エルデンリングでは、物語の終盤で「最初の王、ゴッドフレイ」と「蛮地の王ホーラ・ルー」と戦いますよね。
「なんで王と戦うことになったんだ?」
「最初の王ってどう言うこと?」
「なんかライオン殺して変身したぞ!?」
などなどゴッドフレイ/ホーラ・ルーに関して色々な疑問をお持ちかと思います。
そこでこの記事では、ゴッドフレイとホーラ・ルーの正体について徹底考察していきます。
ゴッドフレイとは
まずはゴッドフレイについてまとめていきます。
ゴッドフレイとマリカ
ゴッドフレイはこの人です。
黄金樹の手前で主人公と戦うことになります。(筆者はラスボスかと勘違いしました)
なぜゴッドフレイが「最初の王」と呼ばれているのでしょうか?
理由は簡単で、女王マリカの最初の夫だったからです。
マリカの”最初の”夫という表現から分かるように、マリカとゴッドフレイは後に袂を分つことになります。
そしてマリカはゴッドフレイの代わりに、ラダゴンを新たな王として迎え入れたという話につながっていきます。
ゴッドフレイとマリカが別れた理由
先程、ゴッドフレイとマリカが袂を分かったと述べましたが、その原因はゴッドフレイの好敵手がいなくなったためです。
そもそも、ゴッドフレイとマリカは協力しながら狭間の地を平定しようとしていました。
マリカ
戦士たちよ。我が王、ゴッドフレイよ
導きに従い、よくここまで戦ってくれた
あの頂きに、巨人たちを打ち滅ぼし、火を封じよう
そして、はじめようじゃないか。輝ける生命の時代を
エルデンリングを掲げ、我ら黄金樹の時代を!
しかし、狭間の地の平定は同時にゴッドフレイの好敵手がいなくなることも意味していました。
エルデ王の鎧
黄金樹の始まりは戦と共にあり
ゴッドフレイは戦場の王であった
巨人戦争、嵐の王との一騎討ち・・・
そして、好敵手がいなくなった時
王の瞳は色褪せたという
ゴッドフレイは好敵手がいなくなったことが原因で、目の色が褪せた(=祝福を奪われてしまった)と解釈できます。
しかし実は、ゴッドフレイから祝福を奪った人物こそがマリカでした。
マリカ
我が王、戦士たちよ。お前たちから、祝福を奪う
そして、その瞳が色褪せたとき、狭間の地を追放する
外に戦を求め、生き、そして死ぬがよい
マリカ
そして、お前たちが死した後、いつか奪ったものを返そう
狭間の地に戻り、戦い、赴くままにエルデンリングを掲げるがよい
死と共に、強くあれ。王の戦士たちよ、我が王、ゴッドフレイよ
上テキストから、ゴッドフレイはマリカの手によって、狭間の地から追放されてしまったことがわかります。
そして祝福を奪われた結果、ゴッドフレイはマリカと別れて狭間の地を離れることになります。
このことは「戦士ホーラ・ルーの記憶」というアイテムのテキストにも記載されています。
戦士ホーラ・ルーの記憶
最初のエルデの王、ゴッドフレイは
ある時祝福を奪われ、褪せ人となり
同じ者たちを連れ、狭間の地を離れた
褪せ人の長征。その末に彼は
王たるを捨て、只の戦士に戻ったのだ
ここで気になるのが、なぜマリカはゴッドフレイを追放したのかということですよね。
これについてはゲーム中で明言されていないのですが、筆者の予想ではゴッドフレイは狭間の地を統治する者がいなくなった時の保険だったと思われます。
先程のマリカの発言的に、マリカはゴッドフレイが蛮地で死んだ後に狭間の地に戻ってくることを予期していたと思われます。
そして、ゴッドフレイが狭間の地で再びエルデンリングを掲げるその時のために「強くあれ」と言っています。
以上の状況をまとめると、エルデンリングが砕けた場合に新たな王をゴッドフレイとするために、好敵手が存在する狭間の地の外にゴッドフレイを追放して、ゴッドフレイを鍛えていたのだと予想されます。
名前の規則
余談ですが、マリカとゴッドフレイの子供の名前には規則があります。
マリカとゴッドフレイの子供や子孫の名前には「G」が含まれているのが特徴です。
これはゴッドフレイ(Godfrey)のGだと考えられます。
具体的には、ゴッドウィン(Godwyn)やモーゴット(Morgott)、モーグ(Mohg)、ゴドリック(Godrick)が該当します。(ゴドリックは直接の子供ではないですが)
ちなみにマリカ(Marika)とラダゴンの子供の名前であるミケラ(Miquella)、マレニア(Malenia)は「M」から始まり、ラダゴンとレナラ(Rennala)の子供の名前であるラニ(Ranni)、ラダーン(Radahn)、ライカード(Rykard)は「R」から始まります。
ホーラ・ルーとは
続いて、ホーラ・ルーについて考察していきます。
ホーラ・ルーの基本情報
ホーラ・ルーとはこの人です。
先程の「戦士ホーラ・ルーの記憶」のテキストから分かるように、ホーラ・ルーはゴッドフレイの戦士としての名前だと考えられます。
戦士ホーラ・ルーの記憶
最初のエルデの王、ゴッドフレイは
ある時祝福を奪われ、褪せ人となり
同じ者たちを連れ、狭間の地を離れた
褪せ人の長征。その末に彼は
王たるを捨て、只の戦士に戻ったのだ
また、ホーラ・ルーの二つ名が「蛮地の王」ということから、ゴッドフレイは狭間の地を離れた後はホーラ・ルーとして戦いに明け暮れ、結局そこでも最強の王になったのだということがわかります。
自分の純粋な武の力だけで2回も王になってしまうのですから、ゴッドフレイはめちゃくちゃな強さを持っていたことがわかります。
ちなみにこの蛮地ですが、狭間の地の外の下界にあるのではないかと筆者は予想しています。
セローシュについて
ここで、ゴッドフレイの背中のライオンについて触れておきましょう。
このライオンの名前は「セローシュ」で、ゴッドフレイが背中に飼っています。
ゲーム中では、ゴッドフレイが以下のセリフとともにセローシュを殺すことでホーラ・ルーに変身します。
ゴッドフレイ
もう、よい
ずっと、世話をかけたな、セローシュよ
行儀のよい振りは、もうやめだ
今より、俺はホーラ・ルー!
