呪術廻戦198話で呪霊直哉の討伐に成功し、桜島コロニー編は終了しました。
そいて199話では再び東京第1コロニーに戻り、来栖華(天使)から物語の核心に迫る話が告げられます。
この記事では、呪術廻戦199話の感想と考察を記載しています。
桜島コロニー編の終了
199話では、直哉呪霊が祓われたことが確定しました。
そして、加茂の名前がなぜノリトシなのかが明らかになりました。
加茂ノリトシ(加茂憲倫、羂索)とは加茂家最大の汚点となった人物の名前であり、加茂家の中でも名付けの際に忌避されていたようです。
そんな人物と同じ発音の名前が加茂憲紀に付けられた理由は、加茂憲紀が加茂家から追放されれば自分の元に息子が帰ってくると、加茂憲紀の母親が考えたためでした。
そして死滅回遊編にて、加茂憲紀は(名前が理由ではないですが)加茂家から追放される運びとなってしまいました。
結果的に母親の願いは叶ったというわけですね。
来栖華の再登場
桜島コロニーの戦いが終了し、場所は東京第1コロニーへと移動します。
そこで、虎杖、伏黒、来栖華、高羽が久しぶりの再登場を果たします。
そして、来栖華が自らの正体について話始めました。
話を要点をまとめると以下の通りです。
来栖華(天使)の話
・天使と来栖華は共生関係
・天使の目的は受肉したプレイヤーの一掃
・天使は特に「堕天(宿儺)」を殺したい
・堕天を殺せば、天使は獄門疆の解除(五条の解放)に協力する
以下で考察していきます。
天使と来栖華は共生関係
まず、天使と来栖華は共生関係にあることが明らかになりました。
通常の受肉では、呪物となった人物が器となった人物の自我を乗っ取ってしまうのですが、来栖華と天使の場合は、器となった来栖華の自我は残っています。
これは虎杖と宿儺の関係とも似ており、実際に天使は来栖華の体から口だけ出して話していました。
これは宿儺が虎杖から口だけ出した話しているのと同じですね。
神の理
そしてなぜ、天使が来栖華と共生しているのかというと、それは「神の理」が理由です。
この「神の理」とは天使の信条のことを指すと述べられていました。
具体的には、呪物が器の自我を乗っ取るという行為が「神の理」に反するとのことです。
まだ、「神の理」とは何かについて詳しい説明はなされていませんが、筆者は「神の理=魂の循環」のことを指しているのではないかと思いました。
呪術廻戦では、この「呪術廻戦」というタイトルにもあるように「廻る」という概念が重要なのではないかと思われます。
「呪術廻戦」のタイトルの意味についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
実際、呪術廻戦14巻では漏瑚らが死後の世界のような場所で、再び蘇る的な話をしていました。
言い換えると、呪術廻戦の世界観では魂が正しく循環すること(=神の理)が重要なのではないかと思われます。
そして受肉によって過去の人物の自我が蘇ることは、魂の循環(=神の理)の観点からは適切ではないと天使は考えているのではないでしょうか?
来週、より詳細な説明がなされると思うので楽しみです!
伏黒を助けた理由
まず、来栖華は伏黒のことを「運命の人」と呼んでいました。
そして、伏黒が来栖華に対して「なぜ助けた」と質問した際には、天使が「君(伏黒)を助けた理由だが、華が君を以前…」と話したところで来栖華が話をカットしました。
その後、来栖華が「私のことあんまりペラペラ話さないでくれます」とふてくされ気味に言っていました
以上の状況から推測すると、伏黒と来栖華は過去に出会っていた可能性が高いと考えられます。
単純に考えるなら、伏黒が過去に来栖華を助けており、それによって来栖華は伏黒を好きになったという可能性が思い付きました。
別の可能性としては、宿儺が伏黒を狙っていることを考えると、もしかしたら伏黒の術式「十種影法術」は呪物と器を引き離す能力があるのかもしれません。
つまり、来栖華も天使との分離を望んでおり、それを為し得る伏黒を「運命の人」と言ったのかもしれません。
来週を楽しみに待ちましょう!!
宿儺の正体は堕天
199話では、天使は受肉したプレイヤーの一掃を望んでおり、中でも「堕天(宿儺)」の抹殺を望んでいたことが明らかになりました。
そして宿儺が「馬鹿(=天使?)が口を滑らせる前に教えてやろうと思ってな」と話していたことから、宿儺と天使は知り合いであると考えられます。
また、天使と堕天という名前からしても、宿儺と天使は対になる存在なのではないかと推察されます。
術式に関しても、宿儺は■から複数の術式を取り出すのに対して、天使は術式を消滅させるという逆の効果になっています。
もしかしたら、宿儺の手足が2人分だったのは「天使+堕天の肉体」だからなのかもとちょっと思いました。
来週さらに情報が明らかになると思われるので楽しみに待ちましょう!!
おわりに
以上で呪術廻戦199話の感想と考察を終了いたします。
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