ELDEN RINGのNPCに「ロジェール」という人物がいます。
なんでも、陰謀の夜の真相を探っている人物なんだとか、、、、
また、「ロジェールの刺剣+8」にはお世話になった人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、ロジェールの正体について考察していきます。
陰謀の夜の真相を探求
ロジェールの正体は、陰謀の夜の真相を探し求めている魔術剣士です。
さて、このロジェールですが、ゲームが進行すると途中から歩けなくなってしまいます。
そして、このロジェールが歩けなくなってしまった原因こそが、陰謀の夜の真相を探していたことと関連しています。
ロジェール
ストームヴィルの地下にあった、異形の躯ですか
…あれは遺物なのですよ。黒き刃の陰謀、そう呼ばれる凶刃の夜の
古い黄金樹の盛期、まだエルデンリングが砕ける前
何者かが、黒き剣のマリケスから死のルーンの欠片を盗み
冷たい夜に、黄金のゴッドウィンを弑したのです
それは、歴史上はじめてのデミゴッドの死であり
エルデンリングが砕け、破砕戦争が起こる、その切欠になったと言われています
…私は元々、学者志望でしてね、その陰謀をずっと調べているんです
現状の世界の歪み、それを正そうとするのなら
その契機を知る必要があるのでないか、とね
…まあ、お陰でこのあり様ですけどね
貴方も注意してください。あの躯に、触れすぎないように
陰謀の夜で殺されたゴッドウィンの遺体を調べようとして、このあり様(=歩けなくなること)になってしまったと述べています。
実際、ストームヴィル城の地下に行くと、ゴッドウィンの遺体に近づいたことで、呪いの根に貫かれているロジェールを見ることができます。
黄金律に死の回帰を目指す
ロジェールは黄金律に死の回帰を実現しようとしています。
つまり、マリカやフィアとは同じ立場であり、二本指やDとは対立する立場になります。
死の回帰とは、かつて黄金律から取り除かれた死という概念を、再び黄金律に取り入れることを指します。
死王子の修復ルーン
それは、2つの欠環が合わさった聖痕であり
死に生きる理を、律の一部とするものである
黄金律は、運命の死を取り除くことで始まった
ならば新しい律は、死の回帰となるであろう
この死の回帰をロジェールが実現しようとしていることは、ロジェールの以下のセリフで示唆されています。
ロジェール
…とても、興味深いことです
かつて黄金律が、対立する理をすら受け入れる、寛容なものであったのなら
それが砕け、歪み、修復が必要となった今こそ
…そうしたあり様が重要であろうと思えるのです
しかし、黄金律に死の回帰をすることは二本指の考えとは真逆であるため、二本指側であるDとロジェールは対立することになります。
ロジェール
ああ、Dをご存じでしたか
…あいつは、古い友です
お互いに死を探っていた縁で、一時旅を共にしたことがあるんですよ
けれど、道は別れました。もう、交わることはありません
…けれど友とは、往々にそういうものでしょう
ロジェール
…やはり、貴方には話しておくべきでしょう
死に生きる者たちをご存じですか?
黄金律の理から外れ、死に生きる者たち
Dなどに言わせれば、その存在すら許されぬ、穢れた者たち
…私が、呪痕を求めるのは、彼らを救いたいからなのです
D
…貴公、ロジェールを知っているか?
