ELDEN RINGのゲーム中で、主人公が最もお世話になる人物が「鍛冶屋ヒューグ」と「調霊師ローデリカ」です。
ヒューグは武器を強化、ローデリカは遺灰を強化してくれます。
しかし、ヒューグやローデリカはなぜ主人公に協力してくれるのでしょうか?
そこでこの記事では、鍛冶屋ヒューグと調霊師ローデリカの正体を考察していきます。
鍛冶屋ヒューグ
鍛冶屋ヒューグは円卓に縛られている虜囚で、主人公の武器を強化してくれる人物です。
ヒューグ
…ほう、この鎖が気になるか
見ての通り、虜囚の鎖だ。他の何でもない
円卓に縛られ、死なず、お前たちの武器を打つ
儂はただそれだけよ
ヒューグの正体は、マリカの命令で神を殺す武器を作ろうとしている人物です。
ヒューグが、マリカの命令で神を殺す武器を作ろうとしていることは、以下のヒューグの発言からわかります。
ヒューグ
…おお貴女、お許しくだされ、お許しくだされ
まだ、足りませぬ。神には、届きませぬ
けれどきっと、必ずや、貴女の願いを…
お許しくだされ、女王マリカ…
ヒューグ
…儂の武器で、神を殺してくれ
それが儂の、生きたすべて
そして、女王マリカとの誓約なのだ
そしてどうかあの娘を、気にかけてやってくれ
ヒューグ
…おかしなことを言うものだ
言ったろう
デミゴッドたち、そして神に、挑み、殺す
あんたがそれを貫くのなら、儂はあんたの武器を打つ
打ちたいんだ。あんたが、神を殺すための武器を
さて、なぜマリカが神を殺す武器を作ろうとしているのかについてですが、答えはマリカ自身を殺すためであると考えらえられます。
マリカは黄金律の永遠性が原因で様々な問題が発生していると考えてたため、黄金律に対して死の回帰を実現しようとしていました。
マリカが黄金律に疑問を抱く過程はこちらの記事で解説しています。
上リンク先の記事でも解説していますが、黄金律に死の回帰を実現するためには神の死が必要でした。
そこでマリカは自分自身を殺すために、神を殺せる武器をヒューグに作らせているのではないかと考えられます。
調霊師ローデリカ
主人公とローデリカが初めて会った時、ローデリカは仲間全員をゴドリックに接がれてしまったことで戦意喪失の状態でした。
ローデリカ
…皆、接がれてしまいました
私と共に間にきて、私のために戦ってくれた人たちが
手を斬られ、足を斬られ、首を斬られ、蜘蛛の一部になったのです
知っていますか?蜘蛛に接がれる時、人は蛹になるのですよ
ローデリカ
恐ろしいのです。手を斬られ、足を斬られ、首を斬られるのが
皆と同じになりたいのに、恐ろしくてたまらないのです
主人公がゴドリックを倒すと、ローデリカは何かできることを探すために円卓に行きます。
ローデリカ
…皆は、信じてくれていました
何もできない私でも、いつか何かを為すことを
このローデリカにできることこそが「調霊」だったというわけです。
ローデリカの仲間が、「いつか何かを為す」と信じていたことは間違っていなかったのですね、、、、
ヒューグとローデリカの関係
ローデリカは自分にできることを探すために円卓にきたのですが、そこで同じく円卓で武器を作っているヒューグと出会います。
そしてヒューグは、ローデリカに調霊の才能があることを見出します。
ヒューグ
…あんたが連れてきた、あの娘…
心折れ、もう武器を振るうことはあるまいが
あれには、調霊の才があるぞ
ずっと昔、見たことがある
あれはそういう瞳の色だ
しかしヒューグは、自分が醜い混種であるため、ローデリカが自分に教えを乞う訳が無いと言います。
ヒューグ
「ローデリカを預かってみないか?」を選択
…あんた、本気で言っているのか?