戦士よ!
ここで、「なんでセローシュを殺したらホーラ・ルーになるんだ??」という疑問を持ちますよね。
この疑問については、「ゴッドフレイの肖像」というアイテムのテキストに記載されています。
ゴッドフレイの肖像
ゴッドフレイは、猛き戦士であった
けれど、王となるを誓ったとき
沸々と滾り続ける戦意を抑えるため
宰相の獣、セローシュを背負ったのだ
つまり、セローシュはホーラ・ルーの戦いの衝動を抑える役割をしていたのだと解釈できます。
したがってセローシュを殺したことで、戦いの衝動のリミッターが解除され、戦士であるホーラ・ルーに変身したのだと解釈できます。
オープニングのホーラ・ルー
ここで、オープニングムービー中のホーラ・ルーについて考えてみます。
オープニングムービーでは串刺しにされて死んでいるようなホーラ・ルーの絵が出てきます。
このホーラ・ルーですが、蛮地での戦いで死んだ様子であると考えられます。
「え、ホーラ・ルーって死んだの?」
「じゃあ我々が戦ったホーラ・ルーは誰?」
とお思いの方もいるかと思います。
結論を言うと、我々が戦ったホーラ・ルーは、蛮地で死んだホーラ・ルーの魂が狭間の地に戻ってきて肉体を得たホーラ・ルーであると考えられます。
黄金律においては、魂は黄金樹に記録されることで永遠性を獲得します。
ゴッドフレイ(=ホーラ・ルー)の魂が再び戻ってきたことは、王都ローデイルで半透明のゴッドフレイが出現することで示唆されています。
この半透明のゴッドフレイこそ、狭間の地に再び戻ってきたゴッドフレイであると考えられます。
主人公と戦う理由
さて、ゴッドフレイはなぜ主人公と戦うことになったのでしょうか。
それは主人公と戦う前にゴッドフレイ自身が以下のように語っています。
ゴッドフレイ
・・・久しかったな、モーゴットよ
・・・よくぞ、戦い抜いた
褪せ人よ
黄金に祝されぬ戦士よ
偉大なるエルデンリングは
確かに、ここにある
だが、私は帰ってきた
再び、それに見えるために
我が名はゴッドフレイ
最初のエルデの王として
要するに、ゴッドフレイもエルデの王になるために狭間の地に戻ってきたということです。
ではなぜ今更になって王になるために戻ってきたのでしょうか。
それはゲームのオープニングで以下のように語られています。
ゲームのオープニング
おお、だからこそ褪せ人よ
未だ死にきれぬ、死者たちよ
遠い昔に失くした祝福が、我らを呼ぶ
蛮地の王、ホーラ・ルーよ
輝ける金仮面よ
死衾の乙女、フィアよ
忌まわしき糞喰いよ
百智卿、ギデオン=オーフニールよ
・・・そして、失われた祝福はまた、もたらされる
まだ名も無き、褪せ人の元に
霧の彼方に向かい、狭間の地に至り
エルデンリングに見えよ
そして、エルデの王となるがよい
つまりホーラ・ルーが戻ってきた理由は、主人公である褪せ人と同じで、二本指の導きがあったためであると考えられます。
また、マリカもゴッドフレイが再び狭間の地に戻ってきた時には、王になれと期待していました。
マリカ
そして、お前たちが死した後、いつか奪ったものを返そう
狭間の地に戻り、戦い、赴くままにエルデンリングを掲げるがよい
死と共に、強くあれ。王の戦士たちよ、我が王、ゴッドフレイよ
以上の話をまとめると、ホーラ・ルーはたった一つのエルデの王の座を争って主人公と戦ったと考えられます。
おわりに
いかがだったでしょうか。
ゴッドフレイは純粋な武の力で王になれる位、半端ない強さを持っていたのですね。
また、他の考察一覧は以下です。
<神・王>
大いなる意志、二本指・三本指、エルデの獣、マリカ・ラダゴン、ゴッドフレイ&ホーラ・ルー、レナラ、プラキドサクス
<デミゴッド>
ラニ、ラダーン、ライカード、ミケラ、マレニア、ゴッドウィン、モーグ、モーゴット、ゴドリック
<NPC>
メリナ、フィア、糞喰い、金仮面、シャブリリ、ハイータ、ギデオン、ラティナ、ネフェリ・ルー、アレキサンダー、ディアロス、セレン、セルブス、エンシャ、トープス、ミリセント&ゴーリー、ヴァイク、ヒューグ、ローデリカ、ボック、ブライヴ、イジー、D、パッチ、タニス、ラーヤ、ヴァレー、ユラ、ロジェール、ゴストーク、ケネス・ハイト、ベルナール、エドガー、トリーナ、宵眼の女王
<ボス・敵>
マリケス、神肌の使徒、巨人、ラダゴンの赤狼、アステール、祖霊の王、しろがね人、銀の雫、死儀礼の鳥、ミミズ顔、忌み子
<その他重要な要素>
エルデンリング、黄金律、褪せ人、坩堝、死のルーン、破砕戦争、陰謀の夜、エンディング、DLC
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