エルデンリングDLCの中で、追憶ボスの1体が宿将ガイウスです。
しかし、DLCの中で宿将ガイウスについての説明はほとんどなされていません。
この記事では、宿将ガイウスについて解説&考察しています。
ガイウスとは
ガイウスが具体的に何者なのかについてはDLCでは明らかになっていません。
しかし、断片的な情報は公開されています。
以下にまとめていきます。
しろがね人
ガイウスはしろがね人であることが以下のテキストで明らかになっています。
ガイウスの足甲
宿将ガイウスの黒鉄の足甲
悪意ある嘲笑のためだけに作られた
彼に纏うことができぬもの
猪を半身とし、その背に乗る
ガイウスはしろがね人であった
しろがね人は生まれつき足が不自由であることが知られています。
アルバス老
…もうすぐに、儂の脚はすべて消え、命も終わる
それはしろがね人の、決して避けられぬ宿痾なのだ
…
だからこそ、しろがね人のラティナはロボという狼の背に乗って移動していました。
しろがねのラティナ
自らの意志で霊体となった、珍しい存在
ラティナは、魔力の弓の名手であるが
半身たる狼、ロボを失っており
召喚された場から動くことができない
したがって、ガイウスも足が不自由であったため、猪の背に乗っていたと考えられます。
ソードランス
宿将ガイウスの用いた得物
大剣と突撃槍を合わせた武器
重量があり、攻撃力も大きいが
特に騎乗時にその真価を発揮する
ガイウスは、常に猪の背にあった
ただ、アルバス老の話を聞く感じだと、ガイウスもいずれ足が消滅すると同時に命が尽きる運命なのだと推察されます、、、、
こう考えると、戦っている時はウザかったガイウスに対して同情してしまいます、、、、
ラダーンの兄弟子
ガイウスと戦った人ならわかりますが、ガイウスといえば重力魔法です。
このガイウスの重力魔法は、ラダーンと共に白王から学んだということが以下のテキストからわかります。
ガイウスの兜
宿将ガイウスの黒鉄の兜
落ちた種子を模したという鎧の一部
ガイウスは、白王を師として重力の技を学び
ラダーンとガイアの、兄弟子であったという
岩の刃
重力を操る、宿将ガイウスの魔術
大地から、岩塊の刃を生じる
タメ使用で強化される
若かりしガイウスとラダーンは
共に研鑽し、この技を修めたという
(ちなみに上記「ガイア」という人物はこのテキストで最初で最後の登場です。)
白王については本編でもほとんど解説されていませんが、「隕石の落下と共に生まれた古種族」であり「引力魔法の使い手」であることが判明しています。
白王の剣
青白い隕鉄で作られた剣
その剣身は重力の力を秘めている
かつて隕石の落下と共に生まれたという古種族
石の肌を持つ白王たちの得物である
グラビタス
石の肌を持つ白王に由来する戦技
武器を地面に刺し、重力波を発生させ
ダメージを与えると共に、敵を引き寄せる
白王に重力魔法を学んでいたからこそ、ガイウスの重力魔法は(黒王の斥力ではなく)引力であったことがわかります。
ちなみに、ラダーンが白王から重力魔法を学んだことは本編ですでに言及されており、今回のDLCでガイウスという兄弟子がいたことが判明したという流れです。
重力弾
若きラダーンが修行したという重力の技
その師は、石の肌を持つ白王であった
ラダーンはしろがね人か?
