呪術廻戦261話では、前回登場した「最強の亡霊」の正体が、乙骨が五条の肉体に移った姿であることが明らかになりました。
また、五条が呪術界の上層部を一掃したことも明らかになりました。
この記事では、呪術廻戦261話の感想・解説・考察を記載しています。
乙骨が五条の肉体に移動
呪術廻戦261話で最も衝撃的だったのは、乙骨が五条の肉体に移動していたということです。
五条の遺体は憂憂によって回収されていましたが、なぜ遺体が回収されていたのかについてはこれまで謎の包まれていました。
そんな中、今回乙骨が五条の肉体に乗り移る作戦をあらかじめ立てていたため、五条の遺体はすぐに回収されていたということが明らかになりました。
したがって、乙骨は羂索の「肉体を渡る術式」を得ることも目的の一つとして、羂索の奇襲に抜擢されていたことが明らかになりました。
(ちなみに、乙骨の「術式コピーの条件」が「コピー対象をリカが捕食すること」であることが初めて明らかになりました。)
そして、この五条の肉体に渡った乙骨を見た宿儺が「そこまでできる奴だとは思わなんだ、乙骨憂太」と述べていました。
この「できる奴」とは、一見すると「肉体を渡る術式の運用ができる奴」というふうに読めますが、後ろまで読むと「そこまで人間性を捨てることができる奴」という意味であると推察されます。
額の縫い目
今回、五条の額にも縫い目がありました。
この縫い目は肉体を渡る術式に関連するなんらかの縛りで残るものです。
公式ファンブックによると「縫い目は反転術式で消すことができるが、羂索は縛りで残している」とのことです。
また公式ファンブックによると、「肉体を渡ると以前の肉体の術式は消えるが、羂索は別の手段で残している」そのことです。(羂索は夏油の前の肉体である虎杖香織の術式を使用できるのはこのためです)
したがって、もしかしたら「縫い目を残す縛り→術式のストックを増やす」という構造になっているのかもしれません。
だとすると、乙骨も五条の肉体に移動した後もコピーの術式を使用できるかもしれません。
乙骨が生き残る可能性
呪術廻戦261話では乙骨が五条の肉体で生き残る可能性について、冥冥が言及していました。
以下にわかりやすくまとめます。
乙骨がどうなるか
①術式が常時発動タイプ
→リカの完全顕現の消滅(5分)により死亡
②術式が時々発動タイプ
→リカの完全顕現の消滅後、再度術式は発動が必要時に死亡
③術式が単発タイプ
→乙骨が五条の肉体として生きていくことが可能(乙骨の術式は破棄)
問題は、羂索の肉体を渡る術式がどのタイプかという点です。
ストレートに考えると、羂索の(前の肉体が持っていた)術式が破棄されていないということは③はないということになり、乙骨が五条の肉体で生きていく不可能です。
ただし、先ほど述べた通り、羂索の術式のストックは額の縫い目を残すという縛りに由来する可能性もあるため、その場合乙骨が五条の肉体として生きていくことは可能です。
まあ、大衆受け的には乙骨が五条の体を乗っ取って生きていくのは気持ち悪いかもしれないので、おそらく宿儺にやられるか、宿儺討伐後に死亡するのではないかと個人的には予想しています。
乙骨の出生
乙骨の先祖について、五条は「菅原」、烏鷺は「藤原」と述べていました。
これについては、作者の言い間違い説がネット上では有力でした。
しかし、今回これについて、乙骨が「菅原」と「藤原」の両方の先祖であることが示唆されました。
そうすると、乙骨は五条よりも才能がある可能性が出てきました。
したがって、今後、乙骨が五条の肉体を使用して五条以上のパフォーマンスを発揮する可能性も考えられます。
五条が上層部を抹殺
呪術廻戦261話では、五条が上層部を皆殺しにしていたことが明らかになりました。
これまで、五条が上層部を抹殺したかのような描写はありましたが、犯人が五条である確証はありませんでした。
今回、上層部を抹殺した犯人が五条であると確定した形です。
また、五条は羂索を奇襲した際に「僕も(宿儺と戦う前に)まだやることがある」と述べていましたが、これがおそらく上層部を抹殺することであったと推察されます。
一人称が「俺」
呪術廻戦261話で、五条の一人称が「俺」になるセリフ(俺はあの時置いていかれたんだから)がありました。
五条は高校生の時の一人称は「俺」でしたが、夏油に注意されたことをきっかけに、教員になってからは一人称が「僕」でした。
(高校生以降の)五条の一人称が「俺」になったのは、渋谷で羂索と対峙した時以来です。
そして今回、五条は夏油のことを思い出しながら「俺はあの時置いていかれたんだから」と述べていました。
したがって、五条は夏油のことがふと頭によぎった時に、思わず一人称が「俺」になってしまうことが読み取れます。
呪術廻戦262話の展開予想
呪術廻戦262話では、五条 vs 宿儺の領域展開対決が見られると考えられます。
この領域展開対決に関して、「宿儺の結界を閉じない領域に対する解は五条悟によって出されている」と解説されていました。
この「解」とはおそらく「結界を縮めて強度を高めること」だと予想されます。
したがって、乙骨も「結界を縮めて強度を高めた領域」を作る可能性が考えられます。
ただし、それでは前と同じ展開になってしまうので、おそらく宿儺は再び領域の仕様を変えてくるのだと推察されます。
そこで、乙骨が五条を越えるポテンシャルを見せるのではないかと個人的には予想しています。
また、虎杖と東堂もこの領域に巻き込まれますが、どのような影響を受けるのかは不明です。
可能性としては、東堂の入れ替え術式で脱出する・簡易領域で防御する・宿儺と五条の領域の必中命令が打ち消しあって何も起きないといった感じかと思われます。
来週は休載とのことですので、再来週を楽しみに待ちましょう!
おわりに
以上で呪術廻戦261話の感想・解説・考察を終了いたします。
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