されています。
青布の胴衣
停滞はやがて淀みとなり、腐りゆく
常に流れ行き、留まることなかれ
したがって、黄金律(永遠の律)によって生じた停滞と淀みが呪いとしてミケラとマレニアに発現したのではないかと考えられます。
これが原因でマリカは黄金律に疑問を持つようになり、エルデンリングを砕いたと考えられるのですが、長くなるのでマリカがエルデンリングを砕いた理由はこちらの記事にまとめています。
聖樹でミケラの帰りを待つ
ちなみにミケラとマレニアは仲がよかったようで、マレニアは聖樹でずっとミケラの帰りを待っていたようです。
このことはマレニアの装備のテキストに記載されています。
マレニアの装備
彼女は、抜け殻の足元でミケラを待ち続けた
兄さまが、約束を違えるはずがない
神の知恵、神の誘惑。ミケラこそ
もっとも恐ろしい神人なのだから
またミケラもマレニアのことを大切に思っており、マレニアの腐敗に対して黄金律が役に立たないことからミケラが黄金律を捨てたということが、「ラダゴンの光輪」のテキストに記載されています。
ラダゴンの光輪
父ラダゴンの、幼きミケラへの返礼
しかし、幼きミケラは原理主義を捨てた
それが、マレニアの宿痾に無力だったから
無垢なる黄金、そのはじまりである
だからこそミケラは黄金律で救われない人を助けるために聖樹を作ろうとしており、そのためにモーグを洗脳して血を回収しているのだと考えられます。
聖樹紋のサーコート
サーコートには、聖樹の紋章が描かれている
ミケラの血を受けた、聖なる芽生えの若木
だがそれは、遂に黄金樹とはならなかった
最強のデミゴッド
マレニアはラダーンと並んで「最強のデミゴッド」であったことが知られています。
そしてこの最強のデミゴッドであるマレニアとラダーンは破砕戦争で直接対決することになります。
マレニアとラダーンが最強のデミゴッドであったことは、公式動画の中で以下のように語られています。
公式動画
星砕きの英雄、将軍ラダーン
ミケラの刃、欠け身のマレニア
最も強かった二人が最後に戦い
…ついに誰も勝たなかった
この動画を見ると、破砕戦争の最後で、マレニアは自刃することでラダーンに腐敗を植え付けて相打ちに持っていったことがわかります。
マレニアに腐敗を植え付けられたラダーンは正気を失って、死体を犬のように食い漁るゾンビ状態になってしまいます。
また、ラダーンとの相打ちも含めて、マレニアは不敗であったことが「マレニアの義手刀」のテキストに記載されています。
マレニアの義手刀
マレニアの戦義手は、すなわち不敗の象徴であった
人々は掲げられたそれに翼を見たという
敗れを知らぬ、激烈なる意志の翼を
この「不敗」というのは「腐敗」と掛けられているのではないかと思われます。
いずれにせよ相当な実力者であったことは間違いないですね。
また、この腐敗は生命を生み出す源でもあり、この腐敗から生まれたのがNPCのミリセントです。
おわりに
以上でミケラの刃、欠け身のマレニアに関する考察記事を終了いたします。
エルデンリングはストーリーの解説が極端に少ないので全貌が把握しにくいですよね。
他の記事では、エルデンリングのストーリー全体の解説や、ラスボスのエルデの獣の正体についての考察もしています。
また、一覧は以下です。
<神・王・女王>
大いなる意志、二本指・三本指、エルデの獣
マリカ・ラダゴン、ゴッドフレイ&ホーラ・ルー、満月の女王レナラ
竜王プラキドサクス、宵眼の女王
<デミゴッド>
聖樹のミケラ、腐敗のマレニア
魔女ラニ、星砕きのラダーン、冒涜の君主ライカード
死王子ゴッドウィン、血の君主モーグ、忌み王モーゴット
接ぎ木のゴドリック
<NPC>
メリナ、聖女トリーナ
死衾の乙女フィア、忌まわしき糞喰い、輝ける金仮面、百智卿ギデオン
シャブリリ、ハイータ
魔術師セレン、魔術教授セルブス、エンシャ、ネフェリ・ルー
タニス、ラーヤ
ブライヴ、イジー
白面のヴァレー、背律者ベルナール、血の狩人ユラ
しろがねのラティナ、アレキサンダー、ディアロス、トープス、ミリセント&ゴーリー、円卓の騎士ヴァイク、ヒューグ、ローデリカ、亜人のボック、死を狩る者D、パッチ、ロジェール、ゴストーク、ケネス・ハイト、復讐者エドガー
<ボス・敵>
黒き剣のマリケス、神肌の使徒、巨人、ラダゴンの赤狼、アステール、祖霊の王
白王・黒王、しろがね人、銀の雫、死儀礼の鳥、ミミズ顔
<その他重要な要素>
エルデンリング、黄金律、褪せ人、忌み子、坩堝、死のルーン、破砕戦争、陰謀の夜、エンディング
<DLC>
影の地、神の門
串刺し公メスメル、双月の騎士レナーラ、蕾の聖女ロミナ、宿将ガイウス、指の母メーテール、暴竜ベール、神獣獅子舞、黄金カバ、泥濘の騎士、指の母ユミル
針の騎士レダ、落葉のダン、ティエリエ、純血騎士アンスバッハ
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