エルデンリングの強すぎる最初の壁と呼ばれているのが「忌み鬼、マルギット」です。
一方、物語中盤の壁として登場するのが「忌み王、モーゴット」です。
おそらく多くの人が、
「マルギットとモーゴットって見た目も動きも似ている!?」
「もしかして兄弟か何か??」
「なぜ褪せ人を狙ってくるの??」
といった疑問をお持ちかと思います。
そこで今回はマルギットとモーゴットの正体について考察していきます。
モーゴットはマリカとゴッドフレイの子供
まずはモーゴットについて解説していきます。
モーゴットはマリカとゴッドフレイの子供です。
モーゴットがマリカとゴッドフレイの子供であることは、以下の4つのテキストをつなぎ合わせることでわかります。
指読みのエンヤ
…けれども、あんた、気を付けることだね
デミゴッドたちは、皆が女王マリカの直接の子
ただ接ぎ木のゴドリックだけが、遠い子孫にあたり…
故に神の血は薄く、最も弱かったのだから
ギデオン
私と円卓が、まだ居場所を知らぬデミゴッドは、4人いる
無垢なる黄金、聖樹のミケラ
その双子、不敗の剣マレニア
レナラの娘、月の王女ラニ
そして、血の君主と呼ばれる何者か
モーグの大ルーン
モーグは、モーゴットの双子の兄弟であり
その大ルーンもまた、似通っている
しかしモーグは、それを呪われた血で染めた
地の底で、生まれついた穢れを愛したのだ
モーゴットの大ルーン
その大ルーンは、幹を持つ要の輪であり
それは二つの事実を示している
忌み王が、黄金の一族として生まれたこと
そして、確かにローデイルの王であったことを
指読みのエンヤの話から、ゴドリック以外のデミゴッドは皆マリカの直接の子供であることがわかります。
そして、ギデオンの話から、血の君主(=モーグ)がデミゴッド(=マリカの直接の子供)であることがわかります。
さらに、モーグの大ルーンのテキストから、モーゴットもマリカの直接の子供であることがわかります。
最後に、モーゴットは黄金の一族(=ゴッドフレイの一族)であることから、モーゴットはマリカとゴッドフレイの子供であると結論できます。
モーゴットは忌み子
モーゴットの生い立ちについては「忌み王の追憶」のテキストに以下のように記載されています。
忌み王の追憶
祝福なき忌み子として生れ落ちてなお
モーゴットは、黄金樹の守人であろうとした
愛されたから、愛したのではない
彼はただ愛したのだ
「祝福なき忌み子として生れ落ちてなお」という文章から、モーゴットは忌み子として生まれてきたことがわかります。
ここで、「忌み子」がどのような存在なのかという疑問があると思います。
結論を言うと、「忌み子」とは「血が呪われている子供」のことであると推察されます。
その根拠の一つとして、「モーゴットの呪剣」のテキストに以下のように記載されています。
モーゴットの呪剣
その刃は、彼が忌避し封じ込めた
呪われた血の変容した様である
この文章から、モーゴットの血は呪われていることがわかります。
ちなみに、先程も述べましたが、モーゴットにはモーグという双子の兄弟がいるのですが、このモーグの血も呪われていることが「モーグの大ルーン」のテキストからわかります。
モーグの大ルーン
モーグは、モーゴットの双子の兄弟であり
その大ルーンもまた、似通っている
しかしモーグは、それを呪われた血で染めた
地の底で、生まれついた穢れを愛したのだ
上の文章を見る限り、モーグはモーゴットと異なり血の呪いを愛していたようですが、、、、
モーゴットの使命は黄金樹を守ること
ここまでで、モーゴットは忌み子であると説明しました。
忌み子の末路については、「王家の忌み水子」というアイテムのテキストで以下のように書かれています。
王家の忌み水子
王家の忌み赤子は、角を切られることはない
その替り、誰にも知られず、地下に捨てられ
永遠に幽閉される
そしてひっそりと、供養の像が作られる
つまり、忌み子は生まれた瞬間に死んだことにされて、誰にも知られることなく永遠に地下に幽閉されるということです。
ひどいですね、、、、
しかし、なぜ永遠に地下に幽閉されているはずのモーゴットが地上に出て褪せ人と戦っているのでしょうか?
