ELDEN RINGのNPCに鉄拳アレキサンダーという人物壺がいます。
なんで壺がしゃべるの?
こいつの正体は何?
この壺の中身は何?
といった疑問をお持ちかと思います。
そこでこの記事では、壺の中身や鉄拳アレキサンダーの正体について詳しく解説していきます。
アレキサンダーの目的
アレキサンダーの目的は強くなることです。
そもそも、アレキサンダーの最初の目的は、戦祭りに参加して己を高めることでした。
アレキサンダー
朱く腐ったケイリッドの野、その南端にある赤獅子城で、戦祭りは開かれる
何とも胸の躍ることじゃあないか
アレキサンダー
この戦祭りが、誰をおくるものなのか
かの戦神、将軍ラダーンというではないか
まさかデミゴッド、そして破砕戦争最大の英雄と見えることができるとは
…ああ、俺は震えているんだ、恐ろしいのさ
だがこの戦慄こそ挑むべき試練の証
デミゴッド最強のラダーンと戦うことを試練と捉えていることからも、アレキサンダーが強さを求めていることがわかりますね。
壺の中身は死体
さて、気になるのはアレキサンダーの壺の中身ですよね。
結論を言ってしまうと、壺の中身は死体です。
壺の中身が死体であることは、ラダーンと戦闘後のアレキサンダーの以下の発言からわかります。
アレキサンダー
幸いここには、戦士たちの死体がたくさんある
それを集め、俺の中に詰め込めば、俺はまた戦士の壺になれる…
…それに、この地の死体は皆素晴らしい
さすがは、あの破砕戦争を戦った戦士たちよ
以上の発言から、アレキサンダーの中身が戦士の死体であることがわかります。
また、「この地の死体は皆素晴らしい、さすがは、あの破砕戦争を戦った戦士たちよ」と言う発言から、強い戦士を取り込むほどアレキサンダーの戦闘力もアップするのではないかと推察されます。
最期の願いは主人公と戦うこと
最期に、アレキサンダーは英雄になるために主人公に戦いを挑んできます。
戦闘前
あの神のごとき巨人を倒すなど、貴公以外には決してできぬことだろう
…それでな、貴公にひとつ願いがあるのだ
我が試練となってはくれぬか
俺は、万全の貴公と戦いたいのだ
戦闘中
我が内にある戦士たちよ、力を貸したまえ!
共に英雄となるために!
高みに近づくために最強である主人公に命懸けの戦いを挑んでくるアレキサンダーは、根っからの戦士ですね、、、
アレキサンダーと壺の正体
そして主人公に敗れて死にゆく間際に「アレキサンダーの中身」と「アレキサンダーの破片」というアイテムを落とします。
それぞれのテキストには以下のように記載されています。
アレキサンダーの破片
蕩けた屍肉が破片にこびり付き
その内には、装飾品の名残が見て取れる
赤髪の英雄の遺品のようだ
アレキサンダーの中身
壺を満たす屍肉の中心にあったもの
壺の中身は、継承の激である
戦士は壷に、そしてまた新たな壺に
そしていつか高みへと
ちなみに、英語版では「アレキサンダーの中身」は「Alexander’s Innards(アレキサンダーの内部器官)」となっており、死体がアレキサンダーの力の源になっていることがわかります。
ここでアレキサンダーと壺一族の正体について考察してみます。
ラダゴン説
仮説として、アレキサンダーを含めた壺一族はラダゴンが作り出した可能性が考えられます。
まず、「アレキサンダーの破片」のテキスト中にある「赤髪の英雄」が誰なのかについてですが、これは巨人族、ラダゴン、ラダゴンの子供(ラダーン、ラニ、ライカード)が候補として挙げられます。
ここで「赤髪の英雄の遺品」とあることから、「赤髪の英雄」はすでに死んでいる者になります。
ラダゴンの子供のラダーンとライカードはアレキサンダー登場時に生きているので、「赤髪の英雄」候補から外れます。
ラニは魂だけ生きている状態ですが、英雄という記載がどこにもなかったので候補から除外します。
すると、巨人族かラダゴンということになりますが、結論を言うと「赤髪の英雄」はラダゴンである可能性が高いと考えられます。
そもそも巨人族はあまりストーリーに登場していないですし、ミリエルと言う亀はラダゴンについて以下のように発言しています。
ミリエル
・・・ラダゴン様、でございますか?
