呪術廻戦229話では、魔虚羅が五条の無量空処に適応したことで、五条 vs 宿儺の均衡が崩れました。
呪術廻戦230話では、五条、宿儺ともに領域を展開できなくなるほどのダメージを負っていることが明らかになりました。
また、呪術廻戦を読み込んでいる筆者でも呪術廻戦230話は特に難解でした、、、、
この記事では、呪術廻戦230話のわかりやすい解説を記載しています。
伏黒の魂が適応を肩代わり
呪術廻戦230話では、魔虚羅が無量空処に適応できた理由が明らかになりました。
その理由は、伏黒の魂が適応を肩代わりしていたとのことです。
魔虚羅の適応を宿儺が肩代わりできることは、宿儺 vs 万の戦いの描写からすでにわかっていました。
しかし、魔虚羅の適応を伏黒の魂で肩代わりできることは新情報です。
宿儺は五条の領域展開に対して、実は伏黒への無量空処の必中効果を相殺していませんでした。
ここの表現が難解なので、以下に筆者の解釈を載せます。
呪術廻戦230話の説明
5度の領域展開
相殺した必中命令は
五条悟の「領域内の全て」と宿儺の「領域内の自分以外の全て」
彼への必中命令は相殺していない
筆者の解釈
「五条の無量空処の必中効果」と「宿儺の伏魔御廚子の必中効果」が打ち消しあった。
しかし、この時の宿儺は伏黒への無量空処の必中効果だけはあえて相殺しなかった。
以上の解釈から、五条と宿儺が領域の中で戦っている間、伏黒の魂は無量空処を受け続けていたと考えられます。
したがって、伏黒は少なくとも6分以上は無量空処を受け続けていたことになります。
呪術廻戦11巻での0.2秒の無量空処ですら、特級呪霊を5分以上気絶させることができるため、伏黒が生身だったら確実に死んでいたはずです。
魂状態で6分以上も無量空処を受けた時にどうなるかは全く不明です。
230話ではかろうじて目は開けていたので死んではいないはずです、、、、
宿儺が領域に付与した術式しか使用しない理由
五条は呪術廻戦228話で、宿儺が領域に付与した術式しか使用しないことを疑問に思っていました。
その答えは、実は宿儺は既に隠れて十種影法術を使用していたとのことでした。
本来であれば、十種影法術を使って魔虚羅の適応を肩代わりする時には宿儺の頭の上に法陣が出るはずなのですが、今回宿儺は伏黒の魂を使って魔虚羅の適応を肩代わりさせたので、宿儺の頭の上には法陣が出ていませんでした(伏黒の魂の頭の上には法陣が出ていた)。
なので、五条の六眼を持ってしても、宿儺が十種影法術を使っていたことは見抜けなかったようです。
ただし、宿儺も領域展延の発動中はいかなる術式も使用できないので、十種影法術を使って伏黒に適応をさせていたのは、宿儺が領域展延を発動していない時間だけとのことでした。
(なので、宿儺は領域展延を発動している間、領域に付与した術式だけで五条と戦っていた)
生得術式の修復の原理
呪術廻戦230話では、反転術式によって生得術式の修復する原理が明らかになりました。
その原理とは、術式の刻まれた脳を一度破壊してから修復することで、術式をリセットするというものでした。
例えるなら、オーバーヒートしたエンジンを冷まして使用するのではなく、新しいエンジンを作って使用するというイメージです。
ここで疑問なのは、「術式は脳に刻まれているのか?」という点です。
これまでの設定では、術式は肉体に刻まれていたはずです。
だからこそ羂索は脳を入れ替えることで、元の肉体に刻まれた術式を使用できたはずです。
そう考えると、術式が脳に刻まれているというのは後付け設定である可能性があります。
ただ、術式が脳と肉体の両方に刻まれているという解釈も考えられます。
(その場合、肉体に刻まれた術式が焼き切れた時に反転術式で修復する原理がわからなくなりますが、、、)
どっちが正しいのか分かり次第追記していきます。
五条、宿儺は領域展開できず
五条は上記の反転術式による生得術式の治癒と領域展開を多用した結果、脳が限界を迎えました。
そして、これ以上領域を展開できなくなりました。
これは、呪力切れというよりは、脳の不可の問題のように思えました。
なので、まだ術式自体は使用できるのだと予想しています。
一方、五条の限界を見た宿儺は「じゃあな最強、俺がいない時代に生まれただけの凡夫」という名言を残して、領域を展開しようとしました。
しかし、10秒間の無量空処を受けた宿儺も、領域を展開できない程のダメージを受けたことが明らかになりました。
ここで疑問なのが、「宿儺はいつ10秒間の無量空処を受けたのか?」ということです。
これはおそらく、5度目の領域展開の時だと思われます。
5度目の領域展開で宿儺は0.01秒だけ無量空処を受けていましたが、その後五条が宿儺の心臓を貫き、宿儺の領域が崩壊しました。
それによって、宿儺は追加で10秒程度の無量空処を受けたのだと推察されます。
第2ラウンド
230話の最後は「両者譲らず最強決戦はラウンド2へ!!」と締められていました。
一応両者まだ術式は使用できると思うので、来週は術式対決になるのではないかと予想しています。
ただ、宿儺は魔虚羅の適応を始めているので、五条は早々と宿儺を倒す必要があります。
(宿儺は魔虚羅が破壊されることを恐れているのですが、「破壊された式神の能力は他の式神に引き継がれる」ので、あまり気にする必要もないのかと個人的には思います。ただし、この設定は作者に忘れられている可能性が高いです、、、)
来週を楽しみに待ちましょう。
おわりに
以上で呪術廻戦230話の解説を終了致します。
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