これは推測ですが、モーゴットの戦闘力が高かったため、戦闘員としての利用するために地上に放されたのではないかと推察されます。
これは「忌み鬼のマント」のテキストに記載されています。
忌み鬼のマント
破砕戦争において、数多の英雄を狩った忌み鬼は
黄金樹に挑み、王たる野心を抱く者たち
そのすべての悪夢である
ここでいう「忌み鬼」はマルギットでありモーゴットであると考えてください。
後で解説しますが、忌み鬼マルギットはモーゴットと同一人物であると考えられます。
この文章からも、モーゴットは破砕戦争において多くの挑戦者を返り討ちにするほどの強さがあったことがうかがえますね。
また、「黄金樹に挑み、王たる野心を抱く者たちそのすべての悪夢である」文書から、モーゴットは黄金樹を守る使命を与えられていたのだと考えられます。
もっとも、モーゴット自身は使命ではなく己の意志で黄金樹を守っていたようです。
これは先程紹介した「忌み王の追憶」というアイテムのテキストに記載されている通りです。
忌み王の追憶
祝福なき忌み子として生れ落ちてなお
モーゴットは、黄金樹の守人であろうとした
愛されたから、愛したのではない
彼はただ愛したのだ
自らは黄金樹に愛されなかったのに、無償の愛で黄金樹を守っているのはモーゴットは何か悲しい存在ですね、、、、
マルギットとモーゴットは同一人物
マルギットとモーゴットが同一人物である根拠は以下の通りです。
マルギットとモーゴットが同一人物である根拠
1, 見た目が同じ。角の生え方から顔のあざの位置と形まで同じ。
2, マルギットの拘束具でモーゴットも拘束可能。
3, 声が同じ。
4, 「野心の炎」というワードを多用。
5, マルギットを倒さずに先にモーゴットを倒すと、マルギットも倒したこと(トロフィー獲得)になり、マルギットと戦えなくなる。
6, マルギットを倒した時のエフェクトが金色であり、金色は思念体を表す。
7, 英語の綴りが、Margit (マルギット)とMorgott (モーゴット)で似ている。
これだけの状況証拠があるので、マルギットとモーゴットは同一人物であると考えて良いかと思います。
より正確にはマルギットはモーゴットの思念体であると考えられます。
根拠の一つとして、マルギットを倒した後にマルギットが以下のように語り、王都周辺でマルギットと同じ見た目の敵と戦うことができることが挙げられます。
マルギット
・・・覚えたぞ、褪せ人よ
野心の火に焼かれる者よ
怯えるがよい。夜の闇に
忌み鬼の手が、お前を逃しはしない・・・
このマルギットと同じ見た目の敵は、モーゴットが作り出した思念体であると解釈すれば「忌み鬼の手が、お前を逃しはしない・・・」というセリフとも合致しますね。
おわりに
以上でモーゴットとマルギットの正体に関する考察を終了いたします。
モーゴットは忌み子として迫害されてきたにも関わらず、黄金樹を無償の愛で守り続けているモーゴットは、褪せ人にとっては敵ではありますがなかなか愛情が深いやつだと個人的には思います。
そこで他の記事では、エルデンリングの全エンディングの解説や、エルデンリングのストーリー全体の解説などもしています。
また、一覧は以下です。
<神・王・女王>
大いなる意志、二本指・三本指、エルデの獣
マリカ・ラダゴン、ゴッドフレイ&ホーラ・ルー、満月の女王レナラ
竜王プラキドサクス、宵眼の女王
<デミゴッド>
聖樹のミケラ、腐敗のマレニア
魔女ラニ、星砕きのラダーン、冒涜の君主ライカード
死王子ゴッドウィン、血の君主モーグ、忌み王モーゴット
接ぎ木のゴドリック
<NPC>
メリナ、聖女トリーナ
死衾の乙女フィア、忌まわしき糞喰い、輝ける金仮面、百智卿ギデオン
シャブリリ、ハイータ
魔術師セレン、魔術教授セルブス、エンシャ、ネフェリ・ルー
タニス、ラーヤ
ブライヴ、イジー
白面のヴァレー、背律者ベルナール、血の狩人ユラ
しろがねのラティナ、アレキサンダー、ディアロス、トープス、ミリセント&ゴーリー、円卓の騎士ヴァイク、ヒューグ、ローデリカ、亜人のボック、死を狩る者D、パッチ、ロジェール、ゴストーク、ケネス・ハイト、復讐者エドガー
<ボス・敵>
黒き剣のマリケス、神肌の使徒、巨人、ラダゴンの赤狼、アステール、祖霊の王
白王・黒王、しろがね人、銀の雫、死儀礼の鳥、ミミズ顔
<その他重要な要素>
エルデンリング、黄金律、褪せ人、忌み子、坩堝、死のルーン、破砕戦争、陰謀の夜、エンディング
<DLC>
影の地、神の門
串刺し公メスメル、双月の騎士レナーラ、蕾の聖女ロミナ、宿将ガイウス、指の母メーテール、暴竜ベール、神獣獅子舞、黄金カバ、泥濘の騎士、指の母ユミル
針の騎士レダ、落葉のダン、ティエリエ、純血騎士アンスバッハ
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