ラダゴン様は、赤い髪をなびかせた、英雄でございました
したがって、「赤髪の英雄」とはラダゴンのことを指しているのではないかと考えられます。
そして「アレキサンダーの中身」のテキスト中の「戦士は壷に、そしてまた新たな壺に、そしていつか高みへと」という文章から、壺には永遠に戦い続ける運命があることがわかります。
この「永遠」というのは、ラダゴンが崇拝している黄金律の中心概念です。
壺がラダゴンの遺品であり、壺の中身は永遠に戦い続けている、、、、
以上の手がかりをまとめると、アレキサンダーを含めた壺一族はラダゴンが黄金律を使用して作り出したのではないかと推察されます。
ラダーン説
別の可能性として、アレキサンダー中身がラダーンの死体であった可能性が考えられます。
実際、アレキサンダーはラダーン戦の後に、英雄の死体を集めていました。
また、「アレキサンダーの破片」はラダーンを倒した後(正確にはアレキサンダーのイベントを完走)でなければ入手できません。
ラダーンを倒す前にアレキサンダーを倒しても、「アレキサンダーの破片」はドロップしないようになっています。
以上の状況は、「アレキサンダーの破片」に書かれている赤髪の英雄がラダーンであったと考えると辻褄が合います。
アレキサンダーの破片
蕩けた屍肉が破片にこびり付き
その内には、装飾品の名残が見て取れる
赤髪の英雄の遺品のようだ
つまり、アレキサンダーが回収したラダーンの遺体の中に装飾品が含まれており、それが「赤髪の英雄の遺品」と表現されていると解釈できます。
また、ラダーンが英雄であったことは以下のテキストで示されています。
アレキサンダー
それに、貴公聞いているか?この戦祭りが、誰をおくるものなのか
かの戦神、将軍ラダーンというではないか
まさか、デミゴッドそして破砕戦争最大の英雄と見えることができるとは
イジー
そして、将軍ラダーンは星砕きの英雄
ブライヴ
まさか目の前で、星が落ちるとはな!
ラダーンも、とんでもないものを封じていたものだ
正に神話の英雄よ
以上の考察から、「赤髪の英雄」がラダーンであるとも考えられます。
おわりに
以上でアレキサンダーと壺に関する考察を終了いたします。
ELDEN RINGはストーリーの解説が極端に少ないので全貌が把握しにくいですよね。
そこで他の記事では、ELDEN RINGのストーリー全体の解説や、全エンディングの解説などもしています。
また、一覧は以下です。
<神・王・女王>
大いなる意志、二本指・三本指、エルデの獣
マリカ・ラダゴン、ゴッドフレイ&ホーラ・ルー、満月の女王レナラ
竜王プラキドサクス、宵眼の女王
<デミゴッド>
聖樹のミケラ、腐敗のマレニア
魔女ラニ、星砕きのラダーン、冒涜の君主ライカード
死王子ゴッドウィン、血の君主モーグ、忌み王モーゴット
接ぎ木のゴドリック
<NPC>
メリナ、聖女トリーナ
死衾の乙女フィア、忌まわしき糞喰い、輝ける金仮面、百智卿ギデオン
シャブリリ、ハイータ
魔術師セレン、魔術教授セルブス、エンシャ、ネフェリ・ルー
タニス、ラーヤ
ブライヴ、イジー
白面のヴァレー、背律者ベルナール、血の狩人ユラ
しろがねのラティナ、アレキサンダー、ディアロス、トープス、ミリセント&ゴーリー、円卓の騎士ヴァイク、ヒューグ、ローデリカ、亜人のボック、死を狩る者D、パッチ、ロジェール、ゴストーク、ケネス・ハイト、復讐者エドガー
<ボス・敵>
黒き剣のマリケス、神肌の使徒、巨人、ラダゴンの赤狼、アステール、祖霊の王
白王・黒王、しろがね人、銀の雫、死儀礼の鳥、ミミズ顔
<その他重要な要素>
エルデンリング、黄金律、褪せ人、忌み子、坩堝、死のルーン、破砕戦争、陰謀の夜、エンディング
<DLC>
影の地、神の門
串刺し公メスメル、双月の騎士レナーラ、蕾の聖女ロミナ、宿将ガイウス、指の母メーテール、暴竜ベール、神獣獅子舞、黄金カバ、泥濘の騎士、指の母ユミル
針の騎士レダ、落葉のダン、ティエリエ、純血騎士アンスバッハ
そして、「フロム以外の死にゲーも挑戦してみたいよ!!」って方は、以下のゲームがおすすめです。
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