ELDEN RINGのストーリーに「冒涜の君主、ライカード」というキャラが出てきます。
「ライカードって何者?」
「冒涜とは?」
「なんで主人公と戦っているの?」
といった疑問をお持ちかと思います。
そこでこの記事では「冒涜の君主、ライカード」の正体について徹底考察していきます。
ラダゴンとレナラの子供
ライカードがラダゴンとレナラの子供であることは、「ライカードの大ルーン」のテキストに以下のように記載されています。
ライカードの大ルーン
ライカードは、レナラとラダゴンの子の一人である
彼らは、ラダゴンが女王マリカの王配となった時
外戚としてデミゴッドとなった
上の文章中で「デミゴッドとなった」と記載されているので、ライカードはデミゴッドです。
神を喰うことが目的
ライカードの目的は神を喰うことです。
ライカードは火山館という場所で英雄を喰らい続けていることが、「ライカードの怨霊」というアイテムのテキストで、以下のように記載されています。
ライカードの怨霊
それは、英雄たちの非業の怨霊である
彼らは、王に見え、歓迎と共に貪り食われ
大蛇の中で、王の家族となったのだ
英雄たちを歓迎した後に貪り食っていることがわかります。
なかなかに酷いことをしていますね、、、、
この「他人を食うこと」が「冒涜の君主」の由来です。
また、ライカードとの戦鬪前にライカードは以下のように語っています。
ライカード
よいではないか
お主・・・
我、蛇の王の家族となり
共に神をも喰らおうぞ!
この発言から、ライカードは最終的には神を食うことを目標にしていることがわかります。
こんな生命への冒涜行為をおこなっているライカードですが、ライカード自身も覚悟を持って英雄を喰らっているようで、というのも自分自身の体は既に大蛇に食わせています。
ライカードが自らの体を大蛇に食わせたことは、「冒涜の君主の追憶」というアイテムのテキストで、以下のように記載されています。
冒涜の君主の追憶
永遠に生き、喰らい、成長し続ける
そのために、ライカードは大蛇となった
我は知る。冒涜の道の遠き険しさを
罪を厭って歩めるものか
「永遠に生き、喰らい、成長し続ける」ため、つまりは力を手に入れるためにライカードが大蛇に身を捧げたことがわかります。
だからこそ、神を食うための準備としてしろがね人を改造していたと思われます。(しろがね人の血は祝福の効果を弱めることがしろがね壺のテキストからわかります。)
しろがね壺
FPを消費して敵に投げつけ
一定時間、聖杯瓶による回復を阻害する
カッコウたちは嘯くだろう
とくと見よ。お前たちの血の穢れたるを
こんなものが、まともな生命に流れるものか
しかし、そこまでしてライカードが力にこだわる理由はなんなんでしょうか?
黄金律への叛逆
ライカードが力にこだわる理由は、黄金律への叛逆にあります。
このことは、火山館の管理人であり、ライカードの側妃であるタニスの発言からわかります。
タニス
押し付けられた祝福の導き、指どもの傲慢な世迷言、そんなものに従うことなく、
…我らは黄金樹に弓を引くのだ
したがって、ライカードは完全にアンチ黄金律であることがわかります。
ライカードは黄金律アンチであるため、黄金律に導かれた褪せ人を狩り続けているわけです。
また、火山館の管理人タニスはライカードについて以下のようにも語っています。
タニス
黄金樹は褪せ人に祝福を与えた
だがそれは、導きの使命に対して、とても小さい
…故に、褪せ人は力を漁り争う。そうすることを求められる
かつてエルデンリングが砕けたとき、大ルーンの君主たちが求められたように
我が王はそれに憤った。分け与えられたものを漁りあう、そんな浅ましい生き方など、受け入れられぬと
黄金樹が、神が我らを愚弄するならば
背律の冒涜を犯してでも、尊厳の反旗を翻す
