津美紀の正体は宿儺?[呪術廻戦211話を解説&考察]

211話 呪術廻戦

呪術廻戦211話では、ようやく津美紀が死滅回游から離脱できそうになったところで、超どんでん返しの展開になりました。

おそらく「???」となった人も多いのではないかと思います。

この記事では、呪術廻戦211話についてわかりやすく解説&考察していきます。

時系列は16日正午へ

211話では、死滅回游の時系列が16日正午に移動しています。

ここ最近の死滅回游の時系列は複雑なので、以下にわかりやすくまとめています。

11月14日
真希&大道三代 vs 直哉呪霊(昼3時)
虎杖高羽来栖に回収された伏黒が目覚める(夜)

11月15日
・呪術師狩り
・日本人の慣らしが完了
・死滅回遊の役割終了

11月16日
九十九脹相 vs 羂索(深夜0時)
津美紀のルール追加(昼)

210話では、呪術師狩りに参加した軍隊を助けることを虎杖らは決定していましたが、11月15日に彼らを実際に助ける描写は丸々カットされたようです。

そして211話は、九十九 vs 羂索との戦いの12時間後くらいの時系列です。

羂索天元を手に入れた&慣らしが済んだのでいつでも同化を始められるはずですが、なぜか始めていないようです。

その理由は明らかになっていませんが、おそらく羂索は宿儺の復活も狙っているためではないかと思われます。

羂索死滅回游の目的は「術師と呪霊を昇華させること」であるため、呪霊の昇華にあたる天元との同化に加えて、術師の昇華にあたる(?)宿儺の復活も同時に達成しようとしているのだと思われます。

実際、209話で久々に登場した裏梅宿儺復活について羂索と話していました。

宿儺復活の方法については後述しています。

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津美紀の正体は?

津美紀の正体は過去の術師である可能性が高いと思います。

羂索は死滅回游を開催するために、以下の2種類の人間を準備していました。

羂索が用意した術師
1, 呪物(過去の術師の成れの果て)を取り込ませた者
例:虎杖、レジィ、鹿紫雲、烏鷺、石流、三代大道

2, 術式を所持しているが使用できなかった者
例:高羽日車、順平

死滅回游の開幕と同時に、羂索真人の無為転変によって、上記2種類の人間を術師に変化させました。

しかし、津美紀は術師になってから病院に留まっていたことから、過去の術師ではないと考えられていました。

実際、呪術廻戦19巻で伏黒は「過去の術師は死生観が全く異なる。戦って死ぬのは当たり前で、むしろ戦って死にたいと思うような奴ら」と述べています。

だからこそ、津美紀が過去の術師だった場合すぐに死滅回游に参加していたはずなので、津美紀は過去の術師ではなく術式を所持しているが使用できなかった者であると考えられていました。

しかし、211話で津美紀の人格が変化していることが明らかになりました。

引用:呪術廻戦211話

これは、津美紀の体が過去の術師に乗っ取られていると考えると辻褄が合います。

ここまで頑張ったのに伏黒が報われませんね、、、、

さらに、呪術廻戦202話で天使が「元の人間と過去の術師(例えば虎杖宿儺)の分離はほぼ不可能」と述べていることから、津美紀と過去の術師の分離もほぼ不可能と考えられます。

津美紀と過去の術師の分離の方法の可能性については後述しています。

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ルール追加の意図は?

ここで気になるのは津美紀が追加した「コロニーを自由に出入りできるようにする」の意図です。

そもそも、「コロニーから出入りできない」のは結界自身のルールであるため、死滅回游のルールに「コロニーを自由に出入りできるようにする」を追加しても不発に終わる可能性が高いと真希が述べていました。

死滅回遊のルール
1:泳者は術式覚醒後十九日以内に任意の結界にて死滅回游への参加を宣誓しなければならない。
2:前項に違反した泳者からは術式を剥奪する。
3:非泳者は結界に侵入した時点で泳者となり死滅回游への参加を宣誓したものと見做す。
4:泳者は他泳者の生命を絶つことで点を得る。
5:点とは管理者によって泳者の生命に懸けられた価値を指し 原則術師5点、非術師1点とする。
6:泳者は自身に懸けられた点を除いた100得点を消費することで管理者と交渉し 死滅回游に総則を1つ追加できる。
7:管理者は死滅回游の永続に著しく障る場合を除き、前項によるルール追加を認めなければならない。
8:参加または点取得後、十九日以内に得点の変動が見られない場合、その泳者からは術式を剥奪する。

確かに死滅回游のルールに「コロニーから出入りできない」は記載されていませんね。

では、なぜ津美紀はこのようなルールを追加したのでしょうか?

まず注目すべき点は、津美紀が「コロニーを自由に出入りできるようにする」というルール追加が有効であることを知っていたということです。

これは、津美紀の中の過去の術師が、事前に羂索から結界や死滅回游のルールの条件をインプットされていたと考えると辻褄が合います。

そう考えると、津美紀が受肉後も病院でおとなしくしていたことや、伏黒の「人を新たに招き入れることで死滅回游から離脱する」というルール追加が拒否されたことの辻褄が合います。

つまり、羂索津美紀の中の術師に対して、「死滅回游の終盤で100ポイントを受け取ってコロニーを自由に出入りできるようにするというルールを追加せよ」という命令を受けていたのだと思われます。

だからこそ、「人を新たに招き入れることで死滅回游から離脱する」というルールは、特例で「人を新たに招き入れる&100ポイント消費することで死滅回游から離脱する」に変えられたのだと考えられます。

そして、羂索がコロニーを自由に出入りできるようにするというルールを追加した理由は、おそらく天元と日本人の同化を遅らせている理由と関連していると考えられます。

おそらく、今回のルール追加をトリガーとして天元と日本人の同化を進めるのではないかと推察されます。

また、羂索津美紀に術師を受肉させた理由は、十種影法術の使い手である伏黒の大切な人だからだと思われます。

十種影法術は死者を蘇らせることができる可能性が高いため、津美紀の命と引き換えに宿儺を復活させようとしている可能性が高いと思います。

(また、羂索は400年前の御前試合で十種影法術で魔虚羅を蘇らせることを知った可能性が考えられます。)

そう考えると、津美紀に受肉した術師は宿儺である可能性も考えられます。

宿儺自身ならば津美紀から宿儺を分離させることもできるかもしれません。

そもそも、羂索死滅回游の目的は「術師と呪霊を昇華させたもの作ること」だったので、以上のプロセスによって、宿儺(術師の昇華した形)と日本人と天元の同化(呪霊の昇華した形)が完成するというわけです。

今後の展開として、筆者は「契闊で宿儺が1分間出現→伏黒に津美紀(と虎杖)の救済を条件に宿儺の完全復活を持ちかける→宿儺完全復活」を予想します。

完全復活した宿儺を倒すために、天使も五条を解放するはずなので、宿儺vs五条という展開になるのではないでしょうか。

いよいよ最終局面という感じですね、、、、

今後の展開に期待です。

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おわりに

以上で呪術廻戦211話の感想と考察を終了いたします。

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