ELDEN RINGのNPCに「タニス」という人物がいます。
なんでも、火山館で褪せ人を狩る斡旋をしているのだとか、、、、
そこでこの記事では「タニス」の正体について考察していきます。
アンチ二本指
タニスは火山館の一員です。
火山館と黄金律に反旗を翻すための施設であるため、タニスはアンチ二本指と言えます。
タニス
褪せ人よ、火山館にようこそ
私はタニス、この館の主人だ
ラーヤから話は聞いているよ
見どころのある、人物であるとな
さて、改めて貴公の意志を聞いておこう
我が火山館の一員となり、共に戦ってはくれまいか?
押し付けられた祝福の導き、指どもの傲慢な世迷言、そんなものに従うことなく
…我らは、黄金樹に弓引くのだ
なぜタニスがアンチ二本指であるのかの答えは、タニスの主人であるライカードにあります。
ライカードは、「神が我々を愚弄するならば、反旗を翻す」という思想を持っています。
タニス
…さて、貴公には、そろそろ伝えておくべきだろうな
火山館の真の主、我が王ライカードについて
黄金樹は褪せ人に祝福を与えた
だがそれは、導きの使命に対して、とても小さい
…故に、褪せ人は力を漁り争う。そうすることを求められる
かつてエルデンリングが砕けたとき、大ルーンの君主たちが求められたように
我が王は、それに憤った。分け与えられたものを漁りあう、そんな浅ましい生き方など、受け入れられぬと
黄金樹が、神が我らを愚弄するならば、
背律の冒涜を犯してでも、尊厳の反旗を翻す
それが我が王、ライカードの決意であり、火山館の意志なのだ
二本指は、褪せ人やデミゴッド達を争わせることで王を選別し、エルデンリングを修復しようとしてきました。
そして、ライカードはそれを「神が我らを愚弄する」と表現しているのだと解釈できます。
まあ、確かにライカードの言うことにも一理ある気がします。
褪せ人を使って褪せ人を狩る
タニスが火山館で具体的に何をしているのかというと、「褪せ人を使って褪せ人を狩ること」です。
要するに褪せ人同士で殺し合いをさせているというわけです。
えげつないですね、、、、
タニス
もし、同胞狩りに躊躇があるなら、それでよい
今すぐにこの館を出て行きたまえ
我らは、黄金樹に弓引くのだ
惰弱者に用はない。手を汚す覚悟も必要なのだ
なぜ褪せ人同士で殺し合いをさせているかというと、二本指に逆らうためであると考えられます。
二本指は褪せ人の中から王を見つけようとしているため、褪せ人を狩り尽くせば二本指の計画を潰すことができるというわけです。
このような事情から、タニスは褪せ人を狩る褪せ人を口八丁で募集しています。
タニス
…貴公、忘れないでくれ。背律の戦いは、英雄への道だ
どれだけ汚れていようとも、いや、汚れているからこそ
それは英雄への道なのだ
こんな口車に乗るやつがいるのかとも思いますよね。
ディアロスを手駒に
しかし、実際はタニスの口車に乗せられた人物はたくさんいるようで、そのうちの一人が「ディアロス」です。
ディアロスは幼馴染のラニアを火山館の連中に殺されてたため、復讐目的で火山館に乗り込むのですが、タニスの口車に乗せられて逆に火山館の一員になってしまいます。
ディアロス
…ああ、わかっている。ラニアのことだろう…
そうだな。私は…
復讐は止めにしたのだ
タニス殿が仰るには…
私には、英雄の道を行く資質があるという
そして真の英雄とは、敢えてこそ、汚れた道を行くものだと
…瞳に光が射した思いだったよ
ああ、それこそが、私に足りぬ覚悟であったと
勿論、ラニアは気の毒だった
あれは悲しく、残酷な、出来事だった
けれど、その悲しさ、その残酷さに惑わされていては、私は英雄になれぬだろう
きっとラニアもわかってくれる。彼女と、私の、残酷な運命を
だからこそ、英雄たる道を歩むのだと
完全に洗脳されてしまっていますね、ディアロスさん、、、、
パッチを手駒に
また、パッチというNPCは火山館の一員になるだけでなく、タニスに恋までしてしまいます。