武器を打つしか知らぬ醜い混種に、預けるなどと
愚案だ。なにより、あの娘が承知しまい
「彼女がそう望んでいる」を選択
…いや、そんなことは、信じられぬ
あんたを疑おうとは思わんが、嘲笑されるのはもうごめんだ
「嘲笑されるのはもうごめんだ」という発言から、ヒューグは何か差別を受けた過去があるのだと推察されます。
しかしローデリカが本気でヒューグから教えを乞おうとしたため、ヒューグはローデリカに調霊の方法を教えます。
ヒューグ
…あの娘と少し話したんだ
やはり、調霊の才があったからな
知る限りを伝えておいた
…昔、世話になった人が調霊師でな
せめてもの恩返しだ
あんたも、疑って悪かった
以上の流れから、ヒューグとローデリカは師弟の関係になります。
しかし実際は、それ以上の感情が両者に芽生えていることが複数の発言で示唆されています。
ヒューグ
…あの娘、少し変わったな
裏切らぬ技と時間が、彼女を強くしている
よいことだ
…虜囚の混種に、弟子も娘も、あるべきでない
だが時に、あの娘をそうと誤解しそうになる
…儂は弱くなった。辛いことだ
ヒューグ
…ああ、あの娘には、怒られたよ
虜囚の鎖は壊れ、儂はもう自由なのだと
ここに留まれば、円卓と共に壊れてしまうと
ヒューグ
…あんた、知ってたら教えてくれないか?
円卓は、なぜ燃えて、壊れているんだい?
あの娘は、なぜ儂のために泣くんだい?
…儂は何か、大事なことを忘れてしまっているのかい?
ローデリカ
…見てください、円卓は焼け、壊れていきます
…貴方を責めようとは思いません
だから、お願いです。ヒューグ様を説得してください
彼の方は、円卓との繋がりが強すぎる
このままここ留まれば、円卓と共に壊れてしまうでしょう
円卓を離れて欲しいのです
ローデリカ
今なら、円卓を離れるよう説得できるかもしれませんが…
それはもう、やめておきましょう
これが、ヒューグ様の選択なのですから
…私は、ヒューグ様と共にいます
ヒューグ様は、私に生きる意味を下さいました
だから今後は私が、ほんの少しでも、彼の助けになりたいのです
ヒューグは自分の存在を受け入れてくれたローデリカを娘のように思っており、一方のローデリカは生きる意味をくれたヒューグに最後まで付き添う覚悟を見せています。
主人公が円卓を焼いたばっかいりに、悲しい結末ですね、、、、
唯一できることは、ヒューグに鍛えてもらった武器で女王マリカを倒すことだけなのかもしれませんね。
おわりに
いかがだったでしょうか。
エルデンリングはストーリーの説明が極端に少ないので、なかなか全貌を把握しにくいですよね。
そこで他の記事では、エルデンリングの全エンディングの解説や、エルデンリングのストーリー全体の解説などもしています。
また、一覧は以下です。
<神・王・女王>
大いなる意志、二本指・三本指、エルデの獣
マリカ・ラダゴン、ゴッドフレイ&ホーラ・ルー、満月の女王レナラ
竜王プラキドサクス、宵眼の女王
<デミゴッド>
聖樹のミケラ、腐敗のマレニア
魔女ラニ、星砕きのラダーン、冒涜の君主ライカード
死王子ゴッドウィン、血の君主モーグ、忌み王モーゴット
接ぎ木のゴドリック
<NPC>
メリナ、聖女トリーナ
死衾の乙女フィア、忌まわしき糞喰い、輝ける金仮面、百智卿ギデオン
シャブリリ、ハイータ
魔術師セレン、魔術教授セルブス、エンシャ、ネフェリ・ルー
タニス、ラーヤ
ブライヴ、イジー
白面のヴァレー、背律者ベルナール、血の狩人ユラ
しろがねのラティナ、アレキサンダー、ディアロス、トープス、ミリセント&ゴーリー、円卓の騎士ヴァイク、ヒューグ、ローデリカ、亜人のボック、死を狩る者D、パッチ、ロジェール、ゴストーク、ケネス・ハイト、復讐者エドガー
<ボス・敵>
黒き剣のマリケス、神肌の使徒、巨人、ラダゴンの赤狼、アステール、祖霊の王
白王・黒王、しろがね人、銀の雫、死儀礼の鳥、ミミズ顔
<その他重要な要素>
エルデンリング、黄金律、褪せ人、忌み子、坩堝、死のルーン、破砕戦争、陰謀の夜、エンディング
<DLC>
影の地、神の門
串刺し公メスメル、双月の騎士レナーラ、蕾の聖女ロミナ、宿将ガイウス、指の母メーテール、暴竜ベール、神獣獅子舞、黄金カバ、泥濘の騎士、指の母ユミル
針の騎士レダ、落葉のダン、ティエリエ、純血騎士アンスバッハ
そして、「フロム以外の死にゲーも挑戦してみたいよ!!」って方は、以下のゲームがおすすめです。
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