円卓の露台に隠れ潜む、哀れな男を
…かつては、優れた魔剣士だった
聡明で、飄々としながらも、何事にも動じぬ芯があった
だが、今はどうだ
穢れた棘に貫かれ、世迷言を繰り返す
見るに耐えぬ半屍だ
…貴公、覚えておくがよい
あれが、死に生きる者たちに惑わされた末路
導きの穢れは、人を蝕み…、壊すのだとな
ロジェールはDと仲直りしたい感じを受けますが、Dの方はだいぶロジェールのことを憎んでいるような印象を受けますね。
いずれにせよ、かつての仲間が袂を分つのは悲しいものですね、、、、
最期は眠りながら死亡
ロジェールの最期は、眠りながらの死亡です。
ロジェールは死亡する直前に、以下のような発言をしています。
ロジェール
…一応、貴方には伝えておきましょうか
実は、最近強い眠気があるのです
…深く、とても深く、眠ってしまいそうな
もしかして、ご迷惑をお掛けするかもしれませんから
予め、謝罪しておこうかと
…貴方は怖い人ですからね
上の発言の次に話しかけた時には、ロジェールは眠りながら死んでおり、そこには「ロジェールの手紙」が残されています。
ロジェールの手紙
ひとつ、伝え忘れていました
Dには弟がいたようです
永遠の都ノクローンの傍ら
水道橋で、ずっと眠っているのだと
そして彼はその先で
かの死王子に見えたのだと
上のロジェールの話から、Dの弟は眠りながら死王子(=ゴッドウィン)に会ったことがわかります。
さて、この「眠り」について考察していきましょう。
まず、ゲーム中で眠っている人物は3人います。
そのうちの二人は上述したロジェールとDの弟です。
そして最後一人がラニです。
ラニは、主人公にノクローンの秘宝を取ってくるように命令した後に眠りにつきます。
ラニ
…ああ、ひとつ伝えておこう
私はもうすぐ、眠りにつく
暫くは目覚めないだろう
人形の身体とは、かくもままならぬものなのだ
…そして、期待しておこう
次の目覚めに、吉報がもたらされていることを
さて、このロジェール、Dの弟、ラニの3人に共通している点とはなんでしょうか?
それは、半分死んでいるという点です。
まず、ロジェールが半分死んでいるということは、ロジェールの以下の発言からわかります。
ロジェール
まして私は、半ば死に侵された身。きっと見えるものがあるはずです
Dの弟が半分死んでいることは、「眠りの中で死王子(=半分死んでいるゴッドウィン)に会った」ということから推察されます。
そして、ラニはご存じの通り半分死んでいますね。
以上の話をまとめると、眠りとは死の前段階を示唆しているのではないかと推察されます。
さらに言うと、眠りとは魂が死にかけている状態であると考えられます。
魂が死にかけることで眠りに落ちることはこちらの記事で解説しています。
つまり、ロジェールは魂を殺す呪いの棘に貫かれたダメージで魂が徐々に死に向かっており、いよいよ本当に死んでしまうとなったために強い眠気を感じたのだと解釈できます。
おわりに
以上でロジェールの正体の考察を終了いたします。
また、エルデンリングはストーリーの解説が極端に少ないので全貌が把握しにくいですよね。
そこで他の記事では、エルデンリングの全エンディングの解説や、エルデンリングのストーリー全体の解説などもしています。
また、一覧は以下です。
<神・王・女王>
大いなる意志、二本指・三本指、エルデの獣
マリカ・ラダゴン、ゴッドフレイ&ホーラ・ルー、満月の女王レナラ
竜王プラキドサクス、宵眼の女王
<デミゴッド>
聖樹のミケラ、腐敗のマレニア
魔女ラニ、星砕きのラダーン、冒涜の君主ライカード
死王子ゴッドウィン、血の君主モーグ、忌み王モーゴット
接ぎ木のゴドリック
<NPC>
メリナ、聖女トリーナ
死衾の乙女フィア、忌まわしき糞喰い、輝ける金仮面、百智卿ギデオン
シャブリリ、ハイータ
魔術師セレン、魔術教授セルブス、エンシャ、ネフェリ・ルー
タニス、ラーヤ
ブライヴ、イジー
白面のヴァレー、背律者ベルナール、血の狩人ユラ
しろがねのラティナ、アレキサンダー、ディアロス、トープス、ミリセント&ゴーリー、円卓の騎士ヴァイク、ヒューグ、ローデリカ、亜人のボック、死を狩る者D、パッチ、ロジェール、ゴストーク、ケネス・ハイト、復讐者エドガー
<ボス・敵>
黒き剣のマリケス、神肌の使徒、巨人、ラダゴンの赤狼、アステール、祖霊の王
白王・黒王、しろがね人、銀の雫、死儀礼の鳥、ミミズ顔
<その他重要な要素>
エルデンリング、黄金律、褪せ人、忌み子、坩堝、死のルーン、破砕戦争、陰謀の夜、エンディング
<DLC>
影の地、神の門
串刺し公メスメル、双月の騎士レナーラ、蕾の聖女ロミナ、宿将ガイウス、指の母メーテール、暴竜ベール、神獣獅子舞、黄金カバ、泥濘の騎士、指の母ユミル
針の騎士レダ、落葉のダン、ティエリエ、純血騎士アンスバッハ
そして、「フロム以外の死にゲーも挑戦してみたいよ!!」って方は、以下のゲームがおすすめです。
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