ここで、浮上してくるのが「ラダーンもしろがね人では?」という疑惑です。
理由として、ラダーンはガイウスと同じ師匠をもち、ガイウスが猪に乗っているのと同様にラダーンも馬に乗っています。
状況的にはラダーンもしろがね人と考えられなくもないですが、個人的にはその可能性は低いと考えられます。
理由として、ラダーンはきちんと足の装備があります。
ラダーンの足甲
黄金獅子を象った足甲
将軍ラダーンの装備黄金獅子は、最初の王ゴッドフレイと
その宰相の獣、セローシュに由来するという
幼き日、ラダーンは戦王に心奪われたのだ
先程の「ガイウスの足甲」によると、しろがね人は足甲を纏うことはできないため、ラダーンはしろがね人ではないと推察されます。
ガイウスの足甲
宿将ガイウスの黒鉄の足甲
悪意ある嘲笑のためだけに作られた
彼に纏うことができぬもの
猪を半身とし、その背に乗る
ガイウスはしろがね人であった
また、ラダーン関連のアイテムテキストには、「ラダーンが呪いを背負った」といった文言は皆無で、むしろラダーンの力強さを示すものばかりです。
星砕きの伝承
デミゴッドで最も強いとされた英雄は
降る星に一人で挑み、これを砕き
以来、星の運命は封印されたという
神と王の追憶
幼き日、ミケラはラダーンに王を見た
脆弱な自分たちにはない、強さを
そして優しさを
だからミケラは純真に願った
私の王に、なってください
以上の状況から、ラダーンがしろがね人である可能性は低いと考えられます。
目的
続いてガイウスの目的について考えてみたいと思います。
結論を先に言うと、ガイウスの目的はメスメルの護衛であると考えられます。
根拠の一つ目は以下のテキストです。
猪乗りの追憶
共に獅子の兄であったが故に
そして、その生まれを呪いと呼ばれたが故に
ガイウスはメスメルの将となり、友となった
上記テキストから、ガイウスがメスメル側であることがわかります。
ちなみに「共に獅子の兄」という部分の解釈ですが、おそらく共にラダーン(=獅子)の兄であることを指していると思われます。
まずラダーンが「獅子」であることは複数のテキストで示唆されています。
ラダーンの赤髪兜
父ラダゴンから受け継いだ、燃える赤髪を
ラダーンは、英雄の象徴として誇っている
我こそは、英雄の子。そして戦王の獅子である
以下のテキストから、ガイウスはラダーンの”兄”弟子であることがわかります。
ガイウスの兜
宿将ガイウスの黒鉄の兜
落ちた種子を模したという鎧の一部
ガイウスは、白王を師として重力の技を学び
ラダーンとガイアの、兄弟子であったという
メスメルはラダーンと同様にラダゴンを親に持っているため、メスメル(母マリカ)はラダーン(母レナラ)の腹違いの”兄”であると推察されます。
(ただし、ラダゴンはレナラを捨ててマリカと結婚したので、時系列的にはラダーンの方がメスメルの兄であると筆者は思ったのですが、実際どうなんでしょうか、、、)
話を戻して、ガイウスの目的がメスメルの護衛であることの2つ目の根拠は、ガイウスが出現する場所です。
ガイウスの出現する場所は、メスメルの根城である影の塔の裏門です。
これは、ガイウスが影の城の門番としてメスメルに仇なす者を排除していたと考えると納得できます。
以上の状況から、ガイウスの目的はメスメルを護衛することであると推察されます。
おわりに
以上でガイウスに関する考察を終了いたします。
また、エルデンリングはストーリーの解説が極端に少ないので全貌が把握しにくいですよね。
そこで他の記事では、エルデンリングの全エンディングの解説や、エルデンリングのストーリー全体の解説などもしています。
また、一覧は以下です。
<神・王・女王>
大いなる意志、二本指・三本指、エルデの獣
マリカ・ラダゴン、ゴッドフレイ&ホーラ・ルー、満月の女王レナラ
竜王プラキドサクス、宵眼の女王
<デミゴッド>
聖樹のミケラ、腐敗のマレニア
魔女ラニ、星砕きのラダーン、冒涜の君主ライカード
死王子ゴッドウィン、血の君主モーグ、忌み王モーゴット
接ぎ木のゴドリック
<NPC>
メリナ、聖女トリーナ
死衾の乙女フィア、忌まわしき糞喰い、輝ける金仮面、百智卿ギデオン
シャブリリ、ハイータ
魔術師セレン、魔術教授セルブス、エンシャ、ネフェリ・ルー
タニス、ラーヤ
ブライヴ、イジー
白面のヴァレー、背律者ベルナール、血の狩人ユラ
しろがねのラティナ、アレキサンダー、ディアロス、トープス、ミリセント&ゴーリー、円卓の騎士ヴァイク、ヒューグ、ローデリカ、亜人のボック、死を狩る者D、パッチ、ロジェール、ゴストーク、ケネス・ハイト、復讐者エドガー
<ボス・敵>
黒き剣のマリケス、神肌の使徒、巨人、ラダゴンの赤狼、アステール、祖霊の王
白王・黒王、しろがね人、銀の雫、死儀礼の鳥、ミミズ顔
<その他重要な要素>
エルデンリング、黄金律、褪せ人、忌み子、坩堝、死のルーン、破砕戦争、陰謀の夜、エンディング
<DLC>
影の地、神の門
串刺し公メスメル、双月の騎士レナーラ、蕾の聖女ロミナ、宿将ガイウス、指の母メーテール、暴竜ベール、神獣獅子舞、黄金カバ、泥濘の騎士、指の母ユミル
針の騎士レダ、落葉のダン、ティエリエ、純血騎士アンスバッハ
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