ディアロスとラニアの関係

まずはディアロスとラニアの関係について解説していきます。

ディアロスとラニアの関係については、ディアロスの以下の発言が参考になります。

ディアロス
ラニアという娘を見かけたら、教えてくれ
彼女は私の従士なのだ
もう、幼い自分からの付き合いだが
こうして行方を探すのも、幾度目になるか
まったく、あのおてんばめ

ディアロスの以上の発言から、ラニアはディアロスの幼馴染みで、かつ従士であることがわかります。

ラニアを殺した犯人

ディアロスと仲が良かったラニアですが、レアルカリア周辺で何者かに殺害されてしまいます。

このラニアの遺体を見たディアロスは、ラニアを殺害した犯人に復讐を決心します。

ディアロス
…貴公、もし知っていたら教えてくれ
背律者、同胞を狩る褪せ人…その唾棄すべき連中の隠れ家を
奴らは私の従士に、ラニアに手をかけた、その報いを受けさせねばならん

仲間の死に対して本気で怒れる、、、、ディアロスは仲間思いのいいやつだと思われます。

そしてディアロスはついに犯人のアジトを突き止めます。

ディアロス
そして聞き出したのさ、背律者どもの隠れ家がどこにあるのか
風車の町を西に逸れた旧道の先にある、ゲルミア火山
その山頂にある館に、連中は隠れている
唾棄すべき背律者どもめ、待っていろよ
ラニアを手にかけ、このディアロスを侮った罪を、きっと後悔させてやろう

犯人たちの仲間になるフリをして、犯人たちがゲルミア火山にある館に隠れていることを突き止めたとのことです。

ディアロスさん有能ですね！

そして、この犯人たちのアジトこそが「火山館」です。

火山館とは、デミゴッドの一人であるライカードが支配している館です。

ライカードは、火山館に英雄を招待しては騙し討ちして、その英雄を喰っていることが知られています。

また、ライカードはアンチ二本指であるため、二本指に導かれている褪せ人たちを手下を使って殺害しまくっています。

以上の話から、ラニアを殺した犯人はライカードの手下であることがわかります。

火山館のメンバーになる

ラニアを殺した犯人たちの仲間になるフリをして火山館の場所を突き止めたディアロスですが、火山館の管理人タニスの口車に乗ってなんと本当に火山館のメンバーへと寝返ってしまいます。

なぜ火山館側に寝返ったのかを、ディアロス以下のように語っています。

ディアロス
…ああ、わかっている。ラニアのことだろう…
そうだな。私は…
復讐は止めにしたのだ
タニス殿が仰るには…
私には、英雄の道を行く資質があるという
そして真の英雄とは、敢えてこそ、汚れた道を行くものだと
…瞳に光が射した思いだったよ
ああ、それこそが、私に足りぬ覚悟であったと
勿論、ラニアは気の毒だった
あれは悲しく、残酷な、出来事だった
けれど、その悲しさ、その残酷さに惑わされていては、私は英雄になれぬだろう
きっとラニアもわかってくれる。彼女と、私の、残酷な運命を
だからこそ、英雄たる道を歩むのだと

要するに、ディアロスは「お前は英雄になれる」とタニス唆されて、ディアロスはそれを信じ込んでしまったのだと解釈できます。

そして、「英雄は残酷な道を進むものだ」という言葉も信じ込んでおり、ラニアの死も「気の毒だが、残酷な出来事」として処理してしまいます。

復讐を止めるだけならまだしも、敵に寝返るなんて、、、、ディアロスは相当なク○野郎です。

その上、ディアロスは英雄になれないことを悟って、火山館から逃げ出してしまいます。

ディアロス
私はひどい無能でした、英雄など、夢見るべきではなかったのです…

本当にディアロスはどうしようもない人物です、、、、

しかし、ストーリーの終盤で、ディアロスは壺たちを密猟者から守って立派な最期を迎えます。

最期の最期でディアロスは本当の戦士になれたのですね、、、、

そして、ディアロスの意志は壺たちに引き継がれていきます。