復讐しに来た相手を味方に引き込んだり、悪党に恋をさせたりと、タニスのカリスマ性がうかがえますね、、、、
ライカードの遺体を喰う
主人公がライカードを倒した後にタニスと会話をすると、タニスは以下のように話します。
タニス
…貴公…
…そうか、我が王が敗れたのか
いや、貴公には感謝しよう。我が王はまだ弱かった、それが分かったのだから
…敗北は終わりではない。我が王は不死、いつか、より強く蘇る
そのために私も、為すべきことを為すとしよう
自分の主人が殺されているのに、不気味なくらい冷静ですね、、、
そして最後に「為すべきことを為す」と発言しています。
この「為すべきこと」とは「ライカードを喰うこと」です。
タニス
ああ、貴公か…
まだ、待っていてくれ
我が王の身体は大きく、中々に食べきれぬ
ライカードよ、どうか、私の内に宿ってください
私は貴方の蛇、そして貴方の家族になりたい
そして今度こそ、共に神を喰らいましょうぞ…
タニスの目的
そもそも、タニスはライカードの「神を喰う」という壮大な野望に惹かれていたのだと考えられます。
タニスが「神を喰う」という野望に惹かれていたことは、「側妃装備」のテキストで示唆されています。
側妃装備
かつて、異国の踊り子であったタニスは
ライカードに見初められ、側妃となった
そして、彼が冒涜の大蛇となった時
人として唯一人、その元に残った
タニスはあの時初めて
ライカードに惹かれたのだ
そう考えると、ライカードが死んだ後のタニスが冷静であったことも理解できます。
なぜなら、「神を喰う」という野望は、たとえライカードが死んだとしても消えることはないためです。
そして、死んだライカードに代わって「神を喰う」という野望を達成することこそが、タニスのいう「為すべきこと」であったというわけです。
おわりに
以上でタニスの解説を終了いたします。
また、エルデンリングはストーリーの解説が極端に少ないので全貌が把握しにくいですよね。
そこで他の記事では、エルデンリングの全エンディングの解説や、エルデンリングのストーリー全体の解説などもしています。
また、一覧は以下です。
<神・王・女王>
大いなる意志、二本指・三本指、エルデの獣
マリカ・ラダゴン、ゴッドフレイ&ホーラ・ルー、満月の女王レナラ
竜王プラキドサクス、宵眼の女王
<デミゴッド>
聖樹のミケラ、腐敗のマレニア
魔女ラニ、星砕きのラダーン、冒涜の君主ライカード
死王子ゴッドウィン、血の君主モーグ、忌み王モーゴット
接ぎ木のゴドリック
<NPC>
メリナ、聖女トリーナ
死衾の乙女フィア、忌まわしき糞喰い、輝ける金仮面、百智卿ギデオン
シャブリリ、ハイータ
魔術師セレン、魔術教授セルブス、エンシャ、ネフェリ・ルー
タニス、ラーヤ
ブライヴ、イジー
白面のヴァレー、背律者ベルナール、血の狩人ユラ
しろがねのラティナ、アレキサンダー、ディアロス、トープス、ミリセント&ゴーリー、円卓の騎士ヴァイク、ヒューグ、ローデリカ、亜人のボック、死を狩る者D、パッチ、ロジェール、ゴストーク、ケネス・ハイト、復讐者エドガー
<ボス・敵>
黒き剣のマリケス、神肌の使徒、巨人、ラダゴンの赤狼、アステール、祖霊の王
白王・黒王、しろがね人、銀の雫、死儀礼の鳥、ミミズ顔
<その他重要な要素>
エルデンリング、黄金律、褪せ人、忌み子、坩堝、死のルーン、破砕戦争、陰謀の夜、エンディング
<DLC>
影の地、神の門
串刺し公メスメル、双月の騎士レナーラ、蕾の聖女ロミナ、宿将ガイウス、指の母メーテール、暴竜ベール、神獣獅子舞、黄金カバ、泥濘の騎士、指の母ユミル
針の騎士レダ、落葉のダン、ティエリエ、純血騎士アンスバッハ
そして、「フロム以外の死にゲーも挑戦してみたいよ!!」って方は、以下のゲームがおすすめです。
また、ツイッターもやっていますのでフォローしていただけると嬉しいです。
出所:ELDEN RING © 2022 From Software Inc. All Rights Reserved.