それが我が王、ライカードの決意であり、火山館の意志なのだ
「エルデンリングが砕けたとき、大ルーンの君主たちが求められたように」の部分は破砕戦争のことを指しています。
破砕戦争ではデミゴッドたちがエルデンリングの欠片をめぐって争いましたが、ライカードは黄金律がデミゴッドたち争わせたと考えているわけです。
エルデンリングを直すためにデミゴッドや褪せ人たちを争わせておいて、自分は傍観者である神や二本指、黄金律が許せないというわけです。
ライカードは英雄を騙し討ちして喰らうなどやっていることは外道ですが、黄金律に対する思想などは意外とまともなのではないかと個人的には思いました。
陰謀の夜の黒幕の一人
ライカードは陰謀の夜の黒幕の一人です。
ライカードが陰謀の夜の黒幕の一人であるということは、「冒涜の爪」というアイテムのテキストで、以下のように記載されています。
冒涜の爪
陰謀の夜、法務官ライカードは
ラニからの謝礼として片鱗を貰い受けた
いつか来る冒涜の時、黒き剣のマリケスに
運命の死たる黒獣に挑む切り札として
陰謀の夜にラニから謝礼を受け取ったということは、ライカードも陰謀の夜の黒幕の一人であると考えられます。
また「いつか来る冒涜の時、黒き剣のマリケスに、運命の死たる黒獣に挑む切り札として」という文章から、ライカードが陰謀の夜に加担した理由は、いつかマリケスから死のルーンを奪うためであると考えられます。
死のルーンは神すらも殺す力があるため、ライカードはマリケスから奪った死のルーンを使って神を殺して喰うことを実現しようとしたのではないかと推察されます。
もしくは、ライカードを喰った蛇の正体が宵眼の女王であり、かつて奪われた死のルーンを取り返すためにマリケスと戦おうとしている可能性も考えられます。
おわりに
以上でライカードに関する考察を終了いたします。
ELDEN RINGはストーリーの解説が極端に少ないので全貌が把握しにくいですよね。
そこで他の記事では、ELDEN RINGのストーリー全体の解説や、全エンディングの解説などもしています。
また、一覧は以下です。
<神・王・女王>
大いなる意志、二本指・三本指、エルデの獣
マリカ・ラダゴン、ゴッドフレイ&ホーラ・ルー、満月の女王レナラ
竜王プラキドサクス、宵眼の女王
<デミゴッド>
聖樹のミケラ、腐敗のマレニア
魔女ラニ、星砕きのラダーン、冒涜の君主ライカード
死王子ゴッドウィン、血の君主モーグ、忌み王モーゴット
接ぎ木のゴドリック
<NPC>
メリナ、聖女トリーナ
死衾の乙女フィア、忌まわしき糞喰い、輝ける金仮面、百智卿ギデオン
シャブリリ、ハイータ
魔術師セレン、魔術教授セルブス、エンシャ、ネフェリ・ルー
タニス、ラーヤ
ブライヴ、イジー
白面のヴァレー、背律者ベルナール、血の狩人ユラ
しろがねのラティナ、アレキサンダー、ディアロス、トープス、ミリセント&ゴーリー、円卓の騎士ヴァイク、ヒューグ、ローデリカ、亜人のボック、死を狩る者D、パッチ、ロジェール、ゴストーク、ケネス・ハイト、復讐者エドガー
<ボス・敵>
黒き剣のマリケス、神肌の使徒、巨人、ラダゴンの赤狼、アステール、祖霊の王
白王・黒王、しろがね人、銀の雫、死儀礼の鳥、ミミズ顔
<その他重要な要素>
エルデンリング、黄金律、褪せ人、忌み子、坩堝、死のルーン、破砕戦争、陰謀の夜、エンディング
<DLC>
影の地、神の門
串刺し公メスメル、双月の騎士レナーラ、蕾の聖女ロミナ、宿将ガイウス、指の母メーテール、暴竜ベール、神獣獅子舞、黄金カバ、泥濘の騎士、指の母ユミル
針の騎士レダ、落葉のダン、ティエリエ、純血騎士アンスバッハ
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